2017年6月4日 公開

プログラミング教育、STEM教育の最先端教材はすごかった!

アプリにロボット、プログラミング、3Dプリンターにドローンも登場。プログラミング教育、STEM教育の最先端デジタル教材はすごかった!2017年5/17〜19開催の「教育ITソリューションEXPO」を取材。最先端でも親しみやすい子ども用学習教材を紹介します。

気になるデジタル教材の最先端を取材

ICT(Information and Communication Technology)がますます身近になる未来では、ICTを活用した課題解決能力や創造性がより求められるようになると考えられています。そのため、教育現場ではSTEM(ステム。科学「Science」、技術「Technology」、工学「Engineering」、数学「Mathematics」の頭文字を取った造語)分野が重視される傾向が強まり、また2020年から小学校でのプログラミング教育を必修化する方針が掲げられるなど、100年に一度とも言われる教育改革が行われようとしています。未来を担う子どもたちはどのようなツールを用いて学びを深めていくのでしょうか。学校・教育関係者向けの展示会「教育ITソリューションEXPO」(2017年5/17〜19開催)を取材。進化し続けるデジタル教材の“今”をお届けします!

3才から始められる「ソビーゴ こどもブロック プログラミング」

「ソビーゴ こどもブロック プログラミング」

「ソビーゴ こどもブロック プログラミング」

対象年齢は3才〜。教育機関専売品。百貨店やショッピングモールなどで展開されている幼児教室などで導入されています(取材時点)。
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株式会社ワイズインテグレーションが教育機関専売品として発売する、ブロックとアプリを使って楽しく遊びながら立体的、多面的にプログラミングを学習できるかわいらしいデザインの教材!
ブロックには「上に動く」、「右に動く」、「戻る」といったコマンドを示す記号や絵柄が描かれています。実際のブロックとアプリ内のブロックパーツが同じデザインになっており、ブロックをつなぎ、そのブロックと同じ順番に、今度はアプリ内でブロックパーツを組むという操作を行うことで、体感的にプログラミングの概念を学んでいくことができます。
本教材に使われているブロックは、株式会社カワダの「ダイヤブロック」。カラフルな色合いで、ブロック同士のつなぎ心地もよく、小さな子どもでも扱いやすいでしょう。また、コマンドの記号やアプリの操作性はシンプルにわかりやすくデザインされているので、未就学児でも抵抗なくプログラミングを体験できます!
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diablock@KAWADA
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まずは紙のマップ上で、コマンドを確認しながらマス目にブロックを置き、そのコマンド通りにキャラクターを動かしてみます。次にアプリ画面上で、紙のマップに置いたブロックと同じ順にブロックパーツをつなげて、パーツのコマンドを順次実行させ、画面上のキャラクターを動かします。こうした簡単な操作を繰り返すことでプログラミングの概念を学び、コマンドや逐次処理などの理解を自然と深めていくことを目的とした教材。関数を使ったプログラミングなど応用学習も行えます。

小学生・中学生向けには「ソビーゴ こどもロボット プログラミング」

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小学生・中学生向けのロボットプログラミングキットも同社より発売されています。こちらは株式会社ナチュラルスタイルから発売されている子ども用プログラミング専用パソコン「IchigoJam」を使って、段ボールのロボット“ソビーゴ”を自由に動かすことができます。こちらの教材のデザインもかわいい!

科学技術を遊んで学ぶ! 「STEM教育用ブロック教具“Gigo(R)”」

Gigo(R)のパーツを用いたSTEM教育用のブロック教材

Gigo(R)のパーツを用いたSTEM教育用のブロック教材

台湾の教育ブロックメーカーGigo(R)のパーツはとてもクリエイティブ! 教材キットの対象年齢は小学校高学年〜。
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学習塾や教材など、幅広く教育事業を手掛けるワオ・コーポレーションのブースで目を引いたのは、「東京学芸大こども未来研究所」と共同で発表していたSTEM教育用のブロック教材。台湾の教育ブロックメーカーGigo(R)のパーツを用いながら、エネルギーユニットや伝達ユニットなどを組み合わせて、風力、水力発電、電気自動車などを組み立てます。ものづくりの体験を得ながら、想像力や活用力が身につくよう考案された教材です。
Gigo(R)はヨーロッパを始め、アメリカ、ロシア、インドなど、世界各国ですでに教材として用いられており、そのポップでグローバルなデザインも魅力のひとつ。玩具に近い印象を与え、科学や技術が苦手な子どもでも楽しみながら学ぶことができそうです。

「ミッションプログラミング」「おはなしプログラミング」(ワオっち!シリーズ)

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プログラミング導入コンテンツとしては単体で楽しめるアプリも気になるところ。幼児から小学校低学年を対象とした子ども向け知育アプリ「ワオっち!」シリーズから新しいアプリが2作品リリースされています。

