2018年7月19日 公開

プレ幼稚園とは?メリット・デメリットや申し込み~合格まで

近年、人気が高まりつつある「プレ幼稚園」。入園前に幼稚園の雰囲気が確認できたり、入園の際に優先されたりするケースもあるなど、さまざまなメリットがあります。プレ幼稚園にかかる費用やスケジュールなど、プレ幼稚園についての基礎知識をご紹介します。

プレ幼稚園とは?

最近では、幼稚園に入園する1年前から、未就園児の子どもを対象に、体験入園として受け入れる取り組みをしている幼稚園が増えています。一般に「プレ幼稚園」や「未就園児クラス」と呼ばれるもので、幼稚園の様子がわかりやすいと人気です。

2年保育の幼稚園の場合は、4歳になる年度の4月、3年保育の幼稚園の場合は、3歳になる年度の4月にスタートします。中には年齢によって分けられており、1歳児クラスや2歳児クラスなど各コースを実施している幼稚園や、年度途中の入園や随時入園を受け入れているところもあります。

定員が決まっており、先着順や抽選、選考などで入園(入会)が決まるため、利用したい場合は、ホームページなどで早めに情報収集しておく必要があります。

プレ幼稚園に通うメリット

親子ともに、入園前は何かと心配なことも……。でも、幼稚園の雰囲気を入園前につかめることがプレ幼稚園のメリットです。集団生活をしたことがない子どもにとって、年間を通して同じ学年の友だち同士で遊んだり一緒に行動・活動することで、協調性が育まれます。また言葉を覚えたり、友だちと良好な関係を築くきっかけにもなり、毎回行くたびに成長を感じられるようになります。

子どもを少しの時間でも幼稚園に預けることで、育児の負担が少し軽くなるというメリットもあります。3~4歳の頃は、子どももぐんと成長する時期で、育児に悩むパパママも多いものです。プレ幼稚園に通うことで、育児の相談ができる知り合いが作れる機会にもなり、子育てについての情報交換ができるということも挙げられます。

プレ幼稚園の通園者は優先的に入園できるって本当?

一部の幼稚園では、プレ幼稚園に通園している家庭を本入園のときに優先しているというところもあります。ただし、プレ幼稚園に参加したからといって、必ずしも入園できるとは限りません。選択肢を増やすためにも、プレ幼稚園に参加した幼稚園以外のところの情報も収集しておくことをおすすめします。

プレ幼稚園のデメリットは?

プレ幼稚園は、基本的に幼稚園バスなどの用意がされず自宅から保護者が子どもを送り迎えする必要があります。事前に通園の交通手段やルート、所要時間を確認しておくようにしましょう。

子どもの誕生月によって、入園の時期がずれるという点も注意が必要です。1~3月生まれの場合は、4歳または3歳になる年が1年ずれることになります。

1~3月生まれの子どもに対する入園時期の対応は、それぞれの幼稚園によって異なるため、プレ幼稚園に参加を希望している幼稚園へ早めに確認することが重要です。

プレ幼稚園の一日の流れ

プレ幼稚園は、実際の幼稚園と同じような流れで進みます。基本的には母子分離のところが大半ですが、なかには母子一緒に参加するケースも。母子分離の場合は、朝、幼稚園についたら、保護者から先生に子どもをバトンタッチし、子どもは教室に入ります。

ダンスや体操などの運動遊び、歌ったりリズム遊びのような音楽遊び、工作やお絵かきといった絵画造形遊び、絵本の読み聞かせや紙芝居など、さまざまな室内遊びをします。晴れた日にはすべり台や築山、砂場遊びや水遊びなど、自由に屋外遊びを行うことも。なかには教材やそろばんを使った座学や英会話の時間があるなど、内容に特色のある幼稚園もあります。

保育時間が終わるころには自分たちでお片付けをすることを経験し学び、降園します。プレ幼稚園に通うようになって、靴の履き替えやトイレのあとに手を洗う、外遊びのときは帽子をかぶるなど、生活の基本になるような行動が身につくようになったという声もあるようです。それにより、年少になったとき、スムーズに園生活に移行できます。

特別な日の行事として、お誕生日会や七夕やプール、運動会、クリスマス会など季節の行事、遠足が行われる幼稚園もあります。

プレ幼稚園の通園にかかる費用

プレ幼稚園の通園にかかる費用は、無料で入会できるところもありますが、私立の場合は有料になることが多いでしょう。必要な内容や金額などが幼稚園によって異なります。

入園料

最初にかかる入園料は無料のところが大半ですが、人気がある幼稚園や私立の幼稚園の場合は有料になるケースもあります。相場は無料~10,000円までですが、高いところでは30,000円程度になるところも。入園料に施設料や保険料が含まれていることもあります。

保育料

保育料はいわば月謝のようなもので、毎月の費用として支払います。保育料のなかにおやつ代や施設料、教材費が含まれるケースもあります。相場は無料~5,000円程度です。

その他

有料幼稚園バスがある場合は、バス代、給食代、指定のスモックなど制服代がかかる場合もあります。ほかに名札、上履き、水筒など入園準備にはさまざまなお金が必要になります。

プレ幼稚園に通園できる時期

プレ幼稚園は、基本的に幼稚園があるときと同じ時期に開催されています。春休み・夏休み・冬休みなど幼稚園がお休みの時は、準じてプレ幼稚園もお休みになります。保育園代わりとして検討している場合は、注意が必要です。

