2021年04月21日 公開

育休復帰前に考えておきたい!ワーママが仕事と子育てを両立する秘訣とは

育休復帰を経験した筆者が、家事育児と子育てを両立するために取り組んだことや、やっておけばよかったことを紹介します。すでに職場復帰をしたママにも、これから職場復帰を迎えるママにもぜひ知っておいて欲しい便利テクが盛りだくさんです。

育休復帰
新年度が始まる4月は、子どもが保育園に入園し、仕事復帰する予定のママも多いのではないでしょうか。2017年から最長で子どもが2歳まで育休を取得できるようになりましたが、乳児期の子育てはまだまだ大変な時期。復帰後の家事育児と仕事の両立に、不安を抱えているママも多いのでは。
第一子が1歳5か月のときに育休復帰を経験した筆者が、仕事と子育てを両立する秘訣をお伝えします。

【職場編】復帰前にやっておいてよかったこと

産前と同じような働き方は、どうしても難しくなります。私の所属していた部署では、当時ワーママ経験者がおらず、理解を得られるか不安でしたが職場とコミュニケーションを図りながら、スムーズに復帰できました。

育休復帰日は余裕をもった日程を

保育園の入園が決まったら、まずは直属の上司に報告を入れることになるでしょう。しかし、この時点で早々と復帰の日程を決めてしまうのは要注意。保育園によって慣らし保育の期間が違うので、必ず説明会や入園前面談で確認してから会社に伝えましょう。

私の場合ですが、「子どもの様子を見てから慣らし保育の期間を考えたい」という保育園の方針を上司に相談したところ、約1か月後のゴールデンウィーク明けが復帰日になりました。慣らし期間が、少し長いのではと感じたものの、この選択が大正解でした。

いざ入園してみると、息子はなかなか保育園に馴染めずに、誰よりも長めの慣らし期間が必要に。さらに2週目には、今までで一番の高熱を出し夜中に救急病院に走ったこともありました。小児科の先生によると、初めての集団生活では、緊張と疲れから高熱を出す子どもが多いそう。

突然のことだったので驚きましたが、復帰前だったため気持ちの余裕を持って看病できました。また慣らし期間に余裕があると、ママ自身の仕事復帰のための準備にじっくりと取り組めます。

働き方の希望をはっきり伝える

育休復帰が決まると、復帰前面談が行われる会社が多いでしょう。自宅から保育園に連れていくのにどのくらい時間が必要なのか、帰宅後は家事と育児にどのくらいの時間が必要なのかを考え、短勤務が必要ならはっきりと事前に伝えましょう。子どもが3歳になるまでは、全ての会社で短時間勤務制度が認められています。
(厚生労働省短時間勤務制度より)

一例ですが、私の会社は法令より1時間多い最大3時間の時短勤務ができたので、2時間半の時短勤務の希望を伝えました。さらに前例がないようでしたが、休憩時間を15分短縮し、その分退勤時間を早めた勤務を希望したところ、承諾を得られました。

また土日を含むシフト制勤務でしたが、繁忙期以外は平日のみの勤務に変更してもらいました。途中から勤務時間を変更することも可能ですが、時短制度を使っても初めは余裕がなかったので申請しておいてよかったです。

【家事編】復帰前によっておいてよかったこと

家事も育児もある程度時間を費やせた育休中とは違い、復帰後は毎日が時間との戦いに。復帰してから慌てることのないよう、事前の準備と心構えが大切です。

食材宅配サービスやネットスーパーに登録しておく

平日は退勤後、急いで保育園に直行することが多く、スーパーに立ち寄ることが難しくなります。私はどうしても必要な場合のみ、急いで立ち寄りましたが、退社時間と通勤時間を保育園に伝えていたため、基本的にすぐに迎えに行っていました。

週末の食材のまとめ買いが習慣になっていましたが、予定があったり家族の誰かが体調を壊したりすると難しくなることも。そこで、私は生協の宅配と、大手スーパーのネットスーパーを利用していました。ネットスーパーは、注文のタイミングが悪いと、配達希望日時が全て埋まってしまうというデメリットはありますが、生協は毎週同じ時間に玄関先まで配達してくれます。

