2021年06月08日 公開
小学校生活のプランニング

小学生の「中学受験」と「英語学習」どう学ぶか?

中学受験を視野に入れているご家庭では中学受験と英語学習の両立についてお悩みの方も多いと思います。この記事では、小学校6年間を効率的に過ごすためのプランニングについてご紹介します。

習い事の種類が多様化している昨今。学校から帰ったあとが本番!という小学生も増えているのではないでしょうか。

今回は小学校6年間を効率的に過ごすためのプランニングについて考えてみたいと思います。

中高一貫校志望者の増加

中高一貫校の人気がますます高まっています。
大学進学への指導も手厚く、授業の進度も公立より早いため、中高一貫校の場合は中学からの入学がスタンダードになりつつあります。

コロナ禍においても各校オンライン授業などを早急に進めたりなど、教育の手厚さが浮き彫りになったこともあり、教育熱心な保護者の方への関心を集めているように感じます。尚、中学受験者の多くが小4以前から通塾開始する等、数年がかりでの取り組みのため、コロナ禍においても減るどころか2021年度入学の受験者数は増加したようです。

中高一貫校では高校での募集をしていない学校が多いため、行きたい学校の選択肢が最も多いのが中学受験です。
御三家と呼ばれる学校で高校募集をしているのは開成のみ。女子の最上位校の一つである豊島岡女子学園も2022年度をもって高校の募集を停止します。東京では、これまで高校募集をしていた都立の併設型中高一貫校5校が来年・再来年で高校募集を停止し、2022年度以降全て中等教育学校に変わります。

学校の教育内容に魅力を感じて学校選びをするご家庭が多い点でも中学受験以外に考えられないほど、中学受験熱は年々高まっているのが現状なのです。

英語教育の義務化

小学校の教育課程において、英語教育は義務化されました。
3年生から「外国語活動」という時間が設けられ、子どもたちはテキストと一緒にアルファベットに触れたり、単語を学んだりしているそうです。

しかし、ミヤピーから話を聞き、教科書を見た限りですが、義務教育として施される英語教育はあくまでも「外国語活動」です。
外国語を使って世界に親しむことが目的で、読む・書く・聞く・話すといった4技能を育てるものではなさそうです。

英語教育が義務化されるということで、習い事として英語を始めるご家庭も多く、娘の学校でも英検Jrを受験したという子が増えているそうです。
英語に親しむことからはじめ義務教育内での「外国語活動」の対策として英検Jrは非常に取り組みやすく効果的だと感じます。

忙しい「最近の小学生」

 

最近の小学生の忙しさには驚かされます。
プール・サッカー・バレエ・ピアノ・バイオリン・プログラミング・体操・チアリーディング… 時間が足りなくて1日に2つ掛け持ちしているお子さんもいます。

中学受験をするために塾に入れても習い事はそのまま継続させている方もいます。
塾もいくつか掛け持ちしたり、SAPIXなどの大手塾の場合、準拠の個別指導塾に通わせているご家庭もそれなりにあります。

色々とやらせてみて、子どもが興味を持てるものを増やしてあげたり、才能があるものを見つけてあげたいという親心からですが、中学受験を希望する場合は習い事の整理をしないと子どもの心身がパンクしてしまいます。

小学校生活6年間の計画をたてる

小学校生活のプランニング

中学受験を希望する場合は塾に行きますが、中学受験用のカリキュラムは小学校4年生からスタートします。
正確に言うと小学4年生のコースは小学3年生の2月からはじまります。
塾に通い始めると予習や復習も必要になります。
授業を効率的に受けるために予習も必要ですし、定着させるために復習も必要です。時間を習い事に割くのが難しくなってきます。

そのため、小学校生活を
前半:1年生~3年生
後半:4年生~6年生
に分けて、考えます。

習い事系は前半の時期に色々と取り組む
後半は中学受験に向けて集中する

予めプランを考えておかないと、習い事をやめないまま塾に行き始め、だんだんと寝る時間がなくなっていき健康を損ねてしまう事になりかねません。実際にわたしの身の回りにも子供が心身ともに疲弊してしまい、すべての習い事に行かなくなってしまったこともありました。

英語学習へはどのタイミングでどの程度取り組むか

我が家のミヤピーはそろそろ英検1級を受験するべく最近問題集を購入しました。
それは中学受験を予定していないからであり、もしもミヤピーが中学受験の塾に入っていたら英語どころではありません

中学受験もするけど英語力も伸ばしたい…というご家庭も多いかと思いますが、時間には限りがありますし、お子様の負担も大きくなるため、ある程度の割り切りは必要です。

ただ、小学校の前半で英語に触れておくことは中学に入ってからの英語教育に有利にはなるはずなので、取り組んでおくことをおすすめします。できれば小学校入学前からプランを考えておくとよいのではないでしょうか。
基本的に英検は1年に3回行われます。3級まではスムーズに合格できると思うので、可能であれば小3までに英検3級まで進めておくと中学生になってから安心かと思います。

リスニングだけは先に!

私は英語を中学になってから学校の授業で始めたのですが、現在ミヤピーと一緒に英語の番組をみてもさっぱり聞き取れません。
ミヤピーは小さいときから英語教材のかけ流しだけは続けていたので、英検準1級を取得した今でもリスニングの勉強はしたことがありません

そのため小学校の前半ではリスニングを中心に英語学習を進めることをおすすめします。できれば小学校に入学する前からかけ流しの習慣をつけると良いでしょう。生活の一部にしてしまえば子どもの抵抗感も減ります。

中学受験をするにあたって英語学習を中断する場合も、かけ流しだけは継続しておくと良いでしょう。

我が家で使っているかけ流し教材

英語の書籍でCDの付きのものを購入してタブレットに読み込んでランダムに聞かせています。
(例)
・ハリーポッターシリーズ

・オックスフォード・リーディング・ツリーシリーズ

英検問題集で音源を提供しているものもありますので、それを流しっぱなしにしています。
旺文社の書籍の場合、「英語の友」というアプリで音源を聞くことができます。我が家は英作文の問題集の回答例をエンドレスで流しっぱなしにして、かけ流し教材として活用しています。

各家庭によって子どもの学習のプランニングは異なります。
子どもが目指しているものによっても変わってくるでしょう。
大学受験英語のレベルは大体英検2級程度と言われていますので我が家は中学までの間にできるだけ英語学習を進め、中学に進学したときに得意科目とできればと思っています。

次回もどうぞお楽しみに!

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この記事のライター

ママミーヤ
ママミーヤ

フルタイムではたらくママ(時に数日にわたる徹夜あり)。 会社員から脱却し、フリーランスになるが前より忙しくなる誤算に悩む。 0歳から保育園に通う娘が一人。昨年、塾なしで小学校受験に挑戦して無事に入学。 0歳からの幼児教育・お受験の勉強を自宅で行うためのコツ・時間のやりくりなどをお伝えします!