プレ幼稚園へ通わせる頻度

プレ幼稚園を期間中は毎日行っているところもありますが、週に1~3回程度、平日の決められた曜日に開催されるのが一般的です。

1日保育の幼稚園もあれば、半日や短時間保育の幼稚園もあります。1日保育の場合、給食があるところもあれば、お弁当が必要になるケースもあります。時間や頻度などの詳細はそれぞれの幼稚園によって異なるため、疑問がある場合は事前に幼稚園に直接問い合わせをして、解消しておくと安心です。

通園に必要なグッズ

プレ幼稚園に通園する場合は、通園に必要なグッズをそろえることが必要です。実際にプレ幼稚園へ通園していたという先輩ママさんのなかには、購入するものが意外に多くて大変だったという声もあります。

事前に配布される書類に掲載されているので、内容を確認し早めに準備しておきましょう。通園に必要なグッズも幼稚園によってさまざまに異なります。

例)
制服、体操服、スモック、上履き、水筒、帽子、お弁当セット、通園バッグ、名札など

プレ幼稚園の選び方

幼稚園選びに迷っている方は、候補の幼稚園のプレ幼稚園に参加して、実際の様子や施設、雰囲気などを見学しておきましょう。可能であれば、複数の幼稚園を候補に挙げておくと良いでしょう。

翌年には毎日通うことを考え、通いやすい自宅や仕事場の近くもおすすめです。教育方針が家庭と合っているか、指導内容が適切かなども重要ですが、何よりも、その幼稚園に子どもが行きたいという気持ちになっているかという点を大事にしましょう。

プレ幼稚園の見学のポイント

プレ幼稚園の見学の際には、園児や保護者への対応、園付近の交通状況など幼稚園を取り巻く環境、施設の清潔さなど、募集要項や資料では分からない部分をしっかりチェックしておくことが大切です。

プレ幼稚園への申し込み方法

申し込み方法は、プレ幼稚園の開催日程や曜日など、通園できる条件がそろっているかをチェックして、通園できそうであれば申し込みましょう。

秋ごろ~年明けに応募要項の配布が開始されます。定められた申し込み期間をチェックし、願書や必要書類をそろえて申し込みです。郵送の場合もあれば、持参する場合もあります。さらに電話で事前予約しなければいけないところもあるので、注意が必要です。

なかには申し込み日に面接があるところや、申し込み受付時に入会金が必要になるところもあります。また、資料配布前に説明会や見学会が開催されるケースも。事前に幼稚園の情報をきちんとチェックして予定や内容を理解しておきましょう。

プレ幼稚園の面接突破方法

申し込みから合格のまでの流れ

プレ幼稚園は、申し込み日に面接があるケースや後日面接があるケースがあります。面接の後は、電話連絡や書類で合否が分かります。面接がいつあるのか、しっかりと資料でチェックしましょう。

面接の服装・マナー

プレ幼稚園の面接は、幼稚園入園面接と同じような雰囲気だと考えておきましょう。保護者はスーツのような少しフォーマルなスタイルがおすすめ。清潔感を心がけることがポイントです。スリッパは意外に目に付くポイントなため、スタイルに合うものを選びましょう。家族や知り合いですでに通園している人がいる場合は、意見を参考にしてみましょう。

志望動機のポイント

具体的な内容を含めて話すことが重要です。事前に他の幼稚園と比較をして、なぜこの幼稚園が良いのか、この幼稚園に入る目的、どんなポイントに惹かれたのかを説明します。

教育方針の答え方

家庭での教育方針が幼稚園の教育方針とずれていないかがポイントになります。家庭と幼稚園が連携してどのように子育てをしていきたいかをまとめておき、自信をもって話すことを心がけましょう。

プレ幼稚園の入会式

入会式では子どもと保護者が教室に集まり、名前を呼ばれて出席を取ります。簡単に先生からお話があるため、それを子どもと一緒に聞きます。入会式といっても、顔合わせ程度の内容になり、幼稚園によってはおやつタイムやリトミック、園庭を開放して自由遊びの時間を設けているところもあります。

当日の服装は、ジーンズのようなカジュアルスタイルのところもあれば、少しフォーマルな装いのところもあります。スカート+カットソーなどオフィスカジュアルのようなスタイルで参加すると無難ですが、不安な場合は幼稚園に電話で問い合わせてみると良いでしょう。

プレ幼稚園でできるママ友との付き合い方

プレ幼稚園の段階では、全員がその幼稚園に入園するかどうか分からない状態です。他の幼稚園の様子を聞いたり、子育てで悩みがある場合はどのような対策をしているか聞いてみるなど、パパママ同士の情報交換の場所として、プレ幼稚園を活用しましょう。

プレ幼稚園入園は情報収集が重要

幼稚園の雰囲気を実際にチェックすることができ、子どもも環境に早くから慣れることができるなど、プレ幼稚園にはメリットがたくさんあります。スケジュールや費用などは幼稚園によって異なるため、情報収集をきちんとして、有意義なプレ幼稚園入園にしましょう。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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コバヤシ トモコ コバヤシ トモコ  奈良県出身/フリーライター/週末釣り部/海と釣りが好き/ 優しいダンナ君と優しい中学生の双子男子のステップファミリー