2021年06月02日 公開

インターナショナルスクールのサマースクールを体験!料金や内容を徹底レビュー

幼稚園年長の息子が、インターナショナルスクールのサマースクールを体験。料金や内容を徹底的にレビュー。本人の感想や、スクール後の変化も紹介しています。

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長い夏休みが近づくと、どう過ごそうか悩むママパパも多いのではないでしょうか。 わが家の幼稚園年長の息子は、インターナショナルスクールのサマースクールに参加してきました! 日本にいながらも、まるで海外のスクールを体験できるサマースクールの詳細をお伝えします!

インターナショナルスクールのサマースクールって何をするの?

全国に500校以上あるといわれているインターナショナルプリスクール。 インターナショナルスクールにもいろいろなスクールがありますが、今回は「日本の子どもたちが英語で過ごす幼稚園」のサマースクールを体験しました。 ここでは普段通っている在園生の子どもたちと、オールイングリッシュで過ごしながら生きた英語を身に着けます。

サマースクールのレッスン内容

サマースクールのプログラムは、通常のレッスンに比べて勉強の要素が少なく、楽しいイベントが盛りだくさん!クラフトの時間には、ポストカードに夏らしい絵を描いたり、写真立てやうちわを作ったりとあらゆる自作の思い出の品を持ち帰ってきました。
事前にスケジュールが発表されるので、子どもが楽しく参加できそうな日を選んで申し込むこともできます。
中でも息子が「一番楽しかった! 」と言っていたのは最終日の夏祭り。 すいかに見たてたブロックを使ったすいか割りや、ヨーヨー釣りに盆踊りなど日本の夏遊びを体験できました。 イベント時には、服装の指定がありお気にいりの甚平で登園したのもいい思い出です。
その他にも、みんなで海賊に扮する「パイレーツパーティー」や、パジャマ姿でごろごろ映画を見る「パジャマパーティー」といった、海外らしいイベントも体験できました。

インターナショナルスクールのサマースクールでのイベント

サマースクールの一日のスケジュール

サマースクール期間中の一日のスケジュールは、以下の流れとなります。イベント開催日は、昼食を挟んで午後も引き続き行われることもあります。

    • 9:00~9:30 朝の準備、トイレ、ヨガ
    • 9:30~10:45 サークルタイム
    • 10:45~12:00 クラフトやサイエンスなど
    • 12:00~13:00 昼食
    • 13:00~14:15 外遊びや運動、ゲームなど
    • 14:15~14:30 終わりの会
    • 14:30以降 延長保育及びロングステイ

サマースクールにかかった費用

近隣のスクールをいくつか問い合わせてみたところ、一日あたりの金額が6000円台から8000円台とスクールによって若干の差があるようでした。また在園生と外部生の料金が異なるスクールもありました。一例ですが、息子が通ったスクールの料金設定は以下のようになります。

日数ショートタイム
(9:00~14:30)
ロングタイム
(7:45~18:15)
1日7,600円9,900円
2日間14,800円19,400円
3日間21,900円28,600円
4日間28,600円36,800円
5日間35,500円46,000円
6日間42,400円54,200円
7日間48,300円62,300円
8日間51,200円65,600円
9日間55,600円69,300円

わが家は最長の9日間で申し込み、かかった合計費用は64,380円。(給食代と、外部生参加料金の5,000円が加算されたものになります。)
一例にはなりますが、息子が参加したスクールの料金はショートタイム(9:00~14:30)の場合1日7,600円5日間35,500円(1日あたり7,100円)、9日間55,600円(1日あたり6177円)と日数が増えるごとに1日あたりの料金が割安でした。

特に兄弟割引はありませんが、兄弟共に外部生で初参加の場合は1人分が無料になるそうです。
(※金額は全て税込みです。 )

延長保育やロングステイも可能

共働き家庭の増加により、長時間の預かりにも対応可能なインターナショナルスクールも増えてきています。 わが家が通ったスクールでも、19時まで30分毎の延長保育がありました。
またロングステイで申し込めば、7時45分から18時15分まで英語漬けの環境で過ごすことが可能。 レッスンが行われるのは14時半まででそれ以降はお昼寝と自由遊びの時間です。楽しみながら長時間英語のシャワーを浴びられそうですね。

忙しいママに嬉しい! 給食があるスクールも

朝の登園前は何かとバタバタしてしまうもの。 わが家が通ったスクールでは、お弁当か給食かを選択可能でした。 1食420円と有料でしたが、短期間とはいえ毎朝の負担を考えるととても助かりました。
息子に感想を聞いてみると、『普段通っている幼稚園よりも、いろいろと食べられてとてもおいしかった! 』と満足度が高かったようです。 フルーツやデザートまで豪華で、毎日の楽しみになっていたそう。
給食室がないスクールではお弁当タイプの給食になる場合もありますが、希望日だけ申し込むことも可能です。

インターナショナルスクールのサマースクールって誰でも通える?

