2017年09月04日 公開

プログラミング教育の最先端を体験!「学びロボ in Osaka 2017」レポ

ロボット教材やプログラミング教材が集結し、それらを使って学ぶ子どもたちの様子がわかるイベント「学びロボ in Osaka 2017」が7月29日に大阪で行われました。主催は、理科教材を多数手掛けるケニス株式会社。プログラミング必修化に向けてますます熱が高まる中、イベントの様子をお伝えするべく取材に伺いました!

ロボット教材やプログラミング教材が集結し、それらを使って学ぶ子どもたちの様子がわかるイベント「学びロボ in Osaka 2017」が7月29日に大阪で行われました。主催は、理科教材を多数手掛けるケニス株式会社。プログラミング必修化に向けてますます熱が高まる中、イベントの様子をお伝えするべく取材に伺いました!

必修化まで3年!プログラミング教育のイマがわかる!

「学びロボ in Osaka 2017」は、理科教材を手掛けるケニス株式会社主催の教育向けロボットイベント。小学生対象のロボット・プログラミング教育の普及支援の一環として、大阪のATCホールで行われました。

2020年プログラミング必修化の動きを受けて、今、プログラミングを意識したさまざまなイベントが各地で開催されています。

「学びロボ in Osaka 2017」では、先駆けてプログラミング教育を受けている子どもたちの発表会やプログラミング教材の展示・体験ブースを設置。将来我が子が、どんな教材でどんな教育を受けるのかがイメージできる、親にも子にも有意義なイベントでした。

イベントの概要はこちら。

プログラミング教育先駆け校による発表会

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会場では、「めざせ!ロボリンピック」と題して、既にプログラミングの授業を受けている小学生による成果発表会が行われていました。子どもたちは「mBot」というプログラミングロボット教材を使い、さまざまなロボットを考案。この日は全9チームのロボットが公開されました。

プログラミングでロボットを前後左右にただ動かすだけでなく、投擲(とうてき)などのゲーム性を持たせたり、mBotを好きなように飾りつけたりと、独自の工夫をする姿が印象的でした。

プログラミングを通して身につく能力は?

発表後の講評では、こんなお話を聞くことができました。

・プログラミングを学ぶと論理的思考力が身につく
・プログラミングを通して算数や理科などの勉強もできる

プログラミングで得られる力はChiik!読者にとっても、おそらく気になるところですよね。机に向かうよりも楽しく学べて、学習効果も高いならとても魅力的だと感じました!

はじめてでも直感的に動かせる教材が多数展示

当日はロボリンピックの発表会の他にも、プログラミングを楽しく学べる教材の体験・展示が多数行われていました。夏休み中の土曜日ということもあって、お父さん・お母さんと一緒に楽しむ姿が多く見られました。

mBotの競技会「ロボコンwith mBot byロボ団」

mBotをプログラミングして走らせる様子

mBotをプログラミングして走らせる様子

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ロボット教材mBotを2時間たっぷりと体験できる競技会。プログラミングを全く知らない子どもたちでも、1時間程度で簡単なプログラミングを完成させ、ロボットを上手に動かせるように。学習用に開発されたScratch(スクラッチ)はとても直感的。デジタルネイティヴ世代の子どもたちは、すぐに使いこなしていました。

学校の1時限分よりもはるかに長い120分という長丁場ではありましたが、子どもたちの表情は終始真剣そのもの。集中力の切れやすい低学年の子どもたちでも、休憩を忘れて熱中している様子が見られました。

ドローンも教材に!?教材の新たな可能性も

ドローン飛行体験

ドローン飛行体験

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ドローンといえば、空撮や人が入れないような場所の作業に利用されていますが、教材としても活躍の兆しを見せているのだとか。もしかすると小学校でのプログラミング授業導入時には、教材にドローンも使われているかもしれませんね!

3Dプリンターはまるでイメージ実現機!?

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3Dプリンターは、樹脂を使ってデータの通りに立体をプリントする機械。作りたいものをデータにすれば、そのまま忠実に再現できます。

たとえば、手で組み立てるには細かすぎる模型も、3Dプリンターならお手の物。自分のイメージした物をそのままプリントすることもできます。

3Dプリンターがあれば、新しい機械を一から作ることも可能です。近い将来、学校単位で3Dプリンターが導入されるようになれば、子どもたちが思い思いのロボットをプリントし、そこに基盤やモーターを入れて、全てオリジナルのロボットを作れるようになるかもしれません!

仲間と一緒にトライ&エラーがプログラミング学習の鍵

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robuart / Shutterstock.com
学びロボ in Osaka 2017では、今後使われるであろう教材やそれらを使って子どもたちがどう学んでいくのかを知ることができました。

プログラミング教材に共通しているのは、どれもゲームや遊びのように楽しく熱中できるものばかりという点。グループごとに試行錯誤しながら挑む姿が印象的でした。これからは、机に向かってばかりの勉強時間は少なくなるかもしれませんね。

もっと楽しく・もっと自由に学べる時代がそこまで来ている。そう考えさせられたイベントでした!

\ 手軽な親子のふれあい時間を提案中 /

この記事のライター

山葵菜コウ
山葵菜コウ

関西在住の1男1女年子の母。教育や学び、子育てにアンテナがぴーん!大学は初等教育・教育学を専攻。身につけた知識や思想を子育てに活かせるように日々奮闘しています。