2018年07月25日 公開

手遊びの効果とは?子どもの集中力がアップするおすすめの遊び

手遊びは道具も場所もいらない、どこでも楽しめる子どもに人気の遊びです。手遊びは楽しく遊ぶだけでなく、言葉の発達や集中力を育てるなどの効果も。子どもに人気の手遊びで楽しいおうち知育に取り組みましょう。

手遊びは道具も場所もいらない、どこでも楽しめる子どもに人気の遊びです。手遊びは楽しく遊ぶだけでなく、言葉の発達や集中力を育てるなどの効果も。子どもに人気の手遊びで楽しいおうち知育に取り組みましょう。

手遊びとは?

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手遊びとは、歌の歌詞に合わせて手や指、身体を動かす遊びのことです。定番の手遊び「いとまきまき」は大人から子どもまでほとんどの人が知っているのではないでしょうか。手遊びのなかには手先の簡単な動作でできるものから、全身を使ってダイナミックに楽しむものもあります。道具の準備が不要で、いつでもどこでも始められる子どもを引きつける楽しい遊びです。

手遊びの効果

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手遊びは楽しいだけでなく、子どもの健やかな成長にも効果を期待できます。保育園や幼稚園など教育現場で行われるイメージがありますが、パパママと一緒に行なう手遊びも子どもは大好きです。手遊びを家庭でも楽しみましょう。

子どもとのコミュニケーション

手遊びをするときは子どもと向き合って、動きや歌などを、お互いの息を合わせながら行ないましょう。楽しい気持ちを共有でき、コミュニケーションを深められます。コミュニケーションやスキンシップをはかることは、子どもの情緒を安定させ健やかな成長にもつながります。

頭の活性化

手遊び歌は楽しいだけでなく、知育にも効果が期待される遊びです。歌の歌詞に登場した食べ物や動物を真似した動きをすることで、想像力を養うことができます。また、その際には手先まで使った動きやリズム感が頭の活性化にも効果があるとされています。

知育にも役立つ

さらに手遊びは記憶力にも効果があります。手遊びの歌の特徴は、子どもにも分かりやすい、覚えやすい歌詞やフレーズです。そのため、ものの名前を覚えることに役立ち、記憶力や認識する力が高まります。また、日常生活において歌詞に登場した身近なものに興味をもてるなど、好奇心も刺激する遊びです。

手遊びを行なうタイミングとは?

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手遊びはコミュニケーションや知育として楽しく取り入れることができますが、上手に使うことで子どもの気持ちや行動をコントロールする手助けにもなります。手遊びのタイミングについて考えてみましょう。

子どもの注意を引くとき

個人はもちろん、集団でも楽しめることが手遊びの魅力。幼稚園や保育園では、保育士が園児を静かにさせるために手遊びを取り入れる場面が多く見られます。
手遊びが大好きな子どもたちは遊んでいた手を止め、先生の手遊びに気持ちを向けることができます。あえて突然手遊びを始めることで、子どもの注意を一瞬で引きつけることができるのです。

このように、家庭でも他のことに夢中になっている子どもの注意を引く際に手遊びを使ってみましょう。無理強いをして機嫌を損ねることなく、楽しい気持ちでママと気持ちを向き合わせることができます。

子どもを次の活動に集中させるとき

子どもは前の活動が楽しいと次の活動に集中できないなど、活動の切り替えが苦手です。そこで、次の活動に気持ちを切り替えるために間に手遊びを挟みましょう。

読み聞かせの前はこの手遊び、お風呂の前はこの手遊びなど、次の活動を意識付ける手遊びだとより効果が期待できます。前の活動と一度気持ちを切り離すことができ、次の活動の導入として楽しむことができるでしょう。

手遊びをする際のポイント

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手遊びをする際のポイントを紹介します。ポイントを押さえることで、より子どもの気持ちを手遊びに向け、楽しく遊ぶことができるでしょう。

口調

知育効果を期待して、あるいは子どもの注意を引き付けるために手遊びを家庭で取り入れたい方もいるでしょう。しかし、手遊びは子どもにとってはあくまでも遊び。お話をするように穏やかな口調で行なうようにしましょう。

手遊びで注意をこっちに向けたい、遊びをやめさせたいという気持ちがあると、必要以上に大声になったり、つい命令口調になってしまうことも。強い言い方では遊びとして子どもの気持ちを引くことはできません。明るい声で楽しく誘いましょう。上級者になるとあえて小さい声ではじめるアレンジで、子どもの好奇心を誘うこともできます。

またうまく手が動かせず、上手に手遊びができなくても、完璧にやらせようにしたり、強く注意したりしないこと。子どもが楽しく遊べることが一番です。

手の動き

手遊びの手の動きは、子どもの発達に合ったものを取り入れましょう。小さな子どもには指先まで使って繊細な表現をすることが難しいこともあります。遊びのハードルが高すぎると興味をもてません。グーパーなど簡単な両手の動きから、左右の手で違う動きを楽しむものなど年齢に合った遊びを楽しみましょう。

顔の表情

手遊びを楽しむとき、子どもは先生やパパママの表情にも注目しています。楽しそうな明るい表情を見せることで、子どもにとってより楽しい手遊びの時間になります。特に「笑った」「怒った」など歌詞に表情が登場する場合は、パパママが豊かな表情を見せると子どもは大喜びしてくれるでしょう。

年齢別でおすすめの手遊び

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歌詞の内容、手の動きが年齢に合ったものを楽しみましょう。発達に合った手遊びを行うことで、楽しみながら言葉や数字を習得することができます。

0~1歳

0~1歳の手遊びは「一本橋こちょこちょ」や「ぞうきん」など歌詞の内容が理解できなくても親子のスキンシップを楽しめるものにしましょう。簡単なフレーズを繰り返すものがおすすめです。ママの優しい声で歌いながらたくさん触れてあげることで五感を刺激します。

2~3歳

2~3歳の子どもは手遊びで遊びながら歌詞から言葉を学習します。「いとまきまき」や「おせんべいやけたかな」「ずいずいずっころばし」「キャベツのなかから」など、歌や簡単な動きを真似しながら進められる手遊びが人気です。

また、少し難しい動きにも挑戦して手先の器用さを養いましょう。2歳はイヤイヤ期でもありママが思うように手遊びに誘えないこともあるかもしれません。焦らず子どものペースを待って進めましょう。

4~5歳

動きや歌詞が簡単な手遊びでは満足できなくなり、テンポや動きに変化があるものが人気です。「やきいもグーチーパー」や「大きくなったらなにになる」「おちゃらか」「アルプス一万尺」などお友だちと一緒に行なう、複雑な手遊びを楽しめます。相手と動きをぴったり合わせたり、スピードがどんどん上がる、難しい手遊びにも挑戦してみましょう。

また「とんとんとんとんひげじいさん」の替え歌でドラえもんやアンパンマンなど、幼児が好きなキャラクターを想像できる笑いの要素を含んだ遊びも喜ばれます。4~5歳になると園で習ったものを家庭でパパママに教えて、一緒に楽しむ姿も見られるでしょう。

楽しい手遊びを通しておうち知育を深めよう

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手遊びは学習やコミュニケーションなど、子どもの心身の発達にいい影響を与えます。あまり興味を示さないときは、好きな絵本に登場する動物と関連付けるなどの工夫をしてみましょう。新しい手の動きが入るときは最後までやり抜けるよう、子どものペースを尊重することが大切です。年齢ごとに人気の手遊びを参考に、笑顔で親子の心を通わせる時間を楽しみましょう。

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この記事のライター