英検の学習をするには、英語の文字=アルファベットを知らないと前に進めません。ひらがなを学びはじめる頃から同時にアルファベットも覚えられると、いざ英語を勉強しようと考えたときにとても楽です。わが家では楽しくアルファベットを覚えられるようおもちゃの力を借りました。
まずは英語の「文字」の存在を教える
前回、フォニックスを学ぶことによって英語を(意味はわからずとも)読めるようになったというお話をしましたが、それより前にアルファベットを覚える必要があります。
日本語だとまず「あいうえお」を覚えますが、英語の場合は「ABC」といったアルファベットを覚えます。わが家では、娘のミヤピーがちょうど文字に興味を持ちはじめた2歳の頃に、ひらがなと併せてアルファベットも教えはじめました。
はじめは日本語と英語のかるたのようなカードを購入して、文字を読みながらちょっとしたゲーム方式で教えていましたが、このやり方では親がみっちりついていないといけません。ワーキングマザーの私はミヤピーが家にいる時間は家事もしないといけないため、アルファベットを教えるためにつきっきりになるわけにもいかず……。
子どもはすばやく吸収するのでどんな方式でやっても覚えられると思いますが、できるだけ興味のある楽しい方法で教えると覚えるスピードもアップすると思い、おもちゃを利用することにしました。
いろいろと調べた上でいくつか購入しましたが、反応はさまざま。全く反応しなかったものもあれば、楽しく遊んだものもありました。
好みは人それぞれでしょうが、参考までにミヤピーの反応と様子をご紹介します。
英語がスラスラ読める!『フォニックス』を自宅で学ぶ【小1から英検チャレンジ】Vol.5 – Chiik! – 3分で読める知育マガジン –
ミヤピーはあまり反応しなかったもの
英語を話すぬいぐるみ
耳やお腹を押すと英語の歌を歌ったり、触った部位を英語でおしゃべりするものです。
私の母がミヤピーが楽しめると思って購入してくれたのですが、実際はほとんど興味を示さず……。押せるボタンも少ないのですぐ飽きました。
本人にとっては、単に「押すと音がなるぬいぐるみ」以上のものではなかったようです。また、あまりかわいがらなかったのは、見た目的にかわいくなかったのでしょう……。
英語のポスター
アルファベットと絵が描かれたポスターを貼りましたが、まっっっっっっっったく興味を示しませんでした(泣)。
やはり、英語に親しむにはまずは読めることが大事です。壁に貼るだけでは、文字も単なる絵柄にしか見えません。
音楽を流すだけでも英語の文字を理解させることにはつながらないと感じ、文字がわかるようになることに集中しなくては、と思いました。
ミヤピーがくいついたおもちゃ
リープフロッグ社 タグジュニア
「リープフロッグ社」はアメリカの知育玩具会社です。リープフロッグ社のおもちゃは、英語圏の子どもたちが語学学習をする際の補助として自宅でよく使われています。
「タグジュニア」は雪だるまのような形のリーダーで、専用の本に触れさせると、その本の内容を話します。本の内容はリープフロッグ社のWEBサイトからダウンロードすることができ、3冊分くらいのデータをリーダーの中に保持できます。
本も何冊か買いましたが、1番楽しんでいたのはアルファベットを覚えるカード。カードを何度もタッチして文字を確認していました。
このおもちゃのいいところは一人で遊べるところ。親が家事をしている間に楽しみながら英語の勉強ができるのは良いと思いました。
ミヤピーはこの玩具を使いはじめて1ヶ月ほど経った頃、アルファベットの大文字は読めるようになっていました!小文字はわかるものもあればわからないものもあるという感じで、後々覚えていきました。
ちなみにこれは私の考えですが、なぜ大文字小文字があるかなどの説明はいちいちする必要はないと思っています。最初から「大文字と小文字の2種類ある。英語はこういうものだ」と堂々としていればいいと思います(笑)。ゆくゆく子ども自身が大きくなったときに、知りたいと思ったら調べるでしょう。
(というか、もし子どもに「なんで?」と聞かれても私も正確に答えられませんが……)
ただ残念なことに、実はこの玩具は既に廃盤となったようです。リープフロッグ社で代替になるような商品がないか問い合わせてみましたが、現在は同じ機能があるものはないようです。
はじめての英語学習にぴったりなオススメおもちゃ
ミヤピーがハマった「タグジュニア」は現在は購入できませんが、その他のリープフロッグ社でオススメしたいおもちゃを2つ選びました。
選んだ基準は
・機能が多すぎず、文字だけに集中できる
・自分の手を動かしてはっきりとした反応があるもの
・「アルファベットを覚える」ということに集中できる
という3点です。
フリッジフォニックスマグネットアルファベット
販売元:リープフロッグ
こちらもすごく魅力的なおもちゃです!大文字だけですが、アルファベットの読みや形を小さな子どもが覚えるのにちょうどいいと思います。アルファベットのピースもバス本体もマグネットになっていて、冷蔵庫やホワイトボードにくっつけて遊ぶことができます。
自分でアルファベットをバスにはめこむと音がなるので、形や読み方を覚えるのにちょうどいいと思います。
マイオウンリープトップ
販売元:リープフロッグ
こちらもアルファベットを覚えるのにオススメのおもちゃです。ゲームや音楽で楽しみながら英語に触れられます。実はミヤピーも旧型ですがこれを持っていました。「タグジュニア」がすごくよかったので、こちらも購入。「タグジュニア」と合わせてよく遊んでいました。
キーボードの位置が決まっているので、位置でアルファベットを覚えてしまうかもしれません。これだけに頼らず、アルファベットカードや他のおもちゃも組み合わせると、しっかりと理解してくれるはずです。
タブレット型おもちゃもはじめての英語学習に最適!
リープフロッグ社のものではないですが、最近よく見かけるタブレット型の知育おもちゃは持ち運びやすく子どもだけでも遊べて魅力的だと思います。
同じく
・機能が多すぎず、文字だけに集中できる
・自分の手を動かしてはっきりとした反応があるもの
・「アルファベットを覚える」ということに集中できる
という条件から私が選んだのがこちらです。
あそびながらよくわかる えいごタブレット
販売元:学研ステイフル
タブレット型おもちゃもパソコンタイプのものと同じく、アルファベットの位置を覚えてしまえば読み方などを答えられてしまいます。そういう点で、私が求めている機能をすべて満たしているわけではありません。
ただ、持ち歩くことができ、子どもが一人でポチポチと押しながら文字と音を確認でき、しかも楽しい音楽やフレーズで子どもを集中させる魅力があります。なので、アルファベットを覚えるとっかかりとしては良いのかなと感じました。
おもちゃならアルファベット学習もおうちでスムーズに!
アルファベットを教えるだけなら、英会話教室などに通わなくても自宅学習で十分です。学習をスタートしてみると、子どもは親が思っている以上に割とあっさりと覚えるもの。迷わず早いうちにトライすることをオススメしますよ!
文字がわかるようにならないと、フォニックスにも進めません。
おもちゃの力も借りて、まずは文字の存在を知るところから語学の学習がはじまります。できるだけ楽しく、気楽にはじめてみてくださいね!