2018年7月24日 公開

夏休みだからできる受験対策「『お受験』はじめました!」vol.24

小学校受験を目指す親子にとって夏休みは、苦手分野の克服やペーパーの完成、普段できないことを体験するための絶好のチャンス。特に年長の夏休みは、各家庭で目標を定め、効率よく過ごしたいもの。ママミーヤ親子の夏休みの過ごし方と受験への活かし方をご紹介します。

幼稚園児と保育園児は夏休みも違う

この連載のVol.11「受験生の旅行はアリ?長期休暇の過ごし方と勉強方法」でも書きましたが、幼稚園と保育園では夏休みの概念が異なります。

幼稚園児の場合はお母さまが専業主婦であることが多いため、長期のお休み期間中は夏期講習に通われることが多いと思います。

保育園児の場合は親が休みをとった期間だけが「夏休み」となります。そのため、家庭によって多少の差はあるでしょうが、1週間程度の休暇となる場合が多いでしょうか。

自由に過ごせる時間の多少はあるものの、子どもにとっては同じ「夏」となります。その季節らしい体験を多くさせてあげられるように気を配ると良いでしょう。

どうせなら願書や面接に活かそう

夏休み期間に富士山に登る合宿を行っている受験対策塾があります。この合宿を通して、富士山登山に耐えられる体力と山頂からの景色の感動をお土産に帰ってきます。

とある学校での願書には、富士山の登山経験から粘り強さ、体力、やり遂げることの大切さなどを学んだとPRする家庭が多いと聞きます。実際に私の知人にもそういう方がいました。

みんな同じようなことを書いても良いものなのかと思いましたが、体力気力ともに充実した子どもを求めるその学校にとっては重要なことのようでした。

富士山でなくとも、今までやったことがないこと、できなかったことに挑戦した経験というのは、願書や面接のネタになりやすいと思います。休みの期間は長いとはいえ無限にあるわけではないので、「普段できないことに活かす」という過ごし方も大切です。

目的意識を持って遊ぶ

たとえば、夏の恒例の外遊び「虫取り」をして、カブトムシを取ったとします。カブトムシを取ったあとにただカゴに入れておくだけではもったいない!その虫をよーーーく観察することが大切です。

足は何本?特徴は?色は?どんな風に動く?

絵画の試験に出る可能性もあります。さまざまな経験を二次元に落とし込んで、表現できるようにしておきましょう。

他にも、海や川で遊ぶときもただ遊ぶだけではなく、周りの景色や足元もよく見ましょう。海は砂浜、川は石が転がる河原が多いでしょう。海と川の違いも自分の目で見て感じられると絵画の表現力も増します。

いろんな実体験をすることで絵画の「持ちネタ」を増やせるのは、夏休みならではのメリットです。こうした体験は、面接で話せるネタになる場合もあります。

忘れないようにするために

せっかくの夏の経験を忘れないようにするために、そのときの写真をプリントして壁に貼っておくと良いでしょう。覚えていてほしいポイントを書き込んでおくと、思い出が色濃く残ります。

わが家は夏休みに絵画展や博物館に行くことが多かったのですが、そのときにミヤピーが興味を持って見ていたものをしっかりチェックしました。帰宅後、興味を持った絵などをWEBサイトで収集し、プリントアウトして壁に貼っていました。そこには作者や特徴、ミヤピーのコメントなどを入れておき、親子でいつでも振り返れるようにしました。

実際に夏休みの体験が役立った!

とある学校の面接で、ミヤピーが家族との思い出について聞かれました。

年長の春。わが家は休暇を取りスペインなどを旅行したのですが、ミヤピーはそのときの体験からサグラダ・ファミリアなどのガウディ建築を見たことを話し、「サグラダ・ファミリアは100年以上作り続けていて、ガウディさんが亡くなったあともまだ完成していないと聞いてびっくりした。すごくおもしろい形の建物だった。他にもカサ・ミラなど素敵な建物がいっぱいで中も素敵だった」と話しました。

スペイン旅行の写真も壁に貼っていたのでよく記憶していたようです。

また、別の学校では親への質問として、子どもとのお出掛けについて聞かれました。ママミーヤは、ミヤピーが興味を持ちそうなところを事前に一緒に調べてから出掛けていることや、その場所で感じたことなどをしっかりと話し合うようにしていると伝え、具体例をいくつか話しました。

非常に興味を持ってもらえ、面接官の先生もしきりに鉛筆を走らせていました。家庭の教育方針を合わせて伝えられたので成功だったと思います。

単に遊ぶだけではなく、きちんと目的意識を持って過ごすことが、時間を無駄にできない年長の時期は良いのかもしれません。

おすすめのお出掛けスポット

体を動かす系

登山・ピクニック・キャンプなど、野外で過ごす体験は印象に残り、絵画にも残しやすいのでおすすめです。

ただ遊ぶだけではなく、自然やそこに生きる動物や植物などをチェックすると良いでしょう。わが家はポケットサイズの植物図鑑などを持って行動していました。

文化系

博物館・美術館などもおすすめです。

わが家は美術館に行くことが多かったので、面接でたまたま美術館の話になったときにミヤピーが画家の名前などに詳しいため驚かれました。

美術館の音声ガイドはかならず借りて、ミヤピーにも聞かせていました。目からだけではなく耳からもしっかりと情報を入れることで、印象に残りやすくなります。絵画展のチラシも忘れずにもらって帰り、代表的な作品を切り取って壁に貼っていました。

「社会貢献活動」に取り組む人も

わが家はやりませんでしたが、地域のゴミ拾いなどのボランティアや募金活動に参加する子どももいました。願書や面接でのネタに十分なります。

偽善的と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、行為そのものは良いことであることに間違いありません。子どもにとっては貴重な体験になると思います。ただやらせるだけではなく、その行為が社会にとってどのような役に立つのかを話し合えれば良いのかなと思います。

【まとめ】効果的な夏休みの過ごし方

夏は子どもにとって楽しいイベントがたくさんあります。机に向かってする勉強や制作の時間も大切にしつつ、ぜひ夏休みならではの体験をさせてあげてください。

・普段できないことにチャレンジする
・旅行や遊びの中にも目的を見つける
・忘れないように写真や記念品を家の中の目につくところに飾る
・親子で振り返る機会を持ち、記憶が薄くならないようにする

この4つを意識しつつ、充実した夏休みをお過ごしくださいね!

次回もどうぞお楽しみに♪
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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ママミーヤ ママミーヤ  フルタイムではたらくママ(時に数日にわたる徹夜あり)。 会社員から脱却し、フリーランスになるが前より忙しくなる誤算に悩む。 0歳から保育園に通う娘が一人。昨年、塾なしで小学校受験に挑戦して無事に入学。 0歳からの幼児教育・お受験の勉強を自宅で行うためのコツ・時間のやりくりなどをお伝えします!