2016年07月31日 公開

モンテッソーリの次は?英国王室ジョージ王子の進学事情

ジョージ王子が通い始めたことで今、世界中で注目を集めているモンテッソーリ教育。しかし、ウィリアム王子とキャサリン妃は既に次のスクール探しを始めているようです。なぜモンテッソーリスクールから転園するの?それには英国王室ならではのワケと教育システムに理由があるようです。

ジョージ王子が通い始めたことで今、世界中で注目を集めているモンテッソーリ教育。しかし、ウィリアム王子とキャサリン妃は既に次のスクール探しを始めているようです。なぜモンテッソーリスクールから転園するの?それには英国王室ならではのワケと教育システムに理由があるようです。

現在通っているスクールは?

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ジョージ王子が通っているのは、ウィリアム王子夫妻が暮らすノーフォーク州アンマーホール近くの「ウエストエーカー・モンテッソーリ・ナーサリー」。壁の絵と素朴なたたずまいが有名ですね。イタリア人マリア・モンテッソーリが始めた教育法を取り入れており、AMIという英国のモンテッソーリ・ソサエティーが運営しています。
ナーサリーは日本でいう保育園・幼稚園に当たり、通常は2歳から4歳までの未就学児が通います。

次のスクール探しが始まっています!

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ウィリアム王子は2016年5月、 ジョージ王子の次のスクール探しを始めていることを明かしました。ナーサリーは4歳まで通うことができるはず。どうしてこんなに早いのでしょうか。
実は、英国の教育システムは日本よりずっと複雑。英国王室は伝統的に私立校に通うため、3歳で入学するプリ・プレップと呼ばれる私立小学校を探しているのです。

英国の義務教育制度はとても複雑

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英国の義務教育は5歳から18歳までですが、日本のように年齢で小学校、中学校、高校と分かれているわけではありません。ホームスクーリングが認められるなど多様で複雑な教育システムを持つ英国。大きく分けると公立と私立で就学年齢が少し異なります。

公立の小学校は11歳まで

公立小学校に当たるプライマリースクールは5歳から11歳まで。その後、日本の中学高校に当たる学校へ進学しますが、成り立ちによってセカンダリースクールやハイスクール、グラマースクールなどの種類があります。

私立は小学校が2種類

英国の私立校では、日本の小学校に当たる教育は3歳から6歳が通うプリ・プレップと、7歳から13歳までのプレップスクールに分かれます。それ以降はシニアスクールと呼ばれますが、一貫校でない場合は日本と同様、入学試験を受ける必要があります。
ジョージ王子は2017年に3歳になるため、9月から入学する プリ・プレップ探しが始まっているのです。

候補に挙がっているスクールを紹介!

ジョージ王子がどのスクールに通うのか、英国ではさまざまな噂が飛び交っています。その中でも特に有力とされている3つのスクールをご紹介します。

ビーストン・ホール

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最有力とされているのがノーフォーク州にあるビーストン・ホール。 海岸に面した広い敷地が特徴で、寄宿舎も完備しています。授業料は年間最大300万円ですが、芸術や音楽に秀でた児童には最大20%の奨学金が出る制度があります。
なお、ジョージ王子が通うとされる プリ・プレップは今年9月から新設されるもの。屋外活動を中心としたカリキュラムが組まれるようです。

カルフォード・スクール

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Bigfish1982/CC BY 2.5
第2候補はノーフォーク州の南、サフォーク州にあるカルフォード・スクール。18世紀に作られたお城のような学舎と、政府にも認められた最高水準の教育が特徴です。3歳から18歳までの男女共学一貫校で、7歳からは寄宿舎もあります。学費は最大で年間400万円。
プリ・プレップでは「森の学校」と呼ばれる屋外活動で、児童の自主性と好奇心を養っています。

ウェザビー・スクール

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photo by author
3つ目の候補は、ロンドンにある男子校ウェザビー・スクール。ここは父親のウィリアム王子 の出身校でもあります。プリ・プレップはノッティングヒルの高級住宅街の一角にあり、赤い扉が特徴です。学費は年間280万円。
現在のウィリアム王子夫妻の住居はノーフォークですが、ロンドンに引っ越すのでは?という噂からこのスクールが候補に挙がっているようです。

スクール決定はいつごろ?

ジョージ王子のスクール決定の時期については、残念ながら2016年7月時点で詳細は伝えられていません。候補とされるプリ・プレップでは屋外活動が盛んに取り入れられているようですが、どんなスクールに通うのか、どんな教育法なのか、これからの発表に注目です。

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