2017年6月13日 公開

人生が垣間見える⁉「愛されすぎたぬいぐるみたち」が興味深い

幼いころから気付くといつも一緒。寝ても覚めてもそばにないと落ち着かず、大人になってもそれなしに眠れない……。そんな、分身のようにぬいぐるみを大事にしている人、実は結構いませんか?今回まさに「愛されすぎたぬいぐるみたち」と題した写真集が発売され、話題のようです。

マーク・ニクソン著「愛されすぎたぬいぐるみたち」

愛されすぎたぬいぐるみたち | マーク・ニクソン, 金井真弓 |本 | 通販 | Amazon (54167)

タイトル:愛されすぎたぬいぐるみたち
著者:マーク・ニクソン、翻訳:金井真弓
出版社:オークラ出版
肌身離さず持ち続けたせいで、とんでもない具合にぼろぼろになってしまった、というぬいぐるみを修復してくれるクリーニング店が人気、というニュースを見たことがありますが、【ぬいぐるみ好き】はボロボロになっても手放せないもの。

そんな誰かの愛着にあふれたぬいぐるみたちを紹介した、「愛されすぎたぬいぐるみたち」という写真集がオークラ出版より発売されました。
さまざまなぬいぐるみの写真とともに、それぞれエピソードが紹介されており、持ち主の愛情の深さがうかがい知れます。

ピンク・テディの場合

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(C) Mark Nixon / oakla Publishing Co., Ltd. 2017
本書の表紙にもなっている【ピンク・テディ】。1988年のクリスマス生まれ。
最初は真っ赤なベストを着ていて、鮮やかなピンク色だったそうです。

このぬいぐるみは生後6か月の時に、アシュリン・ハーレーさんがプレゼントされたもの。以来数日も離れずに一緒に過ごし、大学の寮にも連れて行ったほどに大事にされました。そんなにも愛されていたピンク・テディにも最大の悲劇が訪れます。それはクリスマス休暇の帰省直前のホームパーティーでのこと……。果たして、どのような災難に見舞われたのでしょうか?

この大きな災難を乗り越え、今も愛され続けるピンク・テディ。まさに、アシュリンさんのピンク・テディへの心情が伝わってくるようなエピソードです。

ビリーの場合

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(C) Mark Nixon / oakla Publishing Co., Ltd. 2017
【ビリー】という名の、こちらもテディベア。薄茶色のよくある【くまさん色】ですが、全身がはげたカーペットのようになり、ところどころ中の綿が飛び出しています……。

なんとこのビリーは102歳。元々はアラン・シンクレアという人が4歳の時にプレゼントされたぬいぐるみですが、大人になり仕事でイギリスに引っ越すことになった際に、姪っ子のジューンとその弟ダレルが譲り受け、今に至るとか。

年月を経ても、つぶらな瞳は健在。可愛がられてきた歴史もまた感じますね。

フィリップの場合

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(C) Mark Nixon / oakla Publishing Co., Ltd. 2017
まさにこれ!というボロボロ具合。長年持ち主が愛着を持って肌身離さずそばに置いたのであろう風合い!

見事に目も鼻もなくなっていますが、元はアイルランド・ダブリンの高級デパート製。サテンのリボンがかかった、いかにも高級そうな箱に入って届いたのだそうです。
34年の歴史を持つこの【フィリップ】。かつてウェールズ大学に行き、アメリカのサマーキャンプに行った際に誘拐され、海賊として冒険することになる……、と波乱万丈な生涯だったようです。ぬいぐるみでも、なかなかないエピソードですよね。

ぬいぐるみも波瀾万丈!多種多様な人生が垣間見える

「ぬいぐるみの人生=持ち主の人生」なわけですが、ぬいぐるみの数だけ、そこにはありとあらゆるエピソードがあり、さまざまな人生が垣間見えるわけです。

今回ご紹介した【愛されすぎたぬいぐるみたち】は本書のほんの一部。中には、ミスター・ビーンがTVシリーズで愛用していたぬいぐるみも収録されています。
そんなさまざまなぬいぐるみを通して、多種多様な人生をのぞいてみても興味深いのではないでしょうか。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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WRITER

Natsu Yamaguchi Natsu Yamaguchi  大学卒業後、美術史を学ぶためフランス・リールⅢ大学に留学。帰国した後出版社勤務を経て、現在はフリー編集者・ライター。10歳と5歳、手のかかる2人の男の子の育児に奮闘中。趣味は長男出産後にはじめたフラダンス。