「ミッションプログラミング」は『めいれいブロック』を配置して、キャラクターを動かし、徐々に難度が上がるミッションをクリアします。ミッションから逆算して動きを考えるところが面白そうですね。

「おはなしプログラミング」は自分で考えたお話を動かすプログラミングされた紙芝居。『キャンバスモード』で背景を決めて、登場人物を配置します。『プログラミングモード』で、キャラクターの動きを決めます。最後には実際に動かして上映します。お話が思った通りに動くのか、試行錯誤が楽しそうです。

http://waochi.wao.ne.jp/

老舗メーカーのプログラミング教材「アーテックロボ」

小学校3年生〜中学生向けの二足歩行ロボット

小学校3年生〜中学生向けの二足歩行ロボット

自分の思い通りに動かすために、プログラムとロボットの形状を、トライ&エラーを繰り返しながら作り上げていきます。
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創業57年の老舗教材メーカー・株式会社アーテックでは、それぞれの教育課程に合わせたロボット教材が展開されています。
タテ、ヨコ、ナナメの全方向につなげられるアーテックオリジナル「アーテックブロック」を用いて自由自在に組み立てられるのが特長で、同じパーツを使用しても、子どもによって姿も動きも異なるロボットが完成されます。
その自由度の高さから、思いついたアイデアを具現化しやすく、またプログラミングに合わせた機体の微調整なども行いやすいため、教育現場からは大きな支持を得ているそう。プログラミングやSTEM分野を楽しく学習しながら、感性を磨き、個性を伸ばすことも期待できる教材ではないでしょうか。

プログラミングスターターセット

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小学校での初めてのプログラミング授業にも取り入れやすいスターターセット。また、アイコンを並べるだけでプログラミングできる低・中学年向けのソフトウエアも開発されているそうです。

ついに教材として登場! 小型プログラミングドローン「CoDrone Lite」

小型プログラミングドローン「CoDrone Lite」

小型プログラミングドローン「CoDrone Lite」

本製品は133×133×30mmのコンパクトサイズ&約37gの超軽量ボディで、本体への衝撃を吸収、軽減するためのプロペラガードや着陸用ラバーを搭載。また自動的に水平を保つ補助機能があり、校内や室内で操作する際の安全性に配慮されています。
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近年注目を集めているドローンが、プログラミング教材として活用され始めています! 
タブレットやスマートフォンを使っての遠隔操作やプログラミングによる自動運転が可能で、プログラミングには初めてでも行いやすいブロック方式が採用されています。
自分で組んだプログラムを実行し、飛行するドローンを見上げる――想像するだけでもわくわくする体験! 子どもたちが夢中になって学習に取り組む様子が目に浮かびます。

「プログラミングロボット mBot(エムボット)」

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ケニス株式会社のブースには、小学生から高校生まで幅広く使えるICT教材「プログラミングロボット mBot(エムボット)」の姿も! アプリを使って自由に走らせることができるだけでなく、プログラム制御によって光や音などもコントロールすることができます。

可能性が広がる新教材!「3Dプリンター」

XYZプリンティングジャパンの3Dプリンター

XYZプリンティングジャパンの3Dプリンター

写真左は日本未発売(取材時点)の製品「ダヴィンチ Nano」、右は「ダヴィンチ mini w」。
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展示会場で思わず足を止めてしまったのが、コンパクトでスタイリッシュなデザインの3Dプリンターが並ぶ、XYZプリンティングジャパンのブース。プリンターも印刷物も色鮮やかでかわいい!
教育現場に取り入れやすいサイズ、価格帯の3Dプリンターを展示しているとのことで、中国やアメリカの教育現場では子どもの創造力を伸ばすツールとして広く導入されているそう。日本国内ではまだ普及はしていませんが、ICTを身近に取り入れるための教材としてすでに3Dプリンターを導入している学校もあるそうです。
STEMにアート「Art」を加えたSTEAM教育が提唱される動きもある昨今。自由な発想やアイデアをデータ化し、立体物を形作ることができる3Dプリンターは、STEAMのさまざまな領域での活用が期待でき、学びの可能性が広がる教材として注目を集め始めています。

“未来の学び”にはわくわくと感動がいっぱい!

大人をも惹きつける、先端テクノロジーを活用した魅力的な教材の展示に、“デジタル教材の導入”、“プログラミング必修化”などといっても難しく構えることはないのだとほっと一安心。子どもたちは多くの工夫が施された教材を上手に用いて、楽しくのびのびとSTEM分野やプログラミングを学んでいけるはずです。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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Clem Clem  エディター/ライター。東京都在住。出版社にて女性実用系の雑誌、書籍の編集に従事。現在はフリーの編集者/ライターとして紙媒体、WEB媒体にて活動中。