童謡などの子どもの歌には、春夏秋冬をテーマにしたものが数多く存在します。なかでも秋の歌は名曲ぞろい。パパママが聞いても、懐かしかったり胸にジーンときたりするものが多いのではないでしょうか。今回は、そんな秋がテーマの童謡・子どもの歌を4つご紹介します。
どんぐりとどじょうの出会い「どんぐりころころ」
Japanese Children's Song – Donguri Korokoro – どんぐりころころ
青木さんは子どもの頃、広いお屋敷に住んでおり、庭にはどんぐりが実るナラの木と大きな池があったそうです。当時の青木さんは朝早く起きるのが苦手な子どもだったため、「どうにか改善したい」と知恵を絞った母親が、池にどじょうを放しました。「どじょうが気になって、朝早く起きるようになるのでは」と考えたようです。
そんな体験をもとに作られた「どんぐりころころ」は、後に日本中の子どもたちに愛される童謡となりました。
正式な歌詞は2番までですが、1986年に作曲家の岩河三郎が付け加えた「幻の3番」も有名です。最後は母の愛情をイメージした歌詞となっています。
1.どんぐりころころ ドンブリコ
お池にはまって さあ大変
どじょうが出て来て こんにちは
坊ちゃん一緒に 遊びましょう
2.どんぐりころころ よろこんで
しばらく一緒に 遊んだが
やっぱりお山が 恋しいと
泣いてはどじょうを 困らせた
「幻の3番」
どんぐりころころ 泣いてたら
仲良しこりすが とんできて
落ち葉にくるんで おんぶして
急いでお山に 連れてった
幻の3番があった!?童謡「どんぐりころころ」の秘密とは – Chiik! – 3分で読める知育マガジン –

関東大震災を乗り越えた「夕焼小焼」
【♪うた】夕焼け小焼け – Yuyake Koyake|♬ゆうやけ こやけで ひがくれて やまのおてらの かねがなる♫【日本の童謡・唱歌 / Japanese Children's Song】
ところが、「夕焼小焼」に関する資料は、関東大震災によってほとんどが灰になってしまいました。奇跡的に残った十数部の楽譜によって、世間へ広まっていったといわれています。
日本の名曲「小さい秋みつけた」
小さい秋見つけた
知らない人はいないと言っても過言ではない名曲です。なんとも切ないメロディが、センチメンタルな秋を物語っています。
手遊び歌としても人気「大きな栗の木の下で」
童謡 大きな栗の木の下で
「大きな栗の木の下で」は手遊び歌としても人気。子育て広場で教わったパパママや、保育園・幼稚園で習ったお子さまも多いのではないでしょうか。ぜひ親子で一緒に楽しんでみてくださいね。
秋の童謡は名曲ばかり
いずれも長い歴史を持つ歌ですが、現在でもテレビなどでよく耳にするものばかり。それだけ多くの人に受け入れられ、親しまれてきたということですね。
どこか郷愁を誘う秋の童謡。お子さまと一緒に歌って、親子で秋を満喫しましょう。