2018年07月18日 公開

日本おもちゃ大賞2018!プログラミングカー【3•7歳体験談】

子どもの論理的思考力を家庭で楽しく育むことができる「はじめてのプログラミングカー」。2018年4月に学研ステイフルから登場し、日本おもちゃ大賞2018の「エデュケーショナル・トイ部門」で大賞に!3歳と7歳の姉妹が遊んだ感想や魅力を紹介します。

子どもの論理的思考力を家庭で楽しく育むことができる「はじめてのプログラミングカー」。2018年4月に学研ステイフルから登場し、日本おもちゃ大賞2018の「エデュケーショナル・トイ部門」で大賞に!3歳と7歳の姉妹が遊んだ感想や魅力を紹介します。

これからの社会では「論理的に考える力」が重要

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Luis Molinero/ shutterstock.com
皆さんは、2020年から小学校でプログラミング教育が必修化されることをご存じでしょうか?

単に「プログラミングができる人材を増やす」という目的だけではなく、今後さまざまなシーンで必要な「論理的に考える力」をプログラミングを通じて学び、子どものうちから身につけて欲しい、というねらいもあるそうですよ。

ロジックをたてて話すことや、筋道を明確にして考えることが苦手なため、社会に出てから苦労した方はいないでしょうか?グローバル化・IT化が加速し、国籍や文化が異なる相手やAIとも対話が増える今、情報を正しく伝えるために必要な論理的思考力は、小さなころから身につけておきたい力だといえるでしょう。

さらに「論理的に考える力」は、「自ら考える力」でもあります。受験や就職活動でも求められる力にも関わらず、どうすれば身につくのかわかりにくいため、子どもに何を教えればいいのか悩んでいるパパ・ママも多いようです。

「論理的に考える力」を遊びながら育めるおもちゃ!

カードでピピッとはじめてのプログラミングカー

そんな悩みの一助となる知育玩具が、2018年4月に学研ステイフルから発売されました。未就学児でも遊べるプログラミングトイ、「カードでピピッと はじめてのプログラミングカー」(以下、「はじめてのプログラミングカー」)です。

複数の「めいれいタグ」を使い、「前に進む」「右を向く」などの「めいれい」を登録することで、自分の思った通りに「くるま」を動かして遊ぶことができます。

「スタートとゴールを決める」「ゴールへ到達する方法を考える」「考えた方法を『めいれいカード』を使って見える化する」「実際に走らせてみて、うまくいかなかったところを振り返り、やり直す」という、今後のプログラミング教育で学ぶべき内容を、楽しみながらわかりやすく体感できる仕様になっています。

キーボードやタブレットなどの端末も不要なため、一般的なプログラミング知育玩具よりも簡単に取り組むことができ、3歳からでも楽しく遊べるというのも、このおもちゃの特徴のひとつです。

日本おもちゃ大賞2018で「大賞」に!

Gakken Sta:Ful トピックス 「日本おもちゃ大賞 2018」      エデュケーショナル・トイ部門大賞受賞!!! (106238)

「はじめてのプログラミングカー」は、日本おもちゃ大賞2018の「エデュケーショナル・トイ部門」で、堂々の「大賞」に輝きました。

日本おもちゃ大賞は、日本玩具協会が2008年に創設したもので、おもちゃの販売店やメディアからも注目度の高い賞です。

「はじめてのプログラミングカー」は、未就学児から簡単操作でプログラミングが容易に学べ、一連の操作を通じて「やり抜く力」や「論理的思考力」を育める教育性が高く評価され、テレビや新聞などでも取り上げられています。

また、実際に「はじめてのプログラミングカー」の体験イベントでとったアンケート(70名)では、体験された全ての方が「子どもは楽しく遊べていた」と答えており、子どもにとって非常に満足度の高いおもちゃであることも人気の理由です。

「はじめてのプログラミングカー」はどんなおもちゃ?

「はじめてのプログラミングカー」を、実際に手に取ってみました。

内容物は?

