2019年9月11日 公開

言葉よりもスキンシップ!わが家流「反抗期&勉強ストレス」解消法【気づいたら娘が東大生】

受験期と重なる思春期や反抗期。勉強のストレスも重なり、子どもは不機嫌に、そして親子関係もギクシャクしてしまい……。そんなときはスキンシップの習慣が大いに役立ちますよ!小中高・公立で東大現役合格した娘の育児を振り返る連載14回目です。

思春期・反抗期は「イヤイヤ期」ならぬ「イライラ期」

MR.Yanukit / Shutterstock.com

幼少期の子育てでよく「辛い」と話題になるのは、2歳ぐらいからはじまる「イヤイヤ期」ですよね。とにかく何でも「イヤッ!」と拒否されて大変……と凹んでしまうパパママも多いと思いますが、それよりもさらに対処が難しいのが実は思春期の反抗期です。

早い子では小学校高学年ぐらいから親とあまり話さなくなったり、反抗的な態度をとったり、親の言うことを無視したり……という反抗期がはじまります。中学生ぐらいになると「家では何も言わないから、学校の様子が全然わからない」「学校からのプリントも出さないから、保護者会があることを知らなかった」なんていう保護者の声もよく聞きます。

幼児のイヤイヤ期は自我が芽生え、それまで一体化していた母親から自立しはじめる発達段階の表れだといわれますが、思春期の反抗期はなぜ起こるのでしょうか。

一般的に小学校低学年ぐらいまでは自分中心に行動する子どもが多いものですが、大きくなるにつれ「周りの目」を気にするようになります。そして、だんだんと自分の「立ち位置」を意識するようになってきます。遊び仲間との関係、学校やクラスでの自分の存在などを客観的にとらえ、他者と自分を比較するようになってくるのです。

こうして視野が広がってくると、これまで唯一絶対だった親の存在も、違う側面が見えてくるようになります。必ずしも「親=理想の大人」ではなくなり、「親はこう言うけど、自分は違う」という自立した考えを持つようになり、それが反発や無視といった態度に表れるわけです。

一方で、まだ自分に自信が持てず、親に頼りたい気持ちもあったりして、子ども自身も揺れています。また、友だちなど家族以外の人間関係が密接になり、さまざまな悩みやトラブルに直面することも多くなります。そうした不安定さや不安感からイライラがつのり、一番身近な親にぶつけてしまうのです。

「イライラ」には言葉よりスキンシップが効果的

小さいうちは抱き上げたり、手を繋いだりとスキンシップが当たり前。これを大きくなってもうまく取り入れていくのが、思春期の親子関係をスムーズにするカギです。
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娘の場合は、小学校高学年になった頃にプチ反抗期がありました。ちょっとしたことで怒ったり、ツンケンした態度をとったりするようになり、「どうしたの?」と優しく話しかけても「別に……」と冷たい返事。

そんなときはよく、肩や背中をポンポンと叩いたり、後ろからギュッと抱きしめたりしながら、「〇〇ちゃん、大丈夫?なんだかトゲトゲしてるよ~」と声をかけていました。反抗的な態度をとっているときは肩にギュッと力が入っているので、まずはリラックスさせたいと思ったのです。

勉強もだんだんと難しくなってくるので、できなくて焦ったり、イライラすることもでてきます。娘は苦手な算数でつまずいて、「もう勉強なんてイヤ!!」と投げやりになることがよくあったのですが、そういうときは「大丈夫、大丈夫。まずは深呼吸してごらん」と背中をなでて落ちつかせてから、一緒に問題を解いてあげたりしました。

言葉だけでなだめようとしても、反抗期の子どもはなかなか素直に聞いてくれません。でも、ちょっとしたスキンシップをすることで、温かい気持ちが直に伝わり、子どもの頑なな態度が少し和らぎます。そうやって気持ちを落ちつかせてから話しかければ、コミュニケーションもとりやすくなります。

また、反抗的な態度に親のほうがイラッとしたときでも、子どもの肩や背中に触れることで、気持ちがスーッと落ちつくといった効果もあります。

ただ、反抗期になってから急にスキンシップをとろうと思っても、照れや戸惑いがあってギクシャクしてしまうかもしれません。ですから、子どもが小さいうちに抱っこやハグをたくさんして、スキンシップ慣れしておくことをおすすめします。「いつまでも抱っこなんて……」と思う方もいるかもしれませんが、遊びの延長のような感じでちょっと抱き上げたり、ギュッと抱きしめたりするぐらいなら、甘やかしにはならないでしょう。

マッサージでスキンシップ&コミュニケーション

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筆者のおすすめは、足裏や手などをマッサージしてあげることです。そんなに本格的なマッサージではなく、ちょっとした体験講座やインターネットなどでやり方を学ぶ程度のもので十分です。

わが家では、寝る前に「マッサージしてあげようか」と娘に声をかけると、すすんでゴロリと寝転がります。手や足をほんの5分ほどマッサージしてあげると、それだけでとてもリラックスできるようで、娘は喜んでくれます。受験期などは勉強疲れを癒すために、頭のツボを押してあげたりもしました。

簡単で短いマッサージでも、親子で習慣化しておくとその時間がいいコミュニケーションタイム​になります。以前、たまたま見つけたハンドマッサージの一日講座に参加したとき、一緒に受けた高校生男子のママが「いつも家ではほとんどしゃべらないのに、部活で疲れて帰ってくると『マッサージ、いい?』とか言ってきたりするのよ」なんて嬉しそうに話していました。マッサージをきっかけにしたスキンシップ&コミュニケーションは男子女子、年齢も問わず効果的なんだと思います。

幼少期からのマッサージで自然なスキンシップができる親子に

添い寝しながら、自分もウトウト……というのが至福の瞬間!子育て中の特権です(笑)
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高校生ともなると、親が勉強を教えるというのはなかなか難しくなってきます。だからといって完全に放任というわけにもいかず、「受験勉強、ちゃんとやってるの?」「スマホばっかり見てないで、少しは勉強したら?」などと言ってはうるさがられる……なんてことになりがちです。

そんなとき、「勉強、疲れたでしょう。ちょっとマッサージしてあげようか」と声をかけ、手や足をマッサージしながら「受験勉強、進んでる?」「この間の模試はどうだった?」などと聞くと、子どもも意外と素直に話してくれたりするのです。マッサージでリラックスすれば、勉強もはかどるといった効果も期待できます。

小さいうちから「疲れたときはママのマッサージ」というのを習慣にしておくと、思春期になっても違和感なく触れ合えます。スキンシップが当たり前になって、気恥ずかしさも感じないのでしょう。娘の場合は、大学生になった今でも、よく「ママ~」なんて言いながら、ふざけて抱きついてきたりします(笑)

難しい思春期にそなえて、子どもが小さいうちから意識的にスキンシップを取り入れてみてはいかがでしょうか。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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WRITER

fuyumi fuyumi  東京都在住。大学で心理学を学び、卒業後は出版社にて編集業務を担当。現在は編集経験をいかしてフリーランスのライター兼編集者として活動中。2018年の春、小中高公立で過ごした長女が現役で東大に合格。共働きだったため夫婦ともに教育熱心な子育てをしてきたというよりも、いつの間にか本人の努力で東大!なのが本音ですが、子育てや教育を振り返る連載をはじめました。皆さんのヒントになれば幸いです。