2019年6月26日 公開

知育とは?おすすめの知育玩具や家庭での取り入れ方

「文字や数字を覚えられる」「数的推理力を伸ばす」など、さまざまな能力アップをうたった知育玩具が巷にあふれています。そのなかから、子どもの知能を効果的に伸ばすアイテムはどのように選べば良いのでしょうか。年齢別オススメ知育玩具と効果的な遊び方のご紹介です。

知育とは?


知育というと、幼児のうちに読み書き・計算を覚えさせるような「学力を伸ばすお勉強」をイメージするパパママも多いのではないでしょうか。もちろん読み書き・計算も脳のトレーニングとして効果的ですが、知育とは知識を深めることに加え、記憶力・推理力・論理的思考力・空間認識力など「脳の総合力を高める」ことを指します。

つまり数字・文字を暗記させる、計算問題を繰り返しさせるような勉強ではなくても知育は可能です。粘土遊びやおえかき、パパママのお手伝い、外遊びのほか、子どもが興味を持ち楽しみながら自分で考えることすべてが知育になり得ます。日常生活の中で無理なく、楽しみながら知育を始めてみませんか。

「知育=お勉強」ではない

脳の発育は3歳までに約8割完成するとされてきました。また脳の急成長期である0歳・1歳・2歳は、指先を使うことで脳の発育が促されます。漢字・アルファベットを暗記する、国旗を覚える、四則計算をマスターするなど、幼児教材・教室で「お勉強」の先取りをすすめる場合もありますが、知育を行う場合は机にかじりついて頑張る必要はありません。

お勉強でも遊びでも「考えながら行動することすべて」が知育です。折り紙で好きな形を折る、ちょうちょ結びを練習する、絵本を読んで想像力を働かせる、線からはみ出さないように歩く……。子どもが集中して楽しめる遊びで知育効果は十分に期待できます。

知育は何歳から始められる?

0歳から開始できます。生まれてすぐの五感が未発達な赤ちゃんでも知育は可能です。パパママの指を握らせながら、話しかけたり歌ってあげることは素晴らしい知育といえるでしょう。「他者の存在を確認する」「守られている、愛されている」ことを体感させることは良い刺激になります。

赤ちゃんの成長に合わせて、安全を確保しながら興味を持つものに触れさせてあげてください。パパママをはじめ、周囲の人が言葉かけをしながらさまざまな経験をさせることが大切です。その経験こそが子どもの可能性を広げる知育となります。

おすすめの知育玩具10選


子どもの考える力を育てる知育玩具を、毎日の遊びに取り入れるのも効果的です。天才棋士・藤井聡太氏は3歳頃から木製知育玩具(立体パズル)で遊んでいたそう。難関大学出身者にも、乳幼児期に知育玩具を与えられた方という方は多く見受けられます。

とはいえ無数にある知育玩具のなかから、子どもに合ったものを選ぶのは至難の業です。迷ったときには、以下の3点を満たすものからお子さまが興味を強く持つアイテムを選びましょう。

知育玩具を選ぶ3つのポイント

1.コンビ コップがさね(0歳~1歳)


商品名:コンビ コップがさね
販売元:コンビ(Combi)

生後6カ月から遊べる知育玩具。大きさの違うコップを並べて、重ねて、積み上げて、乳幼児の大好きなコップ重ね遊びを思う存分楽しめます。積み木遊びにはまだ早いお子さまにおすすめ。

物の大小・高低・色の識別を学ぶことができます。赤ちゃんにも認識しやすいはっきりとしたカラーリングとつかみやすいサイズ感が、夢中になって遊べるポイントです。

2.Bemixc 音の出る積み木(0歳~2歳)


