2017年06月22日 公開

大人にも深い感動を与えてくれるセンダックの絵本5選

「かいじゅうたちのいるところ」などで知られるモーリス・センダックの絵本。彼の作品は、細かい描写とユーモラスな画風、子どもの想像の世界を豊かに描いたストーリーなど魅力にあふれています。思わず大人も考えさせられてしまう不思議な魅力をもつ、センダックの絵本を紹介します!

「かいじゅうたちのいるところ」などで知られるモーリス・センダックの絵本。彼の作品は、細かい描写とユーモラスな画風、子どもの想像の世界を豊かに描いたストーリーなど魅力にあふれています。思わず大人も考えさせられてしまう不思議な魅力をもつ、センダックの絵本を紹介します!

ファンタジーと現実が錯綜する、センダックの代表作

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タイトル: かいじゅうたちのいるところ
著者  : モーリス・センダック (作) じんぐうてるお (訳)
出版社 : 冨山房
怪獣好きが過ぎて大暴れしてしまい、お母さんに怒られてしまったマックス少年。食事抜きで放り込まれた寝室はやがて森に変わり、好き放題に暴れて王様にまでなって…。

子どものファンタジー世界がギュッと凝縮されたような絵本です。数多いセンダック作品のなかでも20世紀最高の絵本のひとつと称されています。

子どもだけでなく大人も忘れていた何かを取り戻せるような一冊です。

センダックのコミカルな要素が溢れる一冊

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タイトル: まよなかのだいどころ
著者  : モーリス・センダック (作) じんぐう てるお (訳)
出版社 : 冨山房
作品ごとに画風が変わり、いろいろな発見をすることができるセンダックの絵本。シュールな作品も多い中、この絵本にはコミック的な要素がたっぷりと詰め込まれています。

真夜中の台所でせっせとパンを焼く職人の姿や、台所用品がニューヨークの風景のように見えるのも素敵です。イラストにマッチした、手書き文字の配置にもセンスが感じられます。

イヤイヤ反抗期の子どもに読むのにピッタリ

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タイトル: ピエールとライオン
著者  : モーリス・センダック (作) じんぐう てるお (訳)
出版社 : 冨山房
何を言われても「ぼくしらない」としか答えない主人公ピエール。あまりの強情さに、両親もあきれてピエールを置いて出かけてしまい、一人だけで留守番をさせられることに。そこへやってきたライオンが、なんとピエールを飲み込んでしまって…。さて、どうなってしまうのでしょうか。

何をきいても同じことしか言わない、子どもにはそんな時期がありますよね。そんなときに読んであげると、子どもも共感するかもしれません。そして素直になってくれるかも…?

読み聞かせをすると、なぜか子どもが夢中になってしまう不思議な魅力がある絵本です。

大人も深く考えさせられる感動的な物語

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タイトル: ブルンディバール
著者:トニー・クシュナー(再話) モーリス・センダック(絵) さくまゆみこ(訳)
出版社: 徳間書店
病気のお母さんのため、ミルクを買うお金を稼ぎに、広場で歌を披露するペピチェクとアニンカの兄妹。しかし2人が歌っていると、恐ろしいブルンディバールに追い払われてしまって…。

ナチス強制収容所内で実際に子どもたちが上演したオペラを、センダックが絵本にしたものです。自らもユダヤ人としてポーランドに居住していたセンダックの強い思いが、悪に立ち向かう子どもたちの姿に強く表現されています。

コミカルでリズミカルな文章が楽しい絵本

 (50595)

タイトル: チキンスープ・ライスいりー12のつきのほんー
著者: モーリス・センダック(作) じんぐうてるお (訳)
出版社: 冨山房
タイトルだけ見るとまるで料理のレシピ本のようで、間違えて買ってしまう人も多いというユニークな絵本です。
毎月チキンスープ・ライス入りを食べる男の子のお話。一年中いつもおいしそうに食べる男の子を見ていると、この料理を作って!と子どもからせがまれるかもしれません。
リズミカルな文章はセンダック版マザーグースの世界のようで、英語でもっとテンポよく読んでみたくなることでしょう。

考えさせられる「何か」がちりばめられている絵本

センダックの絵本は、メルヘンチックな主人公が登場するようなものでもなく、子どもが好むような可愛いイラストでもありません。

しかし、どの作品にも必ず、考えるべき「何か」がちりばめられています。小さい頃はそれが理解できないかもしれませんが、本棚に置いておき、子どもが大きくなってから見返したときに、新たな発見があるかもしれません。

心の深いところに語り掛けてくるセンダック作品は、大人も惹きつけられてしまうこと間違いなしです。

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この記事のライター