2017年08月17日 公開

絵の具の粒で絵を描こう!親子でスパッタリングをやってみた

スパッタリング(霧吹き)とは、絵の具をつけた筆などを目の細かい網でこすって、小さな絵の具の粒を飛ばす技法のことです。100円ショップでもそろう、身近な道具だけで楽しめますよ。そんなスパッタリングアートに、6歳の長女とおうちで取り組んだ様子をレポートします!

スパッタリング(霧吹き)とは、絵の具をつけた筆などを目の細かい網でこすって、小さな絵の具の粒を飛ばす技法のことです。100円ショップでもそろう、身近な道具だけで楽しめますよ。そんなスパッタリングアートに、6歳の長女とおうちで取り組んだ様子をレポートします!

スパッタリングに必要な道具

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おうちでスパッタリングをするときに必要なものは、次の5つです。

・画用紙
・絵筆、もしくはハブラシ
・絵の具
・目の細かい網
・汚れ防止のシートや新聞紙

網はスパッタリング専用のものも売っていますが、筆者は100円ショップでアク取りと粉ふるいを買ってきました。

どちらでもスパッタリングは可能でしたが、アク取りの方が持ち手がついている分、子どもも扱いやすそうでした。

また、「絵の具を飛ばす」という技法のため、周囲や洋服がとても汚れます。ブルーシートや新聞紙などで床やテーブルを覆い、親も子も汚れても大丈夫な服装で取り組みましょう!

スパッタリングの方法

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絵の具を水で溶いて絵筆やハブラシに取り、網の上でこすります。うまくいくと、絵の具が細かい粒になって紙の上に広がります。

6歳の長女は、最初は絵の具のちょうどいい水分量がわからず、「色が出ない!」と悪戦苦闘していましたが、いろいろと試しているうちに、上手に絵の具のしぶきを作れるようになりました。

筆でもスパッタリングはできるのですが、長女はハブラシの方がやりやすいと言っていました。網にブラシをこすりつけるときの「シャッ!」という音も楽しかったようです。

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網の上で絵筆やハブラシをどう動かすかによって、絵の具の粒の大きさも変わります。子どもと「こんなふうにすると、どんな粒になるかな?」と話しながら絵を描くのも、スパッタリングならではの楽しみ方だと感じました。

スパッタリングのアレンジ

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型紙を使うと、よりスパッタリングを楽しめます。型紙は、画用紙に好きな模様を描いて切り出したり、絵の部分だけをくりぬいたりして作りましょう。
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折り紙などで切り紙をし、型紙として使うのもおすすめです。
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100円ショップでも手に入る、中がくりぬかれたステンシルシートも活用できますよ!
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はがせるシールなどを型の裏側につけて、画用紙に固定します。その上からスパッタリングを行います。
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少しずらして違う色を重ねることで、華やかな印象の絵にできます。
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折り紙の切り紙を台紙にすると、こんな模様が描けました。

スパッタリングの注意点

汚れ対策は必須

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広範囲に色水のしぶきが飛んでしまうので、汚れ防止の覆いはなるべく広めにしておくことをおすすめします。

また、洋服や手にもしっかり絵の具がついてしまうので、汚れても良い服を着せて、シャワーの準備もしておくと安心です。

絵の具の水分量に注意

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水分量が多い方がスパッタリングをしやすいのですが、水をつけすぎると、写真のように水滴が垂れてしまいます。

もし水滴が落ちてしまった場合は、すばやくティッシュなどで吸い取るようにすると、色合いを薄くできますよ。

忍耐力が必要

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スパッタリングは、絵の具が適した状態になるよう、水を加えて何度も試したり、絵の具を筆やブラシにつけて繰り返し網でこすったりしなければならないなど、多少の忍耐力が必要な技法です。

筆者の子どもも、途中でスパッタリングに疲れてしまい、ハブラシで直接絵を描きはじめてしまう様子が見られました。

特に小さな子どもと一緒に行うときは、スパッタリングの技法だけにこだわらず、筆やハブラシで直接絵を描いてみたり、スパッタリングの上からクレヨンで絵を描いてみたりと、子どもが飽きずに楽しめる方法を探してみてくださいね。

絵の具の粒に夢中になる!スパッタリングを楽しもう

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網の上をこする「シャッ!シャッ!」という音がなんとも癖になり、労力はかかるのですが、なぜか「またやってみたくなる」のがスパッタリングです。

興奮しながらスパッタリングを楽しんだあと、疲れた様子の長女が、「でもまたやりたい」と言っていたのが印象的でした。

大人にとっても、繰り返し絵の具の粒を画用紙に飛ばしていると、段々夢中になり、また無心にもなれるという点がおもしろかったです。

興味のある方は、ぜひ親子で汚れても良い服装に着替えて、取り組んでみてくださいね!

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この記事のライター