もともとインターナショナルスクールのサマースクールは、在園生の特別レッスンとして行われている場合が多く、在園生が優先されます。スクールによっては外部生を受け入れないケースも。
また、編入を希望する場合は英語力の考査があることが一般的ですが、サマースクールの参加には英語力は問われません。外部生を受け入れ可能なスクールであれば、誰でも気軽に参加できるのは嬉しいですね。

サマースクールの申し込みの注意点

外部生の申し込み期間の設定が短いスクールがあるので要注意です。息子が通ったスクールでも在園生の申し込み期間のあとに土曜日クラス受講生の申し込み期間があり、最後に一般の外部生の申し込み期間がありました。
運よく全ての希望日に申し込めましたが、在園生だけで埋まってしまう年もあるそう。申し込み期間も6月半ばの1週間と短く、事前の情報収集が必要です。
早いスクールだと5月半ば頃にサマースクールの募集要項が発表されますが、ホームページに募集要項を掲載するスクールが少なく直接問い合わせをしました。

サマースクールの参加を決めた理由

わが家が息子をサマースクールに参加することを決めた理由は大きく2つあります。
1つ目の理由は、ネイティブの英語に長時間触れる環境下で過ごして欲しかったから。2つ目の理由は私のリフレッシュ時間の確保のためです。
自宅でも英語の学習を継続しているものの、どうしても家ではマンネリ化してしまいがちでした。海外留学は現状では難しく、国内で英語環境を手軽に作るにはインターナショナルスクールが最適でした。
5歳にもなると体力がついてきて、毎日一緒に過ごすとどうしても親の疲労が溜まりがちに。さらに3歳下の弟と些細なことで喧嘩が勃発してしまうことも多く、兄弟別々に過ごす時間が必要だと考え参加を決めました。

サマースクール期間中の本人の感想と変化

参加前は、自宅での英語学習にあまり意欲的でなく、私の英語の語りかけにも日本語で返ってくるような状況でした。
環境の変化が少し苦手な息子は、サマースクール開始の前日からとても緊張している様子でした。いざ当日を迎えると、私の心配はよそに全く不安な様子を見せることなく玄関で『Good morning!』と挨拶をして先生と一緒に教室へ。
帰宅後に感想を聞いてみたところ、始めの数日は『先生が何を話しているのか全然分からない』と言っていたものの、『レッスンの時間はとても楽しい!』と充実した様子でした。3日ほどすると、ネイティブの先生の話がかなり聞き取れて、簡単な英語での受け答えができるようになったそう。帰宅後、『〇〇って英語でなんて言ったらいいの?』と質問してくることも増え、英語への意欲が高まってきているのが伝わってきました。弟と遊んでいるときにふと英語が出てくることも多く、その度に驚かされることも!
最終日を迎えるころには、『もう終わりなんて早すぎる!もっと行きたい!』と言うくらい充実したサマースクールだったようです。

サマースクール教室

親が感じたサマースクール参加のメリットとデメリット

息子はとても楽しめたサマースクール。9日間と短期間ではありましたが、メリットとデメリットの両方を感じました。

サマースクール参加のメリット

  • 時間にメリハリをつけて過ごせる
  • 化学や地理など興味の幅が広がる
  • 適応能力が上がる
  • 英語学習に前向きになれる

地域にもよりますが、約1か月半もある長い夏休み。さすがに毎日予定を入れることは難しく、家で過ごす時間も多くなりがちです。予定のない日には、暑さもあってどうしてもだらだらしてしまいがち。朝から「サマースクールに行く」という予定があると、時間にメリハリをつけて過ごすことができました。
英語にふれレッスンで、実験を見たことで化学に興味を持つきっかけにも。あらゆる国の出身の先生との出会いから、地図を見ながら各国の特徴を自分で調べるようにもなりました。
また外部生がクラスに一人で、始めの数日はなかなかお友達に馴染めなかったそうですが、数日経つころにはすっかり打ち解けたそう。息子は環境の変化が苦手なので少し心配しましたが、サマースクールの参加で適応能力が上がったと感じました。

サマースクールのデメリット

  • 1クラスの人数が多く、発話のチャンスが少ないことも
  • 英語の習得具合が分かりづらい

サマースクールは、一般の幼稚園と同じように1クラス20人前後でレッスンが行われます。そのため、英語力の差があったり、大人数が苦手だったりと発言がしにくいこともあります。息子は言いたいことがなかなか英語で出てこない際に、やむなく日本語を使ってしまい『No Japanese!』(日本語は禁止)と言われたのを、引きずってしまうこともありました。またおうち英語では同年代のライバルがいないので、ときに自信過剰になってしまうことも。そのような英語が通じず悔しい体験も、いい刺激になると捉えればデメリットではなく、メリットだと感じられます。

また読み書きの要素は少なく、習得度を測るテストはないので、英語力の変化が分かりづらいです。そもそも、英語力は短期間で大きく変わるようなものではないので、英語に楽しく触れられるメリットの方が大きいとは感じています。

長期休暇の思い出作りに最適!

日本にいながらも海外のスクールのような体験ができるインターナショナルスクール。普段と違う環境に不安を感じるかもしれませんが、終了後にはたくましく一歩成長できるはず!夏休みだけではなく、春休みや冬休みにも開催しているスクールもあり、普段は幼稚園に通っている子どもでも参加しやすいのが嬉しいですね。
吸収の早い幼児期に、英語だけではなく異文化に触れる体験は、きっと何物にも代えられない経験になるのではないでしょうか。

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この記事のライター

KUMIKO
KUMIKO

兵庫県在住。6歳・3歳のわんぱく兄弟のママです。 大学では英語を専攻していたことから、 ゆるめの英語育児を楽しんでいます。 子どもたちとの体験からの気づきや学びを、ママ目線でシェアしていきます。 旅行と海外ドラマと美味しいものが好き。