2017年9月1日 公開

「英語でモンテ」モンテッソーリ教育の親子教室、体験してきました!

今、大注目のモンテッソーリ教育。英語学習と合わせた独自のクラスを提供している個人教室に伺い、親子で体験レッスンを受けてきました。実際にやってみたモンテッソーリの個人活動「お仕事」の内容や使った教具など、クラスの内容、感じたことなどをお伝えします。

なぜモンテッソーリ教育?

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ピンクタワーは、 1辺が1~10cmの10個の木製立方体。ピンク一色で、異なる性質による混乱を避けているのが特徴です。ひとつずつ運び、積み上げる作業を繰り返すことで、指先や手首の筋肉の運動が促され、視覚を洗練し大きさについて知る感覚教具です。微妙な差の違いを見分ける力を発達させます。
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レッスンを開催しているジュンナさんに、なぜモンテッソーリ教育を取り入れているのか伺いました。

ジュンナさん:モンテッソーリ教育は、自立を促し、自律も同時に身につけ、個性を伸ばす教育です。教えあいなど、他者への思いやりも大切にします。

レッスンでも、個人で活動することをメインにしています。教具を選んで、自分で「やってみる」と意思表示をして、それを「もういい」というところまでやる。この繰り返しが自己肯定につながり、今後、困難に直面しても自分を信じて進める力になるはずです。そうやって「個性を大切にしていい」と、この未就学の時期に感じることは、すごく大切だと思います。「自分が自分らしくいていい」と認められて思えることが人生の幸せ感につながるのではないでしょうか。

Junna's English Room

2012年から東京・品川区で英語教室としてスタート。主催するジュンナさんは、立命館大学文学部英米文学専攻、卒業後オーストラリア・マッコーリー大学で修士号も取得。8年間高校教員として英語を指導したほか、塾や家庭教師、大人英会話指導、翻訳、留学斡旋関連などの経験も豊富。お子さんの誕生と共に幼児教育に興味を持ち、オックスフォード大学出版児童英語教師認定プログラム、BBカードBasic Course、Jolly Phonicsトレーニング講座修了のほか、2018年3月モンテッソーリ教師資格を取得予定。2016年からは「個性を伸ばす」「国際的視野を広げる」をテーマに、モンテッソーリ教育と英語教育を重ねた教室を展開。

英語でモンテッソーリクラス体験!具体的な内容は?

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こちらは、布製のまゆ玉やカラフルなポンポンをひとつずつトングで挟んで、器から器に移動させる「お仕事」です。トングやはしを使ってあけ移す日常生活の練習をすることで、指先の器用さ、集中力、手と目の協応性が養えます。
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--体験教室ではどのようなことを行いますか?

ジュンナさん:モンテッソーリ教育とはどんなものか、親子で触れる機会を提供しています。具体的には、モンテッソーリ教具で自己発達をさせていく体験をお子さんにしていただきます。

幼児期に、五感は目覚ましい発達を遂げますが、その五感を洗練させていく感覚の教具は本当に美しくて、大人も思わず手に取りたくなりますよ。

レッスンの構成は、まず身支度や手洗いをし、モンテッソーリの個人活動へ。休憩後、英語で絵本の読み聞かせや、BBカードなどの一斉活動をし、最後のサークルタイムで英語の歌を歌います。モンテッソーリの時間にも英語の教具を使い、教師から英語での話しかけもします。
※取材時。現在は休憩後、英語の指示で身体を動かし、BBカードなどの一斉活動をし、最後のサークルタイムで英語絵本の読み聞かせや英語の歌を歌っています。

「モンテッソーリ教具」を使った個人活動

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モンテッソーリの教具の中でも「おうちモンテ」をしやすい「シール貼り」のお仕事。台紙の枠に、丸シールを貼っていきます。
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個人活動では、自分で選んだ教具を満足するまで活動します。まず、棚から自由に気になった教具を選び、机に運んで、どう作業するかジュンナさんのやり方を見ます。

筆者の娘は特に「シール貼りのお仕事」を気に入って、次から次へと行っていました。

ジュンナさんからは「シール貼りは指先の洗練に。また、視覚と手の協応の活動で、それを発達させるのが楽しいのですね。丸の大きさに合わせてシールを選ぶのは、もう一つ上の段階ですね」とのこと。

集中して作業を行い、気が済んだら、お片づけをして棚にきちんと戻すのも活動の一つです。

BBカードメソッドって?