携帯アプリで休憩時間や通勤時間の合間にも注文ができるので、買い物の時間の短縮にも。不在時は指定の場所に置き配ができ、商品ごとに最適な温度管理がされた状態で届けられます。

なんと冷凍品も配達後24時間以内は品質に問題ないそう。子どもが食べられる半調理食材も多く、未就学の間は宅配料の割引も受けられます。
生協の入会には対面での事前登録が必要ですが、注文の仕方や自分に合っているかどうかを復帰前から確認できそうですね。
(生協HP https://www.coop-takuhai.jp/

生協の配達

時短技のレパートリーを増やす

仕事から帰宅後の家事は大忙しです。特に復帰直後は、保育園から帰ってきた子どもの機嫌が悪いことも。すぐに夕飯の準備に取り掛かりたいのに、なかなか進まない日もよくありました。

手間をかけられないからこそ、簡単においしく作れるレパートリーを増やしておくと重宝します。私がよく活用していたのは、オーブンで焼いている間にお風呂に入れてしまう時短技。また、まとめて買ったお肉は下味につけたものを、解凍後すぐに調理できるように小分けにして冷凍しておくことも。

ご飯ものや麺類は、時間のないときにも簡単にさっと作れますよ。盛り付けにはなるべくワンプレートを使うと、洗い物が少なくなり時短につながります。

ワンプレートの盛り付け例

簡単に作れて、子ども受けのいいレシピを1つご紹介します。

鶏手羽のオーブン焼き 3~4人分
材料 鶏手羽肉300gくらい 塩少々 料理酒 小さじ1程度 ごま油少々(お好みで)

  • 鶏手羽中肉を、スキレットまたは耐熱皿に並べる。
  • 1に塩、料理酒、ごま油をふりかける
  • オーブンまたは、トースターで20分ほど焼く。(焼き加減はお好みで調節してください)子どもが大好な時短メニュー

適当に作ってみたこのレシピが好評で、子どもが1歳の頃からよく作っています。焼き肉のたれやめんつゆ、醤油とみりんなどその日の気分で調味料を変えることも。もちろん鶏もも肉でも作れますが、あまりお肉を好んで食べなかった偏食のわが子が、手羽中だと食いつきが違います。(骨は外れやすいですが、十分に注意してください。)

簡単な工程で作れるレシピが掲載されている書籍も、ぜひ参考にしてみてください。


便利家電を活用して時短につなげる

最近は便利な家電がたくさんありますよね。購入経費はかかりますが、家事時間が短くなることで、子どもと過ごす時間が増え、ママの疲れが軽減できます。

わが家では、便利なものは活用しようと考えた結果、食洗器、乾燥機付き洗濯機、お掃除ロボット、自動調理ができる電気圧力鍋、布団乾燥機などを利用しています。毎日の負担になっている家事が、時短につながりそうなものから導入してみるのをおすすめします。

復帰前にやっておいたらよかったこと

復帰したばかりのころは、毎日をやり過ごすだけで精一杯でしたが、数年経った今思い返すと、こうしておけばもっと気持ちが楽になれたのではと思うことがあります。

パートナーと役割分担について話し合う

育休中からしっかりと家事育児を分担できていることが理想ですが、ママが主に担うケースが多いのではないでしょうか。わが家もまさしくその状況でした。復帰した当初は、夫が仕事で深夜に帰宅する日も多く、それまで通り私が主に家事育児を担当していました。

当時のことを思い返すと、徐々に疲れが蓄積され、イライラをぶつけてしまうこともよくありました。今でこそ、夫は家事育児に以前より協力してくれるように。しかし復帰する前に一度、今後の生活について話し合う時間を持てばよかったと感じています。復帰した後も、状況に応じて話し合いをし、分担を見直してみるのもいいですね。

パートナーに保育園の送迎方法を伝えておく

保育園によりますが、おむつや着替えなどをセットする場所が決まっていたり、到着後に記入するものがあったりとただ先生に引き渡せばいいわけではありません。ママが朝と夕方のどちらも送迎する場合でも、パパも送迎方法を把握していると何かと安心です。

