2018年12月10日 公開

りんご飴を親子で作ってみました!キレイに美味しく作るコツとは

お祭りの屋台で美味しそうに輝くりんご飴。家でも簡単に作れると知って、親子でりんご飴作りにチャレンジしました。失敗しない美味しいりんご飴の作り方からコツ、学びポイントまで詳しくご紹介します。加熱温度で形状が変わる砂糖など、面白い発見がいっぱいありますよ!

りんご飴とは

Africa Studio / Shutterstock.com
日本では、縁日やお祭りの屋台で定番のりんご飴(りんごあめ)。文字通り、皮付きの生のりんごを丸ごと飴でコーティングし、棒を刺して食べやすくしたおやつです。

実は、世界中のあちこちの国で愛されているスイーツで、発祥はアメリカだといわれていますが諸説あるようです。欧米では、ハロウィンから、サンクスギビングデー、クリスマスなど秋の収穫の頃のお祭りや祭日、イベントでよく食べられます。日本と同じようにお祭りの屋台でもよく見かけます。

りんごは各国や地域でよく収穫される品種が使われます。コーティングもタフィーからキャラメルなどさまざまで、チョコレートやナッツなど、トッピングや混ぜるものもバリエーションがあります。

イギリスやアメリカでは「キャンディー・アップル"candy apple"」「タフィー・アップル"toffee apple"」 と呼ばれます。特にアメリカではハロウィン、イギリスのガイ・フォークス・デーでは定番のスイーツです。

また、フランスでは「ポム・ダムール"pomme d'amour"」(愛のリンゴ)と呼ばれるなど、国によって呼び名が色々あります。日本でもりんご飴専門店があり人気ですが、このフランス語名を由来にしているようですね。

ちなみに中国では「ビンタンフールー"bing tang hu lu"」という、サンザシの実をたくさん繋げた同様のお菓子があり、古くから人気のおやつです。

りんご飴作りで用意するもの

こんなに砂糖を使うの!とびっくりしましたが……。
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材料(2人分)

●りんご……2個
●砂糖……400g
●酢……10ml
●食用色素・赤(食紅)……少々
●水……100ml

水と砂糖は1:3から1:4の割合です。りんごがたっぷり付けられる量が必要になるので、りんごと鍋の大きさによって調整しましょう。砂糖が多めの方が失敗が少ないです。また、上白糖など白砂糖の方が鮮やかな色になります。

ちなみにこの分量では、飴はたっぷり余るので、りんごは4〜5個分以上作れます。今回は余った飴でべっこう飴(キャンディー)をたくさん作りました。

姫りんごなど小ぶりのりんごがあると作りやすいと思います。酸味が強く、スイーツ作りによく使われる紅玉も相性が良いです。ふじなど美味しいりんごがあればもちろんそれでもOKです。

用具

●片手鍋……直径15~18cm程の薄手の鍋が望ましいです。100円ショップなどでも買えます。厚手の鍋は余熱であめが焦げやすくなります。
●トレー……ステンレス製のパッドなど。クッキングシートを敷いておくと便利です。無ければお皿やテフロン加工のフライパンでも。
●割り箸(竹串)……一本ずつに割っておきます。姫りんごなら竹串でも良いでしょう。
●温度計(料理用)……丁寧に温度を測るのが失敗しないコツです!

りんご飴の作り方

まず、りんごをよく洗ってから、ヘタのところも含め、しっかりと水気をきり、常温で完全に乾かしておきます。りんごの表面に水気が残っていると飴がうまくかからず、白く濁る原因になります。また、冷たすぎると、飴をかける際に、すぐに冷えて分厚くなり、食べにくくなってしまいます。鍋や温度計なども、しっかり水をふき取っておきます。

その後、割り箸をへたのところに垂直にしっかり刺しておきます。真ん中よりもう少し先まで刺し、貫通させないように気をつけます。最初に印を付けておいてもいいですね。緩くなると外れてしまうこともあるので、一気に一度だけ刺します。
1:水を計って鍋に入れ、食用色素を付属スプーン2〜3杯ほどを入れてかき混ぜ、よく溶かします。(最初に混ぜておくとダマになりにくく、色むらがなくなります。ただし、フルーツ飴などを一緒に作りたい場合は最後に、また、着色したくない場合は省略しても)

