赤ちゃんの定番おもちゃのひとつが「つみき」です。筆者の家にも、お祝いでいただいた、かわいいつみきがあります。つみきのいいところは、発達に合わせて遊び方を自由に変えられるところ。今回は、1歳の赤ちゃんがつみきでどうやって遊ぶのか、体験談を踏まえてご紹介します。
つみきで遊び始めるのはいつから?
つみきは、ゼロから形を作ることで「想像力」が養われ、集中力やバランス力、手先の感覚を鍛えるのにもピッタリの遊び。モンテッソーリ教育においては、つみきを触ったり、並べたりすることで感覚が研ぎ澄まされるともいわれています。
ですが「1歳にはまだつみき遊びは早いかも」と思っていませんか?確かに、1歳になりたての頃は「つみきを重ねて遊ぶ」ことが難しいので、見守るパパママとしてはもどかしい気持ちになるかもしれません。
でも実は、つみきは0歳のときから楽しむことができる知育玩具です。年齢に合わせた遊び方を理解しておけば、発達に合わせて遊びのバリエーションが広がりますよ。
1歳児のつみきの遊び方
1歳半検診では、「つみきを積む」というテストがありますが、その際は手先の発達だけでなく、大人の声かけを理解して動けるかも見られています。つみき遊びを通して、子どもの心や体の発達を実感できそうです。
他にも、つみきを並べてみたり、色や形で分けたり、細かい遊びができるように。「ここにつみきを置いてね」という声かけに合わせて動けるので、一緒に遊ぶのもぐんと楽しくなります。
物の大小も分かるようになっているので、意識して「大きなサイズのつみきの上に、小さなサイズのつみきを重ねる」ことが可能に。1人で上手にコップ重ねをして遊べるので、プレゼントすると喜んで遊んでくれるかもしれません。
0歳児のつみきの遊び方は?
わが家では、上記に加えて、「カゴに入っているのつみきを引っ張り出す遊び」「机の上に置いてみる遊び」「ちょっと投げてみる遊び」などが、つみき遊びの定番でした。
おすわりが安定してきた7~8カ月ごろにつみきを握りはじめ、ハイハイが上手になった10カ月ごろになると、親が積んだつみきめがけて迫ってきて、喜んで倒すようになりました。ちなみに、「つみきを倒す」という行動は、赤ちゃんにとってストレス発散や脳の発達過程のひとつになるといわれています。壊されてもめげずに、高く積み上げてくださいね。
こうして成長を振り返ると、「つみきを重ねて置く」ということは、バランス力や集中力、手先の感覚の大きな成長を感じられる遊びですね!
【体験談】つみきを選ぶときのポイント
わが家では、ミッフィーの小ぶりなブロックを選びました。小さな手でも握りやすそうだったのと、ブルーナカラーの鮮やかさが赤ちゃんにわかりやすいのではと思ったからです。かわいい動物のイラストも描かれているので、将来的に動物園ごっこなどができるのもうれしいな……と想像してこれに決めました。
他にも、
・口に入れてもいいように、お米でできたつみき
・ガラガラとしても遊べるように、音が鳴るパーツがあるつみき
・頭にぶつけても大丈夫なように、クッション素材でできた大きめのつみき
などが候補に上がりました。
わが家では、持ちやすさと色の鮮やかさ、かわいらしさで選んだので、上記の条件は見送ることになりましたが、今後つみきを選ぶ方の参考になればうれしいです。
つみき遊びはどうやって発展していくか
2〜3歳になると、子どもが想像力を働かせて、つみきを組み合わせることができます。「お家」「車」「お城」「お花」といったものを想像しながら作り、楽しみます。この時期には、自分でつみきを色分けして、同じ色のカップに入れるという高度な遊びもできるようになります。
幼稚園に入園するころには、つみきを使ってごっこ遊び(お店屋さんごっこ、レストランごっこ)をするのが楽しくなります。シンプルな形のつみきだからこそ、子どもの想像力をたくさん刺激してくれます。
数が足りない感じがしたら、つみきの数を増やしたり、アーチ型など複雑な形状のものを加えたりして、より楽しく遊べるように手助けしてあげてください。
また、子どもがつみきで作品を作ったら、「これはどんなお花かな?」「かわいくできたね!」など、語りかけて作品を褒めてあげましょう!子どもも楽しくなって、どんどん想像の翼を広げてくれるはずです。
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つみきで手先の感覚を養う!
成長とともにできる遊びが増えていくので、一緒に楽しみながら子どもの成長を実感できるのもうれしいですよね。つみきでたくさん遊んで、手先の感覚や想像力を養いましょう。