商品名:Bemixc 音の出る積み木
販売元:Bemixc

人肌感覚の温もりが特徴のエコゴムで作られた積み木です。食品衛生法に準じた塗料が用いられているため、赤ちゃんがなめても安心。誕生祝いにもおすすめです。

握ると「ビー」という音が鳴り、遊ぶたびに興味をそそられ飽きが来ません。動物・乗り物・道具・数字などの絵柄が描かれていて、色の種類・生活に必要な事柄の名称・数的概念を遊びながら習得できます。
お風呂・水遊びもOKです。

3.Dreampark 立体パズル(0歳~2歳)


商品名:Dreampark 立体パズル
販売元:DREAMPARK

対象年齢は0歳~2歳。投げたり、強く握ったりしても安心な丸いピースで、毛虫・うずまき・波模様などのいろいろな形を自由に作って遊びます。虹色をベースにしたカラーで色彩感覚を養いながら、巧緻性・集中力・創造力を伸ばしてくれるでしょう。立体パズルと積み木遊びの両方が楽しめる、お得感のあるおもちゃです。

4.kimurea select ブロック 円柱さし (2歳~6歳)


商品名:kimurea select ブロック 円柱さし
販売元:kimurea select (キムレアセレクト)

子どもの自主性を尊重し、道具を使った遊びを通して学び成長させることを目指すモンテッソーリ教育に基づいた知育玩具です。直径・高さの異なる円柱を型にはめたり、並べたりして遊びます。繰り返し遊ぶことで、考える楽しさを感じられるようになるでしょう。巧緻性・空間認識力アップに効果的で、大人が近くで見守ることによってさらに集中力が高められます。

円柱と型の組み合わせは以下の4つです。

1.直径と高さが異なるもの。
2.直径は同じで高さが異なるもの。
3.高さは同じで直径が異なるもの。
4.1と逆の順番で直径と高さが異なるもの。

5.リズムあそびいっぱいマジカルバンド(1歳~3歳)


商品名:リズムあそびいっぱいマジカルバンド
販売元:タカラトミー(TAKARA TOMY)

1歳から使える楽器セットです。ドラム・マラカス・シンバル・タンバリン・ラッパ・ギロ(こすったり、叩いたりして音を出す楽器)の6種類の楽器が乳幼児サイズになった知育玩具です。乳幼児期に演奏経験を繰り返すことは、リズム感と巧緻性を伸ばします。音の大小・高低を知ることで表現力が豊かになるかもしれません。

ディズニー音楽・童謡・リズム遊びが15曲入っていて、ジャズ・ボサノバ・サルサなどリズムアレンジも楽しめます。

6.アンパンマン 天才脳らくがき教室(2歳~6歳)


商品名:アンパンマン 天才脳らくがき教室
販売元:アガツマ(AGATSUMA)

子どもの大好きな「アンパンマン」のおえかきボードです。1歳~就学前まで成長に合わせて遊べます。部屋も手も汚さずに思う存分おえかきを楽しみましょう。

運筆力を育てる三角軸ペンを使えば、文字・数字のおけいこもはかどります。トレースシートを使った写し絵で巧緻性・集中力を鍛えることも可能。アンパンマン・丸・三角のマグネットスタンプをつきで図形認識能力をサポートします。創造力・想像力を育み、画力を向上させる「おえかき」を気軽に楽しめるおもちゃです。

7.WTORモンテッソーリ教育おもちゃセット (2歳~6歳)


商品名:WTORモンテッソーリ教育おもちゃセット
販売元:WTOR

子どもの自ら学ぶ力を伸ばし、生涯「学び続ける力」を養うモンテッソーリ教育。この教えに沿って脳の総合力・考える力を伸ばす知育玩具です。形のあてはめ・ブロックの積み重ね・色合わせ・魚釣りなど、成長に合わせた30種類の遊びが可能。1歳~就学前まで長く遊べて、プレゼントにぴったりです。

巧緻性・集中力・記憶力・空間認識能力・論理的思考力・創造力・想像力など、さまざまな能力をこれひとつで鍛えられます。

8.NEW くみくみスロープ(3歳~6歳)