わが家は、私の方が出勤時間が遅いことが多く、退勤も早かったので毎日私が担当していましたが、早出の要請があった日や、時間の余裕がない朝は、代わってもらいたいことも。口頭で伝えても『何をどこに置いたらいいのか分からない』と言われ、断られ続けました。

どうしても代わってもらう必要があった日に、数日前から説明をして、当日の朝はやり方を書いたメモと共に託しました。送迎時に教室内に一人しか入れなかったこともあり、私だけが送迎の仕方を把握していましたが、もっと早い段階で夫と共有しておくべきだったと思います。

緊急時の対応について事前に考えておく

子ども小さいうちは、免疫が低く集団生活では体調を壊しがち。朝起きたときは元気だったはずなのに、保育園に着いてからの検温でちょうど37.5℃だった日には、受け入れを断られてしまった経験もあります。
子どもが病気のときに、夫婦ともに仕事が調整できない場合は、外部サービスを利用することもできます。

中には、事前登録が必要になるものもあるので、復帰前に済ませおくと安心です。体調不良時以外にも、急な残業が発生したときにも依頼ができるものもあります。ただ急な依頼の場合は、対応が難しくなる場合もあるそう。複数のサービスに登録しておくとより安心ですね。特に実家が遠いなど、近くで協力を得ることが難しい場合は検討しておくことをおすすめします。

ファミリーサポートセンター事業

通称ファミサポと呼ばれ、全国で展開しているファミリーサポートセンター事業。地域の中で育児や介護の援助を受けたい人(依頼会員)と行いたい人(提供会員)が会員となり、育児や介護において助け合いを行います。

依頼できる内容も、保育園への送迎や、お預かりはもちろん、病児・病後児保育を依頼できる自治体も。料金は自治体によって異なりますが、1時間500円から700円の低料金で利用することができます。登録には書類の提出と面談が必要です。

私自身も最近登録を済ませましたが、お住まいの場所によっては近くに提供会員が見つかりにくく、すぐに利用開始できないのがデメリット。登録から利用開始まで、早くても2週間ほどはかかるようです。
(厚生省ホームページ https://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/ikuji-kaigo01/

As mama アズママ「子育てシェア」

アズママは、登録から利用まで全てアプリ内で完結する分、気軽に利用できます。ネットサービスとはいえ、依頼できるのは近所に住むつながりのある人のみなので安心。

近くに知り合いがいないという方は、アズママの託児研修を受けたママサポーターに依頼することもできます。登録料や利用手数料は一切無料で、万が一の事故には保険が適用されます。料金は、1時間500円から700円を謝礼として現金かクレジットで支払います。
(アズママホームページ http://asmama.jp/

病児保育施設を確認しておく

子どもの病気のときに、どうしても家族が看病できない場合は、病児保育施設を利用できます。病院や、保育園に保育ルームが併設されていることが多いです。利用料は、市町村によって異なりますが、1日2000円前後

ただし、受け入れが病後児(病後の回復期)のみの施設もあるので、事前に詳細を調べておきましょう。施設によって予約方法が異なる場合や、事前登録が必要なこともあるので注意が必要です。受け入れ人数が決まっており先着順になるため、予約が確実に取れないことも。(病児保育施設の詳細は、お住まいの市町村のホームページから確認できます。)

一方、民間の病児シッターサービスは、当日の朝の依頼で確実に自宅で保育してくれるので安心度は高そうです。自治体の病児保育に比べると費用が高額にはなりますが、非常時に不安を感じる場合は検討してみても。首都圏であれば、フローレンスの病児保育(https://byojihoiku.florence.or.jp/)などで病児シッターを利用できます。

かかりつけの小児科を複数持つ

朝は元気だったはずなのに、夕方迎えにいくと鼻水がずるずる、なんてことは保育園に通うとよくあること。症状が軽ければ、様子を見ようか迷うところですが、早めに病院に行っておいた方が悪化せずに済むことも。近くのいくつかの小児科の診察時間と休診日を、あらかじめ頭に入れておくことをおすすめします。