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箱の中には、

・「めいれい」に従って動く「くるま」
・「めいれい」を出すための「めいれいタグ」
・「めいれい」を考えるための「めいれいカード」と「カードボード」
・「くるま」を走らせる「ぼうけんマップ」
・取扱説明書

が入っています。

未就学児が扱っても問題ないように、全アイテムがかなりしっかりとした作りです。

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7歳の長女はメカ好き。「基盤が見えているのがかっこいい!」と、スケルトンデザインの「くるま」に大喜びでした。
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遊び方は?

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基本的な使い方は次の通りです。

1. ぼうけんマップを広げて、「くるま」のスタート地点とゴール地点を決める
2. スタートからゴールまでの道のりを決める
3. 決めた道を進むための「めいれい」を考える
4. 考えた「めいれい」に従って、「カードボード」に「めいれいカード」を並べてみる
5. 「カードボード」に並べた「めいれいカード」どおりに、「くるま」に「めいれいタグ」をかざして、「めいれい」を登録する
6. スタート地点に「くるま」を置いて、「くるま」の「じっこうボタン」を押す
7. 「くるま」の動きを確認し、想像したように動かなかったら、「カードボード」に並べた「めいれいカード」を見直して、4からやり直す

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例えば、「ぼうけんマップ」左下の公園に「くるま」を置いて、3つ上にある青色の駅を通り、2つ右にある本屋さんまで「くるま」を動かしたい場合は、次のような「めいれい」を登録します。

まえ→まえ→みぎ→まえ→まえ→ゴール

「めいれい」は全部で10種類ありますが、「くるま」を動かす「めいれい」だけでなく、ゴールした気分を盛り上げる音を鳴らせる「ゴール」や、ライトを点滅させる「ハザード」といった「めいれい」もあります。

対象年齢は3歳以上ですが、一定の動きを繰り返させる「ループ」や、前後左右の動きを半分にして斜め方向へ進める機能を組み合わせることで、小学生でも十分楽しめる難易度が備わっていると感じました。

「はじめてのプログラミングカー」で遊んだ感想は?

わが家の次女(3歳)と、長女(7歳)に、実際に遊んでもらいました!

3歳の次女の反応は?

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「くるま」に「めいれいタグ」をかざすと鳴る「ポーン」という音が、子どもをひきつけます。
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使い方を説明し、何度かやって見せると、自分でも「めいれいタグ」を持って、「くるま」にかざしはじめました。

しばらく自分なりに遊んでいるうちに、

・「くるま」に「めいれいタグ」をかざすと音が鳴ること
・「くるま」の「じっこうボタン」を押すと「くるま」が動くこと
・「まえ」の「めいれいタグ」を登録すると「くるま」が前に進むこと
・「ゴール」の「めいれいタグ」を登録すると「くるま」から音が鳴ること

は理解できたようで、「まえ」と「ゴール」の「めいれいタグ」を何度も登録しては「くるま」を走らせて、大喜びしていました。

さらに、「くるま」の進行方向に足を開いて立ち、「トンネルだよ!」と自分の足の間を通り抜けさせて遊んでいましたよ。

次女は3歳になったばかりということもあり、「カードボード」を使った複雑な「めいれい」を考えるのはまだ難しそうでしたが、「めいれい」によって、自分の考えたとおりに「くるま」を動かせるというプログラミングの楽しさは、十分体感できているように感じました。

7歳の長女の反応は?

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「カードボード」におさまりきらないほどの「めいれい」を考える長女。追加の「カードボード」を、学研ステイフルのWebサイトからダウンロードすることもできます。
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7歳の長女はすぐに仕組みを理解し、数回「くるま」を走らせたあと、すぐに10個以上の長い「めいれい」を組み、「くるま」の動きを確かめていました。

長女は「ぼうけんマップ」を見ながら、自分でいろいろな物語を創作し、それに従ってプログラムをしていました。具体的には「これから幼稚園に行って妹をピックアップしたら、スーパーでお夕飯の材料を買って、ケーキ屋さんでデザートを買って、パーキングに車を停めるの」という流れをイメージしてから、「くるま」に登録する「めいれい」を考えていたようです。

