2019年3月7日 公開

子ども部屋は必要?きょうだい相部屋やリビング学習はOK?

家の中では「できるだけ家族一緒に」を心がけているわが家。そのため、姉妹の子ども部屋は長女が高校生になるまでは相部屋とし、個室になってもドアは締めないというルールを守っていました。わが家の子ども部屋を振り返ってみて実感したメリット・デメリットを紹介します。

子ども部屋は用意するけど、勉強はリビングで

T.TATSU / Shutterstock.com

最近は「リビング学習」なんて言葉もよく聞きますよね。実際、小学生の8割以上、中学生でも6割以上がリビングで勉強しているという調査データもあります。(※参考1)

「リビングは親の目が届きやすいので、しっかり勉強できる」「わからないところをすぐに親に聞けるから、効率がいい」など、そのメリットを強調する専門家の方もいます。

わが家の場合も、長女の小学校入学時にはあえて勉強机を買わず、リビングの片隅に親子で共有できる小さなパソコンデスクを置きました。日中は娘がそこで勉強し、夜は親がパソコンを使用。娘専用のボックスを用意して、よく使う教材はそこにしまっていました。

ただ、リビングに物があふれてしまうのは避けたかったので、子ども部屋に本棚や引出しを用意して、教科書や本などはこまめに片づけ、娘にも「使わないものは自分の部屋に持っていってね」と言っていました。ちょっと面倒なやり方ですが、おかげで娘は自然と片づけの習慣もついたようです。

次女が小学生になったときには、引越しでパソコンデスクを処分していたので、ダイニングテーブルで勉強するように。長女と同じように教材専用ボックスを活用していたのですが、宿題の途中で夕飯になったりすると片づけもままならず、ノートを広げたまま食事をする羽目に……。

そんなデメリットもありますが、幼い頃からリビング学習の習慣がついていたので、娘たちは大学生と中学生になった今でもときどき、二人仲良くリビングで勉強しています。

中学生まではきょうだい同じ部屋で

二つの机の間に小さな棚を置き、少し距離をとるよう工夫しました。
via photo by author

次女が小学校に上がったとき、子ども部屋に二人分の勉強机を並べて置きました。

「自分の部屋が欲しい!」と言われましたが、「部屋が足りないんだからしょうがないでしょ」と言って押し切りました。

勉強はリビングですることも多かったのですが、好きな絵を描いたり、本を読んだりするとき、同じ部屋にいれば自然とおしゃべりも弾みます。次女が好きだった『ミッケ!』を見ていると、お姉ちゃんも横からのぞき込んだり、「見て見て、これ面白いよ~」なんて言いながら、自分が読んでいる漫画を見せ合ったり。お姉ちゃんが携帯を持つようになってからは、一緒に動画を見たりもしていました。

中学生ともなると、小さい頃のようにごっこ遊びやゲームをするといったことは少なくなります。部屋を分けてしまえば、一緒に過ごす時間も減ってしまうでしょう。

だからこそわが家では、子どもたちに文句を言われつつも、長女が中学を卒業するまで「きょうだい相部屋」を押し通したのです。

「部屋のドアは開けておく」をルールに

Syda Productions / Shutterstock.com

長女が高校生になったのを機に部屋を分けたのですが、「個室が欲しい」という子どもたちの要望を聞く代わりに、「部屋のドアは開けておく」という条件をつけました。

ドアが開いていれば声もかけやすいし、お互いに何をしているかもわかります。わが家はマンションなので、ドアさえ開けておけば、部屋にいても比較的コミュニケーションがとりやすいのです。

実際、廊下を行き来するたびに子どもたちの様子が見えるし、子どもたちもお互い、気軽に声をかけあっています。次女が自分の椅子をお姉ちゃんの部屋に運び込んで、一緒に並んで勉強している、なんてことも。

二人の部屋は向かい合わせなので、お互い自分の部屋で過ごしながら、開いたドア越しにおしゃべりしているときもあります。

「プライバシーがない」という批判もあるかもしれませんが、お互いの行動が見えるという緊張感があるからこそ、だらけすぎずに勉強するというメリットもあります。「自室で携帯で遊んでばかりいて成績が下がった」なんて話もよく聞きますし、高校生ぐらいまでは監視の目も必要なのではないでしょうか。

そうやってオープンに過ごしているからか、娘たちはパパとも仲良しで、よく耳にする「思春期の娘が父親を毛嫌いする」といった問題も今のところありません。

「半個室」がちょうどいい

T.TATSU / Shutterstock.com
わが家の「部屋のドアを開けておく」ルールは、いってしまえば「半個室」状態をつくることなのです。「半個室」のメリットは、きょうだいや親子でコミュニケーションをとりやすい点。プライベート空間を守りつつ、家族のつながりを感じられる家にすることが、筆者が目指したものです。

たとえば子ども部屋なら、一つの部屋をカーテンやパーテーションで仕切って、きょうだいそれぞれのスペースをつくってもいいでしょう。広めの部屋を子ども部屋にして、真ん中にベッドや本棚を置けば、一つの部屋でもきょうだいでエリアを分けることもできます。

また、勉強机とベッドが一体化したロフトベッドなら、相部屋でも「自分のスペース」を確保しやすいですね。

子ども部屋は家族の事情最優先でOK!

家が狭かったのでベビーベッドも置かず、家族4人で川の字になって寝ていました。
via photo by author

わが家の場合、長女が生まれたときに住んでいたのは2LDKのマンションで、子ども部屋をつくる余裕なんてまったくなし!リビングの一角に棚を置いて「子どもコーナー」をつくり、絵本やおもちゃをしまっていました。

リビングが散らかりやすいというデメリットもありましたが、絵本を手に取りやすい場所に置くことで、娘が大の本好きになったのは大きなメリットだったと思います。

次女が生まれてから4LDKのマンションに引っ越したので、ひと部屋を子ども部屋にしました。ただ、勉強はリビングでさせたかったので勉強机は買わず、大きめの本棚とおもちゃなどをしまう引出し付きの棚を置いて、「片づけやすい部屋」になるよう工夫しました。

いずれは姉妹それぞれに個室を……と思っていたのですが、長女が4年生のときにパパが転勤になり、3LDKのマンションに引っ越すことに。部屋数が減ってしまったので、個室はあきらめ、子ども部屋に二人の勉強机を並べて置くことにしました。すると、文句を言いつつも姉妹仲良く過ごしていたので、そのまま長女の中学卒業まで相部屋にしたのです。

こんなふうに、子ども部屋をどうするかは家の事情にも左右されます。家族構成によっても違ってくるでしょう。でも、それでいいと思うのです。

振り返ってみれば、もし転勤がなければ、もっと早く個室を与えていたかもしれません。そうしたら、姉妹で触れ合う時間も減ってしまったでしょう。

子どもは与えられた環境で、意外とうまく、楽しくやっていくもの。その時々の状況に合わせて、無理のない範囲で、子どもが過ごしやすいスペースをつくってあげればいいのではないでしょうか。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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WRITER

YUZU YUZU  フリーライター。東京都在住。出版社で書籍編集の仕事をしていましたが、夫の仕事の都合で2009年より台湾・台北へ。6年間の駐在生活中は娘二人を日本人学校に通わせながら、台湾師範大学の語学センターで中国語を勉強。帰国後はライターとして、主に台湾や子育てに関する記事を書いています。