食用色素はスーパーマーケットのお菓子売り場のコーナーに置いてあります。
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2:砂糖を少しずつ入れてよく混ぜます。砂糖を入れる時は、鍋のふちに砂糖がつかないように気をつけます。ついたままだと焦げたり、結晶化する原因になるからです。

子どもの手を洗った後も、水気をしっかりタオルなどで拭き取っておきましょう。
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3:砂糖と水を静かによくかき混ぜます。その後、発色をよくするために酢を加えてから中火にかけます。(省略しても構いません)

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4:150〜160℃になるまで、かき回さず熱します(約10分ほど)。かき混ぜるとザラザラして結晶化の原因になるのでグッとこらえましょう。温度はとても重要です。

長野から直送の美味しい新鮮なりんごを使ったので、表面に気泡ができています。気泡は美味しいりんご飴の見分け方の一つの目安だとか。
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5:火を止めて、鍋を片手で斜めに傾けて、もう片方の手でりんごに刺した割り箸を持ち、飴の中で割り箸を1、2回転させ、全体にからめて引き上げます。ちょっと振ると余分な飴がキレます。ムラができないよう過剰につけすぎないように。また、二度付けはしないように気をつけてください。

クッキングシートを敷いたトレーの上などで5分ほど冷まして、粗熱がとれて固まればできあがりです。

りんごは水分が多くて飴が溶けやすいので、できれば作りたてを食べるのがベストです。すぐ食べられない場合は、すぐにビニール袋やセロハン袋に入れ、輪ゴムやビニールテープなどで密封します。時間をおくとベタつきはじめて、袋に入れられなくなります。

非常に熱いので、くれぐれも火傷に注意してください。

【おまけ】残った飴をキャンディーに

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余った飴はシリコン型に入れてキャンディーにしました。いちごやぶどう、パイナップルなどを用意して串に刺しておき、フルーツ飴を作るのも良いですね。

そのまま鍋の中で放置しないようにしましょう。すぐに水を入れておけば大丈夫です(水を加えて沸騰させ、その後紅茶などを入れて親がいただくのも◎)。

つまようじや棒などを刺しておくとさらに食べやすくなりますよ。
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ツヤツヤパリパリのりんご飴作りには砂糖の加熱温度が重要!

さまざまな温度で止めて冷やしてみる実験をするのも面白そうです。
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最も面白いな、と思ったポイントは、砂糖液は煮詰める温度によってシロップ→フォンダン→タフィー→べっこう飴→カラメルソース→カラメルと冷やした時の形状が変わっていくこと。

砂糖の分子のつながり方や組み合わせが加熱によって変化するからだそうです。

鮮やかな色のりんご飴を作るには、べっこう飴になる直前、タフィーよりの温度がベストなのです。フォンダンだと白くなってしまい、カラメルソースになると茶色になってしまうからです。

最後に

噛み付いた時に、ジューシーでちょっと酸味のあるりんごの果肉と甘い飴が混じる味わいと、シャリシャリした食感が美味しいりんご飴。美味しいりんごを選んで、作りたてを食べるのは特に最高です!
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シンプルな材料と工程ですが、意外とデリケートでコツがいるりんご飴作り。なぜこうすると良いのかを説明しやすいのも学びポイントです。何度も失敗を重ねて、試行錯誤してみるのも面白いかもしれません。

ただし、火を使う作業なので、小さいお子さまと一緒に作る場合はくれぐれも気をつけてくださいね。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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WRITER

志田実恵 志田実恵  エディター/ライター。札幌出身。北海道教育大学卒業(美術工芸)。中高の美術教員免許所持。出版社でモバイル雑誌の編集を経て、様々な媒体で執筆活動後、2007年スペイン留学、2008〜2012年メキシコで旅行情報と日本文化を紹介する雑誌で編集長。帰国後は旅行ガイドブック等。2014年6月に娘を出産。現在は東京で子育てしながらメキシコ・バスクの料理本の編集のほか、食、世界の子育てなどをテーマにwebを中心に活動中です。