2019年03月10日 公開

昆虫採集へ出かけよう!道具や準備は何が必要?

昆虫は子どもにとっても身近な生き物ですが、実際に捕まえてみることで、より自然への学びを深めることができます。昆虫を捕まえるには道具や準備が大切。今回は昆虫採集を楽しむための道具や準備を紹介します。子どもと楽しい昆虫採集へでかけましょう。

昆虫は子どもにとっても身近な生き物ですが、実際に捕まえてみることで、より自然への学びを深めることができます。昆虫を捕まえるには道具や準備が大切。今回は昆虫採集を楽しむための道具や準備を紹介します。子どもと楽しい昆虫採集へでかけましょう。

昆虫採集に行こう!

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子どもが昆虫に興味を持つようになったら、昆虫採集へ連れて行ってあげましょう。適した時期や時間帯、場所を考えることで、より学びの多い時間にできます。

昆虫採集の時期や時間帯

捕まえる昆虫の種類によって、春から秋まで長く楽しめます。春はサナギから姿を変えたチョウや、冬眠から目を覚ますダンゴムシ。夏はカブトムシなど人気者の昆虫、そして秋はコオロギやスズムシなど童謡に登場する虫たちが、子どもの好奇心をくすぐるでしょう。

季節で出会える昆虫が変わるので、昆虫の生態や気候の変化に対する疑問や学びにもつながります。

なお、昆虫採集は朝や夕方の過ごしやすい時間帯がおすすめです。子どもは昆虫の魅力に夢中になり、時間を忘れて没頭することも。夏場に長時間外にいて無理をしないよう気をつけてください。

昆虫採集ができる場所

昆虫と出会えるのはやはり自然豊かな場所。緑の多い原っぱや森林公園、雑木林を探してみましょう。

ただし、採集しようと思った土地が、私有地や特別保護区などに指定されていないかは確認しておいてください。また、川沿いや草木が茂った土手などは足元が見えず、危険なこともあります。

都心部の場合、近所で気軽に昆虫採集とはなかなかいきません。帰省や旅行で里山を訪れた際に昆虫採集に挑戦すると、子どもにとっても良い思い出になるでしょう。

昆虫採集の注意事項

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服装は長袖・長ズボンで

昆虫採集ができるような自然豊かな場所では、服装にも工夫が必要です。葉や木の枝でケガをすることがないよう、長袖長ズボン、軍手、帽子などを着用しましょう。肌の露出を防ぐことで、虫刺され予防にもつながります。足元は長靴だとさらに安心です。

危険な生き物に注意

また、自然豊かな場所には危険な生きものいます。たとえば、カブトムシが集まる樹液はスズメバチにとっても大好物。集まる虫を狙ってムカデもやってきます。危険な生きもの、またはその巣を子どもが刺激することがないよう注意しましょう。

昆虫採集に必要なグッズ

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昆虫採集に必要な道具は下記のとおり。虫を捕まえるためのグッズはもちろん、子どもの身を守るグッズもしっかり準備を整えましょう。

・虫取りあみ
・虫かご
・ピンセット(すき間に入った昆虫を引っ張り出すときなどに便利です)
・ライト(暗がりや樹皮の隙間を照らすため)
・虫眼鏡(観察用)
・虫よけスプレー
・絆創膏など応急処置ができるもの

捕まえる昆虫によって、柄の長さの違う虫取りあみを使うことも必要です。伸縮タイプを用意するなど工夫しましょう。また、チョウなど羽がある虫を捕まえたいときは、三角紙(※)があると羽をいためずに持ち帰ることができます。

(※)三角紙とは
翅(はね)の傷つきやすい昆虫を一時的に保管する、三角形に折りたたんだ紙のことです。折り紙のように折って作ります。複雑ではないので手作りもできます。
昆虫の羽根を閉じた状態で優しく三角紙に挟み、保管・観察をします。パラフィン紙は少し透けているので観察しやすく、また、つるつるしていて昆虫の翅を傷つけにくいので三角紙に適していますが、あまり硬すぎない紙であれば他の紙でも代用できます。

カメラや図鑑で学びを深める

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年齢や興味によっては、さらに学びを深めるために図鑑やカメラを用意するのがおすすめ。図鑑があればその場で昆虫の名前や生態を知ることができます。携帯用の小さな図鑑が便利です。

また、カメラがあればあとからゆっくりと写真を見直して振り返ることができます。図鑑と見くらべながら種類を調べるなど、おうち知育にもつながるでしょう。必要以上に虫を捕まえることなく、記録することができるという意味でも重宝します。

準備を整えて昆虫採集を楽しもう

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身近な生きものに興味を持つことは、しぜん科学への第一歩です。年齢によっては昆虫採集日記もつけてみるのも良いでしょう。思い出を記録するとともに、振り返りが新たな発見や興味を引き出してくれるかもしれません。

また、昆虫採集に足を運んだときは、静かに野山に入るのがおすすめ。自然のなかで暮らす生き物の息遣いを肌で感じることができます。しっかり準備を整えて、楽しい昆虫採集に出かけましょう。

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この記事のライター