2017年10月15日 公開

卒乳はいつから?断乳との違いと進め方のコツ

生まれてからずっとママが赤ちゃんに母乳を与えていても、次第に離乳食を始めて授乳の回数が減っていきます。するといつ母乳による授乳を断乳・卒乳するのかと気になってくることでしょう。ここでは断乳と卒乳の違いや進め方についてご紹介します。

断乳と卒乳の違いとは?

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母乳による授乳をやめることを断乳や卒乳と言いますが、卒乳は比較的最近言われるようになった言葉です。

簡単に違いを説明すると、断乳はいつまでに母乳授乳をやめると決めて進めていくことで、一方卒乳は赤ちゃんのペースをメインにし、「いらない」と赤ちゃんが自然に離れる時を待つことです。

断乳はいつから?進め方のポイント

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断乳のタイミングは、ママの体調や仕事復帰の時期、保育園入園など事情によっても変わってきますが、大体1歳前後に考え始める人が多いようです。また、赤ちゃんに歯が生えてきて乳首が切れるなどの授乳トラブルで、断乳を考える人も。
断乳は、短期間で一気に行なうやり方と、時間をかけて行なう2種類の方法があります。

短期間で行なう

3日間を目安に、やめる日を決めて取り組みます。

1日目の赤ちゃんはまだおっぱいのことが気になる状態。夜は寝付きにくく泣くこともあります。
2日目は激しく泣いてなかなか泣きやまないことも。パパや家族に協力してもらいましょう。
3日目になると、徐々に赤ちゃんがおっぱいから離れて食事が増えるなど変化が見られます。

長期間で行なう

時間をかけて断乳する場合は、計画的に行なうのが成功のコツです。1カ月ほどかけて徐々に進めていきます。この期間に赤ちゃんがおっぱいを欲しがったら少しだけあげるようにしましょう。欲しがる時に毎回あげることはせず、外遊びやおもちゃで気をそらすような工夫も必要です。

子どもが言葉を理解できる年齢であれば、あらかじめ断乳の日を決めて子どもに伝えるのもいいでしょう。1か月ほど前から「○日におっぱいとバイバイしようね」とカレンダーを見ながら毎日言い聞かせることで、子どもに心の準備をさせてあげましょう。

少し昔の断乳方法には、おっぱいにからしを塗ったり鬼の顔を描いたりして驚かせるものがありました。しかしこれは赤ちゃんにとってストレスを感じさせるものであり、あまりおすすめできません。

卒乳はいつから?進め方のポイント

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卒乳は赤ちゃん自身が自然とおっぱいから離れるときを待つものです。離乳食を進めて1日3食とれるようになる1歳頃であれば、いつ卒乳しても構いません。

そのため卒乳する年齢は個人差が大きく、1歳になる前に卒乳する場合もあれば3歳を過ぎてもおっぱいを飲んでいる場合もあります。

また、昼間は飲まなくなっても、夜泣きしたときや夜中目を覚ましてのどが渇いたときだけ、おっぱいを欲しがるケースも。この場合は、寝る前に水分をしっかり取るようにし、朝までぐっすり眠るようになると、自然と卒乳できるでしょう。

断乳と卒乳のメリット・デメリット

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ママによってライフスタイルの違いもあり、断乳と卒乳、どちらが良いかは違ってきます。もし、職場復帰を控えていたり病気の治療で薬を飲んだりするのなら、断乳が必要になることもあるでしょう。でも赤ちゃんが欲しがっておりママもおっぱいを続けたいという思いがあれば、卒乳を待ってもかまいません。

断乳すると夜の授乳やおっぱいのトラブルが回避されるメリットがあります。そして卒乳にすると長い間おっぱいが精神安定剤のようになってくれるので、不安なときもおっぱいを飲むと落ち着きやすいというメリットがあります。

自然とおっぱいを欲しがらなくなる赤ちゃんもいる

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赤ちゃんが自然とおっぱいを欲しがらなくなるのは、どのようなときなのでしょうか。

自然卒乳は、離乳食がきっかけになることも多いようです。離乳食を1日3回きちんと取るようになったら、お腹が満たされて飲まなくなることもあります。自分からおっぱいをせがまくなったら、ママからは与えず、様子をみましょう。離乳食で栄養が足りていれば、そのまま自然卒乳できます。

また、それほどおっぱいに執着しなくなってきたなと感じたら、言っていることが理解できる年齢であれば、「おっぱいは終わりにしようか」と本人に訊いてみましょう。意外と「分かった」とあっさりきいてくれることもあるようです。

子どもによってそれぞれなので、離乳食で栄養が足りていてもおっぱいを欲しがる子もいれば、訊いてみても「まだ飲んでいたい!」と言う子もいます。その場合は無理に進めなくても大丈夫です。

卒乳後の生活の注意点

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卒乳・断乳後は、まだ母乳が出るため、乳腺炎などのおっぱいトラブルをおこしやすいです。特に断乳は、突然授乳を止めることになるため、おっぱいの分泌も盛んで母乳が詰まりやすく、注意が必要です。

おっぱいが詰まってきたら1日数回、軽く絞ってケアしましょう。絞る間隔を徐々にあけていき、最後はおっぱいがはらなくなったら完了です。

また、母乳の分泌を抑えるコツは、刺激を与えないことです。おっぱいを冷やしたり(風邪をひかないように注意)、水分を控えることも効果的。あたためると母乳の分泌も活発になるので、お風呂では湯船につかる時間を減らすか、シャワーだけにするのもいいでしょう。

それでもなかなか母乳が止まらずつらいときは、産院や母乳外来に相談しましょう。適切なケアやアドバイスをしてもらえます。

赤ちゃんにストレスの少ない方法を選ぼう

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断乳も卒乳もどちらの方法を選んでも良いものですが、赤ちゃんの気持ちを大切に、大きなストレスにならないよう配慮して進めていきましょう。特におっぱいを精神安定剤代わりにしていた赤ちゃんは、おっぱいから離れた不安が大きいものです。たくさんスキンシップを取って、赤ちゃんを安心させてあげましょう。

無事おっぱいを卒業できたときは、お子さまの成長も感じることができるはずです。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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WRITER

ゆきのこ ゆきのこ  昔から文章を書くのが好きでした。 子育ての中で培った、知識やノウハウを記事に盛り込めればと思っています!