梅雨の花といえば「あじさい」と言えるほど、あじさいと梅雨は切っても切れない関係です。雨の日の情景にあじさいが登場する「あじさい」と「雨」を取り扱った季節感を感じる絵本はぜひ子どもに読み聞かせてあげたいですよね。そんなあじさいが出てくる絵本を4冊ご紹介します。
雨の様子が鮮明に想像される絵本
タイトル:あめあめぱらん
著者 :文 木坂涼 絵 松成真理子
出版社 :のら書店
童謡の歌詞のような、単純明快なリズムで書かれた文章と、水彩画が織りなす雨の日の様子がとてもきれいです。
鮮明にその情景が思い起こされます。
その中にはあじさいも描かれていて、あじさいがメインというわけではありませんが、存在感があります。
やはり、梅雨の雨にはあじさいが必須ですね。あじさいが咲いている絵があることで、梅雨の季節感を感じます。
長靴はいてお散歩!いろいろなものに会えるかな。
タイトル:おさんぽ おさんぽ
著者 :広野多珂子
出版社 :福音館書店
小さな子どもたちにとって、靴はとても嫌なモノだったりします。
ですが、長靴は別!長靴はいて、雨の中のお散歩は楽しいものです。
泥んこにならないようにはく長靴で、水たまりに飛び込んだり地面を歩く虫を観察したり、子ども目線で書かれた雨の日の絵本です。
きっとお子さまが長靴が欲しい!お散歩したい!と言い出しそうですよ。
道に咲くあじさいもきれいに描かれて、いろんなものを見に雨の中出掛けたくなるようなそんな一冊です。
雨の日にあじさいを見に行きたくなる絵本
タイトル:あめのもりのおくりもの ― おおきなクマさんとちいさなヤマネくん
著者 :ふくざわ ゆみこ
出版社 :福音館書店
あじさいを見たいヤマネくんと雷を怖がるクマくんの物語です。
外は大雨で洪水が起きています。
ヤマネくんが心配なクマくんは雷は怖いけれども勇気を振り絞って探しにいきます。
果たしてヤマネくんの運命やいかに?という絵本です。
雨に濡れる川沿い一面のあじさいがとてもきれいに描かれています。こんなにきれいに描かれていると、見に行きたくなっちゃいますね。
雨の日のお散歩が待ち遠しくなる絵本
タイトル:あめふりさんぽ
著者 :江頭 路子
出版社 :講談社
雨の日ならではの景色や、いきものたちとの出会いを描いた絵本です。
優しい色使いやみずみずしく美しい絵は、大人でも楽しめます。
あじさいはもちろん、かえるやおたまじゃくしといったいきものたちも登場するので、
子どもにどんないきものなのかを伝えてあげるのも良いかもしれません。
雨の日の楽しさがぎゅっと詰まったこの絵本。
読んだあとに雨の日が待ち遠しくなるはずですよ。
あじさいが美しく描かれた絵本の数々
絵本に描かれているあじさいは、雨の日や梅雨を表現するモノとして描かれるときもあれば、あじさいが話の中心に描かれているときもあります。
どちらの場合であっても、雨のあじさいがきれいに描かれています。
あじさいを見れば雨を思い起こし、雨の花といえばあじさいを思うほど切っても切れない関係です。
そんな雨のあじさいが描かれた絵本をぜひご覧ください。