2020年10月6日 公開

コーディングの基礎が学べる知育玩具「Turing Tumble」

IT教育が必須となっている今ではプログラミングを学ぶおもちゃが数々発売されています。今回は、我が家で実際遊んだおもちゃとして、スマホやタブレットを使わずにコンピューターの仕組みやコーディングの基礎を学べる知育玩具「Turing Tumble」を紹介します。

Turing Tumble とは?

via author
「Turing Tumble」は、論理パズルゲームを通してコンピューターの仕組みやコーディングとアルゴリズムの設計の基礎を学べる知育玩具です。対象年齢は8歳以上。さまざまな難易度のパズルがあるので、小学校低学年から大人まで楽しめます。家族で一緒にパズルを解くのもおすすめです。

開発者の Pail Boswell 氏は、アメリカのミネソタ大学の教授として、さまざまなバックグラウンドを持つ学生たちにコーディングを教えていました。また、3人の子どもの親として、幼いうちからコーディングを始めるために、さまざまなゲームや玩具を試してきました。そのときに、簡単なスイッチが巧みな方法で接続することで、とても賢いことができるというコンピューターのコンセプトが見過ごされていることに気づいたのです。それで、コンピューターの仕組みを可視化した「Tuning Tumble」を開発しました。

Turing Tumble の遊び方と仕組み

「コンピューターの仕組みを学ぶ」というと難しく感じるかもしれません。けれども「Turing Tumble」は、コンピューターの仕組みやプログラミングについての知識がゼロでも楽しめます。

組み立て方と遊び方

via author
まず、黒いスタンドを組み立て、白いボードを立てます。付属のパズルブックには60問のパズルが出題されています。それぞれに目標と必要な出力(青と(または)赤のボールが最終的にどのように並ぶか)、初期設定の図、使用していい部品の種類と数が指示されています。

ボードを立てたら、パズルを解くための準備として、ボードが初期設定になるようにパズルブックを見ながら部品を取り付けます。すべての部品はボードの突起にはめられるようになっています。初期設定が完了したら、目標を達成できるように考えながら、指定されている部品をボードに取り付けましょう。ボールが部品を通って、必ず一段ずつ下に降りていくように部品を取り付けるのがルールです。

正しく部品を取り付けられたと思ったら、レバーを押してボールを動かしてみます。すべてのボールが指示通りに動いたらクリアです。一度で成功することよりも、試行錯誤しながらパズル解く楽しさを感じることを大切にしましょう。

パズルブックには漫画が掲載されていて、スペースエンジニアが壊れたコンピューターを修理する設定でパズルを解いていきます。現在のところ、販売されているのは英語版のみなので、家庭での英語のアクティビティにもおすすめです。

Turing Tumbleでアルゴリズムを学ぶ

via author
ボード下部にあるレバーを押すと上部にあるボールが転がりだします。そのボールが取り付けられた部品(スイッチの役割をはたす)を通って下まで降りていくように組み立てます。降りて行ったボールがレバーを押すと、次のボールが転がる仕組みです。パチンコ台に少し似ています。ボールが部品を通らずに下に落ちてしまったり、予定と違うレバーを押したりした場合は失敗です。部品は6種類あり、それぞれが異なる動きをします。

このパズルがアルゴリズムを学ぶことにつながる理由は、ボードに部品を正しく取り付けることによって、ボールをコントロールできることです。赤いボールだけを動かす、赤と青を交互に動かす、青を2個動かした後に赤を1個動かすなどを論理的に考えてパズルを解くところがプログラミングの仕組みと似ています。

こちらの動画では「Turing Tumble」の仕組みや遊び方を詳しく説明しています。

Getting Started with Turing Tumble

Turing Tumbleの3つのおすすめポイント

via author
筆者の息子(12歳)が実際に遊んでいるのを見て感じた「Turing Tumble」のおすすめポイントを紹介します。

1.考える力や集中力が向上する

パズルを解くために試行錯誤することで、考える力が身につきます。また、パズルブックにないパズルを自分で考えてみるのもいい脳トレになっていると思います。息子は気が散りやすいタイプなのですが、一人で「Turing Tumble 」を解いている間は、静かに黙々と作業をしていました。

2.達成感が味わえる

パズルの課題は簡単なものから少しずつレベルが上がっていくので、成功したときの達成感が得やすいです。

3.スクリーンから離れることができる

「Turing Tumble」はパソコンタブレットと連携させる必要がないので、家庭でスクリーンから離れる時間を作ることができます。 学校でも授業でタブレットを使い、家でもパソコンやビデオゲームを使うなど、子どもはすでにかなりの時間スクリーンと向かい合っています。だからこそ、コーディングを学ぶのに、デジタルツールを使用しないというのもおすすめポイントです。

購入方法

Turing Tumble でコーディングの基礎を身につけよう

数ある知育玩具の中でも、タブレットやスマホなどのデジタルツールを一切使わずにコーディングを学べるものは珍しいです。「Turing Tumble」で楽しく遊びながら、コーディングの基礎や日々使用しているデジタルツールがどのような仕組みで動いているのかを親子で学んでみましょう。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

この記事が気に入ったら
「いいね!」しよう

3分でわかる知育マガジン「Chiik!」

RECOMMEND この記事を読んだあなたにオススメ

[Chiik読プレ]組み立てて動かせるロボットプログラミング玩具「embot(エムボット)」

[Chiik読プレ]組み立てて動かせるロボットプログラミング玩具「embot(エムボット)」

2020年の小学校プログラミング教育必修化に向け、各社からさまざまなプログラミング玩具が発売されていますが、今回ご紹介するのは、ロボットを組み立てて動かす...
小学生からプログラミングが遊んで身につく!ストーリーが魅力の「ポコタス★Do」

小学生からプログラミングが遊んで身につく!ストーリーが魅力の「ポコタス★Do」

学研からオンラインプログラミングサービス「ポコタス★Do」がリリースされました。ストーリー重視なのでグイグイ引き込まれ、遊びながらゲーム作りをすることで、...
小学校ではじまるプログラミング教育。その時期と中身をまるっと解説。

小学校ではじまるプログラミング教育。その時期と中身をまるっと解説。

2020年、小学校で必修化されたプログラミング教育。親世代にはどんなことなのかさっぱりわからないと思っている人も多いはず。プログラミングという教科が増える...
プログラミング絵本「ルビィのぼうけん」を元SEママが子どもと読んでみた!

プログラミング絵本「ルビィのぼうけん」を元SEママが子どもと読んでみた!

「ルビィのぼうけん」は、「プログラマー的思考法を育む知育絵本」として子ども向けに作られた絵本。評判の良いこの絵本を親子で読んでみて、元SEとして感じたこと...
元SEもおすすめ!Scratch(スクラッチ)でおうちプログラミング教育

元SEもおすすめ!Scratch(スクラッチ)でおうちプログラミング教育

アメリカのマサチューセッツ工科大学のメディアラボが無償で公開しているビジュアルプログラミング言語「Scratch(スクラッチ)」。世界中で愛される「Scr...

WRITER

LOA LOA  カナダ在住の英日翻訳者・フリーライター。Web媒体で子育てや語学学習についての記事を多数執筆。8歳の息子が0歳のときからはじめた絵本の読み聞かせは、今では私たちの生活になくてはならないものになっています。これまでに息子と読んだ絵本や児童書は、日本語、英語、フランス語を合わせて数千冊。息子が笑顔になる絵本を見つけるのが喜びです。