2018年1月23日 公開

牧師様から授かった「幸せな結婚生活を送る10のルール」

筆者がアルゼンチン人嫁と結婚したとき、「幸せな結婚生活を送る10のルール」を87歳の牧師様から受け取りました。どのルールも金言ばかり。実は、この「10のルール」は子育てにも通じます。今回は「幸せな結婚生活を送る10のルール」をシェアしたいと思います。

60年以上仲睦まじい夫婦。その秘訣とは?

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約3年前、私はアルゼンチンで結婚宣誓式をあげました。参加者は嫁の家族、親戚、友人、そして義父母の知り合いである87歳の牧師様が来てくれたのです。牧師様が誓いの言葉を述べた後、夫婦となったばかりの私たちに授けてくれたのが「幸せな結婚生活を送る10のルール」。

奥様と60年以上共に時を過ごし、今でも仲睦まじい二人が毎日見ているルールだそうです。「10のルール」は聖書に基づいて作られています。アルゼンチンの宗教は、キリスト教。国民の大半がキリスト教徒であり、この牧師様はプロテスタントです。現ローマ教皇、パパ・フランシスコはアルゼンチン出身なんですよ。

この「幸せな結婚生活を送る10のルール」を私のTwitterアカウントで投稿したところ、かなりの反響がありましたのでそのツイートをまずご紹介させていただきます。

意識しないと実践できない「10のルール」内容

「10のルール」の原文はスペイン語で書かれていました。スペイン語の原文を翻訳すると以下の通りになります。

1.二人が同時に怒ってはいけない
2.家が燃えていない限り、怒鳴り合ってはいけない
3.どちらかが口論で勝つ必要があるならば、伴侶に勝たせてあげなさい
4.どうしても注意する必要があるときは、愛情をもって行いなさい
5.過去の過ちを未来に持っていってはいけない
6.互いに我慢強くなりなさい
7.夫婦間の問題を解決しないで就寝してはいけない
8.最低でも一日一回は伴侶に素敵な言葉をかけなさい
9.あなたが悪いときは、そのことを認めて謝りなさい
10.問題の話し合いをしているとき、よくしゃべる方が過ちを犯している

一見すると目新しいことはありません。しかし、意識しなければ実践するのが難しいものばかりです。私は「10のルール」を携帯の待ち受けに設定して、毎朝見るようにしています。

結婚生活で特に守りたい4つのルール

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夫婦仲は、子育てに大きな影響を与えます。子どもたちに「どうやって夫婦を見分けられるか?」と尋ねたところ、「互いに怒鳴り合っていたら夫婦」と答えた子どもが多かったという調査があるそうです。

子どもは、私たち親の姿を見ています。夫婦の問題を隠していても、子どもは勘付きます。夫婦仲は、子どものメンタルに大きな影響を与えるのです。

夫婦が幸せだと、二人の姿を見ている子どもも幸せになります。子どものためにも、ぜひ「10のルール」を意識していただきたいです。ここからは数あるルールの中でも、私が特に意識しているものを紹介させていただきます。

まずは、1つ目の「2人が同時に怒ってはいけない」と2つ目「怒鳴り合ってはいけない」。互いにカッとなって、怒鳴り合いの喧嘩をしたことはありませんか?怒鳴り合いは「話し合い」ではありません。相手の怒りが爆発しているからと、自分も怒ったら何も解決しませんよね。喧嘩になりそうになったら、このルールを思い出して、冷静に話し合いをするように意識しています。

次は、6つ目の「互いに我慢強くなりなさい」。どんなにパートナーを愛していても、長い結婚生活では数多くの不満を募らせることになるでしょう。小さな不満に腹を立てていては、ストレスが溜まるばかりです。完璧な人間はいません。時には我慢をし、相手の良いところに目を向けるのが重要です。幸せな結婚生活は自分次第。結局のところ、幸せな結婚生活は作ってもらうものではなく、自分で作るものです。

最後は、8つ目の「1日1回は伴侶に素敵な言葉をかけなさい」。アルゼンチンはラテンな国だけあり、愛情表現が非常に豊富です。私たち夫婦の場合で言うと、国際結婚あるあるの毎日の「愛してる」やキスは当たり前、そして1分以上の長いハグも毎日しています。

一緒にいる時間が長くなるほど、パートナーとの時間が当たり前になってしまいます。しかし、愛する人との時間は特別なもの。愛情表現をしたり、子どもの前でも褒め言葉や感謝の言葉をかけるようにしましょう。

子育てにも通じる10のルール。特に意識したいのは?

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「10のルール」は、夫婦関係だけではなく、育児にも当てはまります。ここからは、特に意識したい3つのルールを紹介します。

5番目の「注意をするときは愛情をもって行いなさい」は大切ですよね。アルゼンチン嫁と子育てをしていて、そして周囲のアルゼンチン人を見ていて気付いたことが一つあります。彼らは絶対に子どもを怒鳴りません。注意するときこそ、優しく子どもに話しかけます。

怒鳴っても、怒りながら注意しても、本当に伝えたいメッセージは相手に届きません。研究では、怒鳴ると子どもに恐怖心を与えるだけではなく、子供が暴力的になるリスクを高めることも判明しています。愛情をもって優しく注意することが重要です。

8番の「素敵な言葉を1日に1回はかける」は、数多くのアルゼンチン人が実践しています。とにかくアルゼンチン人は、子どもを溺愛します。ほんのちょっとの成長も感激して褒めて、いつどこにいても「大好きモード」全開です。毎日たっぷりの愛情を受けて育った子どもたちもまた、愛情表現が上手な大人へと育ちます。

9番の「悪いことは認めて謝る」は、常に心がけておきたいですよね。子育てをしていると、必ず子どもではなく自分に非があることが出てきます。その時に変なプライドや意地は捨てて、素直に謝れるようになりたいですね。

まとめ~子どもと一緒に実践したい10のルール

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今回シェアさせていただいた「10のルール」は、夫婦間・子育てだけではなく、あらゆる人間関係に通じます。牧師様は成人されているお子さまが4人いますが、昔から家族みんなで聖書と「10のルール」を読むように努めているそうです。

もし興味を持っていただければ、私がTwitterでアップした画像を保存して頂いても構いません。そして、ぜひパートナーと一緒に、お子さまと一緒に「10のルール」を意識してください。必ず役に立つ日が来るでしょう。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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WRITER

奥川駿平 奥川駿平  2015年大学卒業後にアルゼンチン人嫁と結婚するために移住。同年8月には息子が生まれ、現在はフリーライターとして活動中。アルゼンチン人のユニークな子育て情報について発信します。