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正式にはLETTERS & SOUNDS 64というカードですが、登場する女の子の名前、Betty Botterのイニシャルから、BBカードと呼ばれるように。絵カードと対応のセンテンスカード各64枚、計128枚のセットです。
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こちらのレッスンでは、英語教育として絵辞典やBBカードを使い、英会話や歌の時間もあります。ジュンナさんは、「脳に英語回路を作るように働きかけていきます」とのこと。

特に、力を入れているのは「BBカード」だそう。

「BBカードは、英検3級レベルの文を覚え、応用し、読み、書くにつなげる教材で、中学に入るぐらいまで長く使えます。ビンゴや七並べなどで遊びながら繰り返し64の文を覚えます。想像することや自分で気づくことを大切にします。自分で気づくと忘れないのですね」とジュンナさん。

ゲーム感覚で楽しみながら、英語のリズムや文法からフォニックス、会話の勉強ができて、自分の言いたいことを英語で表現する力を養える子ども向け英語教材です。

なかなか緊張して声が出なかった娘も、これは親しみやすい絵柄で、同じものを発見すると嬉しいのか「same!」と声を出して参加していました。

英語の本の読み聞かせもあり、Spotシリーズを読んでもらうシーンも。知っている絵本が出ると、喜んで声をあげていました。

子ども自身の内的達成感・満足感が大切

最後に、指導のポイントについてもお伺いしました。

ジュンナさん:モンテッソーリ教育では、叱ることは、よほど危ない時以外はしないです。また、褒めることもそれほどしません。子どもが、仕事を完成させた時に静かに「できたね」と言ったり、「いいお目目していたね」と声をかける程度です。

なぜなら、子ども自身の内的達成感・満足感が大切だからです。「褒められるから頑張ろう」のような方向に持っていこうとはしません。褒められるから、が動機だと、褒められないならやらないって方向になってしまうのですね。
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「ストロー通し」のお仕事です。短く切ってあるカラーストローとお花など綺麗な形の色画用紙を毛糸に順番に通していきます。
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最後に

モンテッソーリ教育に興味はあっても、取り入れている幼稚園や保育園が近くにあるとは限りません。幼児教室や英語教室で展開していると、習いごととして触れることができるのが利点です。また、こうやって、まず活動を実際に体験できる機会があると、理念もよくわかり、子どもへの適性もより見えやすいですね。

家庭でできる、「おうちモンテ」も注目されていますが、仲間やお友達と接しながら、他者への関わりながら学べるという環境も良いと感じました。機会があれば是非、試してみることをお勧めします!
次回の体験会は、2018年2月、3月に実施予定だそうです。講師兼連絡係もされている親子英語サークルでも、モンテッソーリ活動を取り入れたりしているそう。英語とモンテに興味をある方は、サークルの活動にまず参加してみては?詳細は以下のブログから。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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WRITER

志田実恵 志田実恵  エディター/ライター。札幌出身。北海道教育大学卒業(美術工芸)。中高の美術教員免許所持。出版社でモバイル雑誌の編集を経て、様々な媒体で執筆活動後、2007年スペイン留学、2008〜2012年メキシコで旅行情報と日本文化を紹介する雑誌で編集長。帰国後は旅行ガイドブック等。2014年6月に娘を出産。現在は東京で子育てしながらメキシコ・バスクの料理本の編集のほか、食、世界の子育てなどをテーマにwebを中心に活動中です。