商品名:NEW くみくみスロープ
販売元:くもん出版(KUMON PUBLISHING)

対象年齢3歳から。19種類59個のパーツを自由に組み立てて、ボールが通るコースを作ります。カーブさせたり、周回させたり、自分の思ったとおりにボールを転がすことで達成感を得られるでしょう。スムーズにボールが転がる経路を考えることは、空間認識力・推理力・論理的思考力・集中力・創造力を鍛えます。

はじめはボールは使わずに、積み木のように組み立てて遊ぶだけでも十分です。

9.賢人パズル(3歳~大人)


商品名:賢人パズル
販売元:エド・インター

鮮やかなカラーのブロックを組み合わせて立方体を作る、シンプルな知育玩具です。付属のテキストでは56種類の立体の作り方を解説。3歳から大人まで、難易度を変えて遊ぶことができます。コミュニケーションをとりながら、家族一緒に楽しんでも良いでしょう。空間認識力・論理的思考力・集中力を高め、頭を柔らかくする効果が期待できます。

10.LEGO デュプロ 世界のどうぶつ(2歳~5歳)


商品名:LEGO デュプロ 世界のどうぶつ
販売元:レゴ (LEGO)

LEGO デュプロは、知育効果の高いブロックとして定番のレゴ(LEGO)幼児版です。対象年齢は2歳から。大きめサイズと組み立てやすさが幼児の集中力を持続させます。完成度の高い滑り台・建物などが比較的簡単に作れるので、幼児も達成感を感じられるでしょう。

口の開くクジラをはじめ、世界の動物が17種類とかわいいお人形がついています。作品が完成したあとは、ごっこ遊びで長く楽しめそうです。

知育玩具は手作りするのもおすすめ

via Photo by author

専門家が考案した市販の知育玩具は魅力的ですが、高価なものも多く、頻繁に買い替えるのは難しいもの。子どもが成長に合わせた知育玩具は、手作りもできます。手の込んだものでなくても構いません。

「厚紙に穴を開けてひもを通す」「空き箱に色々な大きさの穴を開けて、ビー玉・ストローなどを入れて遊ぶ」「紙皿に動物の顔を描いて、洗濯バサミでたてがみや耳をつける」など、シンプルなもので十分。工夫次第では、家庭にある身近なもので知育玩具が作れます

子どもと作れば、作る過程でも知育ができて一石二鳥です。親子でふれあいながら手先を動かし、ものを作り上げることは頭と心を育てます。

家庭でできる知育の取り入れ方


幼児の集中力持続時間は5分程度と言われています。知育で考えることを楽しめるようにするには、短時間で行えるものが良いでしょう。子どもが興味を持ち、集中できる遊び・作業を生活のなかで見つけてみてください。

学習習慣をつけるためと、発育に合っていない難解な学習教材を無理にさせることは、「お勉強」に嫌悪感を抱かせる原因になります。まずは机に向かっておえかき・折り紙をして、落ち着いて遊ぶことからはじめてみるのもおすすめです。

読み聞かせ

生まれてすぐの赤ちゃんからはじめられる知育です。パパママの声を聞くだけで子どもはリラックスすることをご存知でしょうか。絵本の内容が理解できない時期の読み聞かせでも、色彩感覚・自己肯定感(愛され見守られている実感)が育てられます。

子どもが大きくなってきて、読み聞かせの途中でいなくなってしまう、話の途中で質問をどんどんしてくるなど、スムーズに進まなくても問題ありません。子どもに向き合い、語りかける時間が大切です。

指先を使う遊び

「ずいずいずっころばし」「トントントントンひげじいさん」などの指先を使う遊びは巧緻性を高め、頭を活性化させます。2歳くらいまでは子どものペースに合わせて、親子一緒に行うと良いでしょう。慣れてきたらスピードアップ・ダウンを繰り返して遊ぶのもおすすめです。