わが家の場合、よく行く小児科が木曜の午後は休診だったため、木曜に体調が悪くなった場合は翌日を待たずに別の小児科で診てもらっていました。また朝病院に寄ってから保育園に行く場合は、午前診が早く始まる方で診てもらうなど臨機応変に対応できると良いでしょう。

子どもが保育園からもらってくるウィルスは強力なものが多く、家族も共倒れになることも。近くで複数かかれる小児科を見つけておくと、仕事をしながらでも診てもらいやすいです。予防接種の曜日と時間が固定の小児科がある一方、診察時間内ならいつでも可能な小児科が見つかることもあります。

自然災害の休園日について事前に考えておく

自然災害の場合は、保育園によって休園になる条件が異なるため、入園の書類で確認しておきましょう。さらに事前に職場と共有しておくことをおすすめします。台風のように数日前から予報で分かる場合は、なるべく早めに出勤が難しいことを職場に伝えておく必要があります。

私の場合ですが、『暴風警報と大雨警報が同時に出た場合は、保育園が休園になるので出勤できません。』と具体的に伝えていました。
公立保育園の場合は、各市町村によって休園になる基準が決まっています。また私立保育園の場合は、保育園独自で休園になる基準が決まっている場合が多いでしょう。

復帰前にやらなくてもよかったこと

私は毎日時間をかけなくても、家族に栄養のあるものを食べさせたいという思いから、まとめて何品も一週間分のおかずを作って冷蔵保存をする『つくりおき』を始めてみました。新しいおしゃれな保存容器を購入して、始めは意気込んでやってみたものの、私には合っていませんでした。

休日に材料を購入して、数時間かけて調理をすると休日の半分を費やしてしまうことも。平日の帰宅後に料理をする時間が大きく短縮でき、つくりおきは確かに便利ではあります。しかし、日持ちが気になるあまりに、同じような献立が続くことから私も家族も飽きてしまいがちでした。

そこで、副菜は一度の調理で2,3日分を程度の量をまとめて作るようにしました。この方法なら、休日に時間をとられることもなく、日持ちが心配になることもありません。
SNSをはじめとする多くの情報の中で、多くの人が『時短になって便利』と勧めることでも、万人に合うわけではありません。やってみて合わなかったらやめてみると、自分に途端に楽になることもあります。試行錯誤しながらでも、自分にあった時短技が見つかるといいですね。

復帰直後はママも慣らし期間だと思って

復帰後の生活は、それまでの育休中と比べて一日の過ごし方が、大きく変化します。真面目で責任感が強いほど「長い間休みをもらっていた分の、成果を出さないと!」と頑張ってしまいがち。

自分自身が、疲労やストレスで体を壊してしまっては本末転倒です。特に始めの3か月はママも慣らし期間だと思って、生活のペースを整えることに注力してみてはどうでしょうか。

そういう私自身も、始めは毎日出勤するだけで精一杯で、産前と比べて自分の不能ぶりに不甲斐なさを感じてばかりいました。幸い理解のある上司の『先は長いから、少しずつ頑張ればいい』という言葉に、心が軽くなりました。きっと頑張ろうとしている姿をきっとまわりの同僚も見てくれているはずです。一人で抱え込まずに、困ったときには上司や同僚、家族に相談しながら少しずつペース配分していきましょう。

便利な家電もありますが、それでもしんどい場合は、家事代行サービスを利用する選択肢もあります。保育園の給食は栄養満点なので、レトルトや出来合いのものを利用しても罪悪感を感じる必要はありません。

例えば週に1度は外食やテイクアウトを利用する、おさぼりデーをつくってみることもおすすめです。ママの負担が減るだけではなく、子どもも喜ぶはずですよ。『疲れたら少し休んで、気分転換』を忘れずに、楽しみながら新生活をスタートしてみてくださいね!

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WRITER

KUMIKO KUMIKO 兵庫県在住。6歳・3歳のわんぱく兄弟のママです。 大学では英語を専攻していたことから、 ゆるめの英語育児を楽しんでいます。 子どもたちとの体験からの気づきや学びを、ママ目線でシェアしていきます。 旅行と海外ドラマと美味しいものが好き。