2018年12月30日 公開

幼児食はいつから?進めるときのポイントやおすすめメニュー

赤ちゃんの離乳食が終わったら、幼児食がスタートします。「幼児食って何?」というパパママのために、幼児食への切り替えの目安時期や進めるときのポイント、おすすめメニューなどをご紹介します。子どもが食べる楽しさを理解できるよう、上手にサポートしてあげましょう。

幼児食とは?

幼児食とは赤ちゃんの離乳食を卒業させ、大人のごはんに近づけていく時期の食事を意味します。明確に、何歳から何歳までの時期と決まっているわけではありません。

離乳食の時期は、母乳やミルクから必要な栄養を摂取することができますが、卒乳後は全ての栄養を幼児食から摂ることになります。幼児食を始めるのと同時に卒乳する子も少なくありません。幼児食をスタートさせたら、栄養バランスも考えた食事作りをしてあげましょう。

幼児食はいつから?

幼児食のスタート時期に明確な決まりはありません。どんな食材でもだいたい食べられるようになるという点では、奥歯が生える1歳半ごろから5~6歳頃までの食事と言えるでしょう。子どもの咀嚼の様子を見ながらスタートすることがポイントです。

離乳食から幼児食に切り替える時期の目安

離乳食と同じように、幼児食も赤ちゃんの様子を見ながら、赤ちゃんの成長や発達のペースに合わせて切り替えていく必要があります。

離乳食の回数が1日3回で安定している

1日3回の離乳食を決まった時間にしっかりと食べ、食事のリズムができていることが目安になります。離乳食後半のパクパク期(1歳~1歳半頃)くらいから、少しずつ移行していきましょう。

奥歯が生えて乳歯が10本揃っている

幼児食になるとメニューに取り入れる食材が増え、ごはんや野菜類も離乳食の頃より固めのものを食べるようになります。何でも上手に食べられるように奥歯が生えていることや、乳歯が10本生えてきているかもチェックしましょう。

物を噛むときに使う歯に偏りがなく、全部の歯で噛めるようになっているかも見てあげてください。

幼児食のポイント

幼児食を作る際や、すすめるときのポイントを整理しておきましょう。

味付けと栄養

大人の食事に慣れるための準備期間とはいえ、基本的な味付けの考え方は離乳食の時期と変わりません。濃い味付けに慣れてしまうと、味覚が育ちにくくなると言われています。大人の食事よりも薄味を心がけ、素材の味を活かした料理に仕上げることがポイントです。油分を控えめにすることも忘れないであげてください。

幼児食をスタートする頃は、母乳やミルクも卒業の時期です。幼児食のみで成長に必要な栄養やエネルギーがしっかりと補えるように、バランスの取れた献立を立てましょう。

分量

子どもの成長は個人差が大きいため、極端に多いまたは少ないということがない限り、「絶対にこの分量でないとダメ」ということはありません。大まかな目安としては、離乳食完了期の頃なら大人の食事の量の1/3程度、1歳半~3歳頃は半分程度を考えておきます。

厚生労働省が発表している「離乳食の進め方の目安」や、東京都福祉保健局が発表している「東京都幼児向け食事バランスガイド」などを参考にすると、イメージを掴みやすくなるはずです。

・「離乳食の進め方の目安」厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/03/dl/s0314-10_21.pdf

・「東京都幼児向け食事バランスガイド」東京都福祉保健局
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kensui/ei_syo/youzi.files/teisei_youzimukeshokujiposuta.pdf

食材の大きさと硬さに気を付ける

大きすぎるものや硬すぎるものは噛みづらく、子どもは食べるのを嫌がりがちです。食材の大きさ・硬さ・繊維っぽさなどに気を付けて、子どもがしっかりと噛めているか様子を見ながら進めましょう。

子どもが喜ぶようなクッキー型で形を作ってあげると、見た目から食事が楽しくなるきっかけを作ることができます。食欲アップにも繋がるような工夫を凝らしてみてください。

苦手なものを作らないように工夫

子どもは食感や苦みなどの刺激に敏感で、好き嫌いの多さが悩みの種というパパママもたくさんいます。繊維の多いものは細かく切って繊維を感じにくいようにしたり、パサつきのあるものは片栗粉でとろみをつけたり、ピーマンなど苦い食材は甘い味付けにするなど、苦手を作らないひと手間を加えてあげましょう。

楽しく食べられる雰囲気作り

パパママの料理を取り分けて、家族と同じ食べ物が食べられるようになることは、子どもにとって大きな喜び。楽しい気持ちで食事ができるように、お休みの日などはできるだけ家族一緒に食卓を囲むように心がけます。食べるときのマナーも少しずつ身に付けていけるように、サポートしてあげてください。

幼児食におすすめのレシピ・献立

幼児食におすすめのレシピをご紹介します。献立に悩んだときは参考にしてみてください。

取り分けメニュー

大人の料理を取り分けすることができたら、毎日の幼児食作りもずいぶんと楽になります。親子で同じものが食べられる楽しさも加わり、子どもも食事に興味を持つようになってくれるかもしれません。