じゃんけんができるようになったら「あっち向いてホイ」に挑戦。方向感覚・反射神経・推理力の良いトレーニングになります。

言葉遊び

お話ができないうちはパパママの言葉をそのまま真似する「まねっこ言葉遊び」で楽しみましょう。パパママが「ワンワン」と言い、子どもがそのとおりに返せたらその都度褒めてあげてください。お話ができるようになってきたら「さよならさんかく」「外郎売(ういろううり)」など、音の響きを楽しめるものをゆっくり読んでみます。暗唱できるようになれば音読力・読解力の向上につながるでしょう。

語彙力・コミュニケーション力を育むなら「しりとり」が一番。散歩中・ドライブ中などのすきま時間に楽しく行えます。語彙が少ないうちはパパママがヒントを出してあげても構いません。

知育教室や知育教材は必要?


知育教室・知育教材は子どもに合っていて、教育方法・月謝などに親が納得しているのであれば学習習慣をつける一環として利用するのも良いでしょう。もちろんどちらも利用せず、自宅で知育・学習を行うことも十分できます。

知育教室・知育教材にはメリット・デメリットがそれぞれありますが、ポイントは「子どもが楽しめでいるかどうか」です。ほかの子どもたちと比べてパパママがナーバスになってしまう、やらされている感が強く子どもがつまらなそうなど、親子ともに楽しめていない場合は別の知育方法に切り替えたほうが良いかもしれません。

知育教室と幼児教材それぞれのメリット・デメリット

知育をするうえでパパママが気をつけたいこと


知育を進めるうえで、パパママはふたつ気をつけたいことがあります。

親が一緒に行うことが大事

仕事・家事に追われるなかで、子どもと一緒に遊ぶのは大変なこと。しかし毎日5分でも、子どもの目を見て、寄り添い一緒に遊ぶ時間を作りましょう。ひとりで遊ぶときより、子どものテンションがぐっと上がるのが伝わってくるはずです。

知育玩具そっちのけで今日あったことを夢中で話すなど、結果的におもちゃと関わらない形になってもOK。向き合って子どものエネルギーを受け止めることが大切です。大好きなパパママが自分と向き合ってくれていると実感することが自己肯定感を高め、情緒の安定につながります。

遊び方を決めつけない

多くの知育玩具は「遊び方」が決められています。何通りかの遊び方が説明書に列挙されていて、子どもの発達レベル別に分かれていることもあるでしょう。「知育のため」と考えてしまうと、大人目線での頭を使う遊び方こそ優れた用途だと思い込みがちです。お子さまが説明書以外の遊び方を始めた場合、遊びを中断させ、正しい遊び方に誘導したくなるパパママも多いかもしれません。

しかし、子どもが自分で考えた遊び方で集中して楽しんでいるようであれば、そっと見守るのがベターです。自発的に手を動かし、言葉を発して遊ぶことは創造力・想像力を伸ばします。

子どもの発達に合った無理のない知育を

長く続けられる知育玩具・知育方法の特徴は「大人から見て効果があるかどうかではなく、子どもが夢中になって集中してできる」ことです。小学校入学前に基礎学力をつけさせたいパパママは多いもの。知育玩具のなかには、乳幼児期に数字・文字を暗記させるカード・パズルも多く見受けられます。

何回か取り組んでみて、子どもが嫌がるならいったん止めましょう。子どもの発達が教材レベルと合っていない場合、「机に向かう時間=苦痛な時間」とすりこまれてしまいます。時期をおいてから再度挑戦してみてください。

無理して学習教材に取り組む必要はありません。粘土・積み木ブロック遊びも立派な知育です。楽しみながら手先を使い、自分の頭で考える遊び・作業であれば良いということを、まずはパパママが認識してあげましょう。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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aotanaoao aotanaoao  小学1年生の娘を育てる兼業主婦です。遊びながら知育できることを日々模索中。 英会話教材、学習テキストを使ってマイペースで家庭学習を楽しんでいます。