2017年07月22日 公開

親子でエベレスト!?ネパールで楽しむヒマラヤトレッキング

家族みんなでエベレストを眺めながらトレッキングできたら……!そんな家族旅行、憧れませんか?トレッキング大国ネパールには、意外と子どもも楽しめる気軽なコースも多いです。ヒマラヤ山脈を眺めならのトレッキングコースや、ネパールが子連れ海外旅行先としておすすめの理由を紹介します。

家族みんなでエベレストを眺めながらトレッキングできたら……!そんな家族旅行、憧れませんか?トレッキング大国ネパールには、意外と子どもも楽しめる気軽なコースも多いです。ヒマラヤ山脈を眺めならのトレッキングコースや、ネパールが子連れ海外旅行先としておすすめの理由を紹介します。

エベレストのある国ネパールは、トレッカーパラダイス

ヒマラヤの前で親子で記念撮影

ヒマラヤの前で親子で記念撮影

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ネパールは、北はヒマラヤ山脈、南はインドにつながる南アジアの国です。小国でありながら、世界に14峰ある8,000m級峰のうち8峰を擁し、一年を通して、世界中から登山家が訪れる国でもあります。

トレッキングルートは、5,000mを超える難易度5クラスのものから、初心者でも日帰りで行ける難易度1クラスのものまで何十ルートもあり、何度も訪れるリピーターも多くいます。

子連れでヒマラヤトレッキングを楽しむ欧米人

村の生活道もコースに

村の生活道もコースに

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さまざまなルートの中には、1〜2週間歩き続けるコースもありますが、日帰りや、1〜3泊のショートコースももちろんあります。村の生活道がルートになっていることもあり、そんな場所なら子どもも一緒にのんびり歩けます。また、トレッキングルートには、キャンプ場が併設されている宿もありますので、親子でテントトレックを楽しむのもいいですね。

よく家族連れで歩いている欧米からの登山客を見かけます。幼稚園児や小学校低学年の子どもたちは、親よりも元気に駆け回っています。中には、パパが赤ちゃんを背負って歩いている姿も見かけます。

山歩きが趣味の日本人は多くいるのに、家族で山歩きを楽しむ人はまだまだ少ないように思います。家族で山に、しかも海外へ、となると確かにハードルはかなり高くなってしまいますが、親子一緒にヒマラヤの麓を歩くのは、日常とは違った環境の中で、親子の絆を深めるいい機会になると思います。筆者は、もっと多くの日本の家族連れの方に、ここネパールを訪れて欲しいと願っています。

エベレストや世界最高峰級の山を眺める初心者コース

初心者コースも充実しているネパール

初心者コースも充実しているネパール

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日本の山と違って、標高3,000m以下は、未開の山の中を歩くというよりは、山村から山村へ村人の生活道を歩くというイメージです。村の子どもたちが学校に通うような道ですから、アップダウンがあるけれど、日本の子どもたちでも歩けます。

また、1〜2時間も歩けば次の村があり、村には茶屋や食堂や山小屋があります。だから、たくさんの水や食料を運ぶ必要もなく、身軽な装備で山歩きが楽しめるのも子連れには嬉しいところです。

そんなたくさんのルートの中で、子連れでも行きやすく、世界最高峰級の山々を眺めることができる場所をふたつ紹介します。

快晴の日はエベレストが見えるナガルコット

晴れればエベレストまで見えるナガルコットの丘

晴れればエベレストまで見えるナガルコットの丘

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ネパールの首都カトマンズから車で約1時間半。カトマンズ盆地を囲む丘の上にあるナガルコット。天候に恵まれれば、西はアンナプルナから、東はエベレストまでヒマラヤ山脈が一望できます。

ヒマラヤサンライズ、ヒマラヤサンセット展望で有名で、高級リゾートからゲストハウスまでさまざまな宿が集まっている観光地でもあります。そんなナガルコット周辺には、子連れでも楽しめる日帰りトレッキングが可能なコースがたくさんあります。

アンナプルナが目前に迫るサランコット

大勢の人で賑わうサランコットの丘からのサンライズ

大勢の人で賑わうサランコットの丘からのサンライズ

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ネパール第二の観光都市ポカラから車で約30分の丘の上にあるサランコット。こちらもヒマラヤサンライズ、ヒマラヤサンセットポイントとして有名。

エベレストは方角的に見えないのですが、ナガルコット以上に間近にヒマラヤ山脈を見ることができます。真正面にアンナプルナ、西はダウラギリ、東はマナスルと3つの8,000m峰が一度に拝めます。

子連れに優しい国、ネパール

子どもを抱っこしてくれるネパール人ガイド

子どもを抱っこしてくれるネパール人ガイド

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ネパールでのトレッキングを子連れファミリーにおすすめするのは、エベレストがある国だからというだけではありません。

ネパールは、アジアの中でも治安がよく、それに、とっても子連れに優しい国でもあるからです。

日本では、レストランに子連れで入りにくいケースも多々あるようですが、ネパールではそんな空気は全然ありません。子どもが少々騒いだぐらいでは、文句を言われることはほとんどないのです。「子どもは賑やかで当たり前」とみんなが思っているからかもしれません。

それに、ネパール人は、フレンドリーで子どもが大好き!親が食事をしている間、ウエイターが赤ちゃんを抱っこしてくれていたり、ガイドやポーターが小さな子の遊び相手になってくれたり、子連れである方が歓迎されることが多いのです。

「子連れだけど、迷惑にならないかな」、そんな心配が無用のネパール。きっと、家族揃っての海外旅行でも、現地の人たちは大歓迎してくれます。ぜひいつか、トレッキング大国ネパールに親子で遊びに来てください。そして、ヒマラヤ山脈を眺めながらの親子トレッキングを満喫してほしいです。

\ 手軽な親子のふれあい時間を提案中 /

この記事のライター

宮本ちか子
宮本ちか子

フリーランスエディター、ライター&コーディネイター。ネパールのポカラ在住。広島県の瀬戸内海の島育ち。東京での会社員時代は、マーケティング会社の編集部でマーケティング情報誌や、社内報、会社案内などの編集、ライティングを担当。その後ネパールのポカラにて宿を15年間経営。ネパール人夫と娘の3人家族。現在は、フリーランスライター、仕入れサポート、プライベートガイドとして活動中です。