例えば肉じゃがは、柔らかくなった野菜やお肉を味付けする前に、子どもの分だけ取り出して一口大にカットします。大人と別の小鍋にカットした具材とスープを入れ、大人よりも薄味に調味するだけで完成です。

クリームシチューを作るときも同じように、ルーを入れる前に具材を取り出してカット。別の小鍋に移してからスープを足して、牛乳で調味してあげましょう。

かぼちゃ入り煮込みうどん

【材料】
かぼちゃ 30g
椎茸 10g
ほうれん草 10g
ゆでうどん 1/2玉
油揚げ 5g
鶏肉 適量
だし汁 1/2カップ
しょうゆ 小さじ1
砂糖 ひとつまみ

【作り方】
(1)かぼちゃは1cm角、ほうれん草は2cm程度、うどんは3~4cmに切る。椎茸と鶏肉は年齢に応じて食べやすい大きさにカット。油揚げは1cm角に切って熱湯で油抜きをしておく。
(2)だし汁でかぼちゃが柔らかくなるまで煮て、その他の食材を入れてさらに煮込む。しょうゆと砂糖で調味する。

出汁をしっかりひくと、味付けが薄くてもおいしく食べることができます。調味料は味見をしながら量を調整してください。

じゃがいものツナ入りチーズおやき

【材料】
じゃがいも 1個
ツナ 大さじ1
粉チーズ 適量
片栗粉 大さじ1/2
油 少々

【作り方】
(1)じゃがいもは茹でてつぶしておく。
(2)(1)に片栗粉、油を切ったツナ、チーズを入れて混ぜ、一口サイズに分けて小判状に丸める。
(3)油を熱したフライパンに(2)を入れ、弱火で焼き色が付くまで両面を焼く。

コンソメパスタ

【材料】
パスタ 30g
ベーコン 1/4枚
たまねぎ 20g
プチトマト 2個
バター 5g
水 3/4カップ
コンソメ顆粒 ひとつまみ
ケチャップ 小さじ1

【作り方】
(1)ベーコン、たまねぎは5mm幅に、プチトマトは4等分に切る。
(2)沸騰した分量外のお湯にパスタを半分に折って入れ、表記時間より1分ほど長く茹でる。
(3)パスタを茹でている間にフライパンにバターを熱し、玉ねぎとベーコンを加えてしんなりするまで炒める。プチトマト、水、コンソメ、ケチャップを加えてひと煮たちさせる。
(4)茹であがったパスタを(3)に入れて混ぜ合わせる。

くるくるロールサンド

【材料】
サンドイッチ用食パン 2枚

①卵サンド
茹でたまご 1/2個
マヨネーズ 小さじ1/2
プレーンヨーグルト 小さじ1/2

②ハムサンド
ハム、チーズ、レタス 各1枚

【作り方】
(1)茹で卵はフォークで荒くつぶして、マヨネーズとヨーグルトで和える。
(2)ラップの上に食パンをおいて、それぞれの具材を乗せて端からくるくると巻く。
(3)しばらくラップに包んだまま置いて形がなじんだら、ラップを外して一口大にカットする。

おやつはどうする?

幼児期は運動量が増えるのに対し、1回の食事で食べられる分量は多くありません。このため食事で不足する栄養や水分は、「おやつ」で補うことが望ましいとされています。おやつと言うと、甘いクッキーやスナック菓子を想像してしまいがちですが、エネルギーの素になる炭水化物を中心に、果物や野菜、乳製品を組み合わせるのがポイントです。

おやつは1日に1~2回程度、食事に響かない時間帯に与えることが基本。1歳半~2歳頃は100~150kcal程度、3~5歳頃になると運動量も増えるため、150~200kcal程度を目安におやつの量も増やしていきましょう。

幼児におすすめのおやつ

幼児のおやつにおすすめの食材をご紹介します。おやつに何を準備したら良いのか分からない方は、この内容を参考にしてみてください。

・おにぎり
・ホットケーキ
・蒸しパン
・サンドイッチ(ハム、チーズ、卵などのタンパク質食品や野菜を使ったもの)
・果物
・野菜スティック
・プチトマト
・焼き芋
・茹でかぼちゃ
・牛乳
・ヨーグルト
・キャンディチーズ など

幼児食で大人と一緒に楽しく食事を

幼児食がスタートして取り分けメニューのレパートリーが増えてくると、離乳食のように子どものためだけに別の料理を作るという手間がなくなり、家事の負担を少し軽減できます。そのぶん幼児食を作る際は、薄味で食材の味を活かした、子どもの味覚を育てるような味付けを心がけてみてください。

栄養が偏らないように、好き嫌いをできるだけ作らない工夫をしながら進めることも大切です。家族で一緒に食卓を囲みながら、楽しい食事の時間を過ごしましょう。
(監修:管理栄養士  佐藤まゆこ )
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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Lei

WRITER

コバヤシ トモコ コバヤシ トモコ  奈良県出身/フリーライター/週末釣り部/海と釣りが好き/ 優しいダンナ君と優しい中学生の双子男子のステップファミリー