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パーキングにバックしながら入ってくる「くるま」。想定していたとおりに「くるま」が動くと、親子で思わず「やったぁ!」と声を上げていました。
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慣れてくると、今度はパーキングにブロックで囲いを作り、「車を一時停止させて向きをかえ、ハザードを点灯させてから、バックで駐車する」といった難易度の高い「めいれい」を組み、成功するまで何度も「めいれい」を組みなおして楽しんでいました。

対象年齢が3歳以上だったので、小学2年生の長女には物足りないかもと思っていましたが、「ぼうけんマップ」上に囲いを作ってみたり、「はんぶんボタン」を使って斜め方向に進める機能を活用してみたりとアレンジできる幅が広く、夢中になって長い時間遊んでいましたよ。

「はじめてのプログラミングカー」はここがすごい!

「はじめてのプログラミングカー」で遊んでみて、簡単なプログラミングが組める筆者から見ても「ここがすばらしい!」と感じたポイントをまとめます。

長く遊べる

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3歳の次女は、7歳の長女に使い方を教わりながら遊んでいました。兄弟姉妹やお友達と一緒に、どう「めいれい」を組めばいいのか相談するのも盛り上がりそうです。
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子どもたちの遊び方を見ていると、3歳は3歳なりにシンプルな遊び方で楽しみ、7歳は7歳なりに工夫しがいがあるようで、長い期間使い続けられるおもちゃだと感じました。

また、付属の取扱説明書や、学研ステイフルのWebサイトにさまざまな「もんだい」が提示されているので、親がそれを提示しながら難易度を少しずつ上げていくのも良さそうです。

プログラミング学習で「論理的に考える力」が身に着く

「はじめてのプログラミングカー」で遊ぶことで、「コンピューターにさせたいことを決める」「させたいことを言語化して指示する」「思うような動きでなかった場合は修正して再度行う」というプログラミングの基礎をしっかり学べます。

筋道を考え、改善方法を検討することで、遊びながら「論理的に考える力」を伸ばしていけるのはとてもうれしいですね。

値段が手ごろで購入しやすい

プログラミングのおもちゃは総じて値段が高く、プログラミング教育に興味はあっても、なかなか手が出しにくかったという方も多いのではないでしょうか。

「はじめてのプログラミングカー」はメーカー希望小売価格で6,458円(税込)。プログラミング知育玩具の相場は約2万円ともいわれているため、この価格にはとても驚きました。

しかも、前述した通り長い期間遊べるので、値段分は十分に遊び尽くせる「コスパの良い」おもちゃといえるでしょう。

はじめてプログラミングに触れる親子におすすめ!

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思い描いていたとおりに走ってくれるかどうか、真剣な顔で「くるま」をながめています。
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子どもには正しい解答に素早くたどり着いて欲しくて、つい「そうじゃないでしょ」「こうしなきゃいけないでしょ」と口を出してしまいがちです。でも、子どもが楽しそうに何度もプログラムを組みなおす様子を見て、子どもが自分で間違いに気づき、修正して、再度挑戦する力を育むためには、じっと見守ることも大切だと気づかされました。

「はじめてのプログラミングカー」は、価格が手ごろで、親子ともに遊び方を理解しやすく、工夫しながら長い期間飽きずに楽しめます。親にプログラミングの知識がなくてもフォローできるので、商品名の通り「はじめてプログラミングに触れる親子」にぴったりの知育玩具ではないでしょうか。

自由な発想でプログラミングを何度も組みなおして遊べるため、暑い夏の日の家遊びや、小学生の夏休みの自由研究にも良さそうです。

実は未就学児から使えるプログラミング知育玩具は少ないので、早いうちから子どもの「論理的に考える力」を家庭で伸ばしてあげたいというパパ・ママにおすすめですよ!

\ 手軽な親子のふれあい時間を提案中 /

この記事のライター