2018年12月24日 公開

離乳食後期におすすめの食材・レシピは?食事作りのコツ

生後9カ月ころになると、離乳食もいよいよ後期。1日3回食もスタートし、毎日のメニューに悩むパパママも多いのではないでしょうか。筆者も、マンネリ化しがちな献立に苦労した経験があります。後期の離乳食をスムーズに楽しく進めるためのコツをご紹介します。

離乳食後期の進め方

milmed / Shutterstock.com
生後9~11カ月になると、離乳食後期がスタートします。食事も3回食になり、離乳食が栄養のメインに。母乳(ミルク)は基本的には、赤ちゃんが欲しがるだけあげても大丈夫ですが、食事量が増えた分、飲む量や回数も少なくなってくる赤ちゃんも多いです。

食べられる固さの目安

Iurii Kachkovskyi / Shutterstock.com
この時期は「カミカミ期」ともいわれ、かみ方も上手になってきます。バナナくらいの固さのものを生えてきた前歯で噛み切ったり、歯茎でつぶしたりできるようになります。一口量を覚えるためにも、手づかみメニューも献立に取り入れましょう。

とはいえ、すべて固めのメニューにしてしまうと、赤ちゃんも食べるのに疲れてしまいます。献立のひとつにポタージュ状の物を取り入れたり、モグモグ期のメニューも取り入れたりして、さまざまな食感を楽しめるようにしてあげると、赤ちゃんも食べやすいです。

また、食べられる食材のバリエーションも増えるので、大人の料理を薄味・柔らかめにして取り入れられるようになります。1日3回も離乳食を作るのは大変!と思うパパママもいらっしゃるかもしれませんが、上手に手抜きしながら赤ちゃんとの食事を楽しんでくださいね。

食べる分量はどのくらい?

ucchie79 / Shutterstock.com
離乳食後期の1回の食事量は、主食とおかずを合わせて、子ども茶わん1杯ぐらいです。

ただ、これはあくまで目安程度。赤ちゃんの成長は個人差は大きいので、これよりたくさん食べても、食べなくても心配しなくて大丈夫です。赤ちゃんの様子を見ながら進めていってくださいね。

離乳食後期にお米をあげても大丈夫?

お米は、比較的アレルギーが出にくい食材と言われており、離乳食後期、おかゆは、5倍がゆ~軟飯程度の硬さのものが食べられるようになります。

5倍がゆとは、米1に対して、水5の割合で炊いたおかゆのこと。5倍がゆが食べられるようなったら、軟飯に移行しましょう。1回で食べる量は、5倍がゆなら90g、軟飯なら80g程度です。

離乳食後期の進め方のコツ

離乳食後期の食べさせ方のコツを5つ紹介します。

鉄分豊富な食べ物を取り入れて

Binh Thanh Bui / Shutterstock.com
9カ月以降になると、母乳に含まれる鉄分量が少なくなります。そのため、母乳大好きの赤ちゃんには、鉄欠乏性貧血の症状が見られることも。積極的に、鉄分豊富な食材を取り入れましょう。

具体的には、大豆、卵、緑黄色野菜、赤身の魚、レバー、ひじきなどがおすすめです。

好き嫌いが出てきたら、食感で工夫して

ucchie79 / Shutterstock.com
赤ちゃんによっては、「これ好き!」「これ嫌い!」と好みが激しくなっているかもしれません。この時期の好き嫌いは、味というよりも、食べづらさによる好みがほとんど。

筆者が離乳食アドバイザーの人に相談したところ、「赤ちゃんは、噛み切りにくいものや、パサパサしたものが苦手。じゃがいもと和えたり、とろみ付けするといいですよ」とアドバイスをもらいました。

「食べないな…」という食材があったら、食感を工夫してみるといいかもしれません。

食べる意欲を育てる「手づかみ食べ」を取り入れて

Sarah Noda / Shutterstock.com
この時期は、食べ物に興味を持ってぐちゃぐちゃ触る「遊び食べ」が盛んになります。これは、赤ちゃんが「どうやったら自分で食べられるのか」を研究しているサイン。

ゆで野菜やパンなど、自分で持ちやすいサイズの手づかみ食べメニューを取り入れると、食べる意欲が育まれます。汚れるからとやめさせるのではなくて、ある程度好きにさせてあげましょう。

床に新聞紙やビニールシートを引くようにしたり、テーブルにラップを敷くようにすると、片付けの負担が減りますよ。

冷凍(フリージング)も活用すると便利

BravissimoS / Shutterstock.com
毎日の離乳食作りを簡単にするために、フリージングできるメニューは多めに作って冷凍しておきましょう。

例えば、複数の野菜を柔らかく煮たら、5mm角ぐらいにカット。製氷皿などを使って、カット野菜をフリージングすると、何にでも使える野菜ミックスができます。雑炊の具にしたり、うどんにトッピングしたり、スープにしたりとアレンジは無限大です。

また、おやきやホットケーキも冷凍ストックしておけば、忙しい朝のメニューやおやつに大活躍しますよ。

大人ごはんから取り分けるとラク!

Ryzhkov Photography / Shutterstock.com
食事が1日3回になると、家族と食べるタイミングも近くなります。食べられる食材も増えるので、大人のごはんから少量取り分けて離乳食を用意すれば、準備がラクになります。

煮物や和え物の味付けをする前に取り分けたり、味噌汁の具材だけを取り出したり、手間を上手に減らしていきましょう。大好きなパパママと同じものを食べることで、赤ちゃんにとっても食事の楽しみが倍増するのではないでしょうか。

離乳食後期の進め方の注意点

離乳食後期になると、遊び食べをする赤ちゃんも…。パパママとしては、大変困った行動ですが、これも食べ物に興味をもった成長の証と捉えて、あまりイライラしないようにしましょう。

気になる場合は、遊び食べをしはじめたら、手の届かない場所に移す、散らかってもいいように、新聞紙を下に敷くなどの対策をしてみてくださいね。

離乳食終了の目安とは?

生後9~11カ月のカミカミ期のあと、いよいよ離乳食完了のパクパク期です。

厚生省によると、離乳の完了とは、形のある食べ物をかみつぶすことができるようになり、エネルギーや栄養素の大部分が、母乳または育児用ミルク以外の食物から摂れるようになった状態を指すようです。また、その時期は12カ月から18カ月ごろとされています。

1日3回の食事リズムをつけて、生活を整えて、食べる楽しさの体験を増やしていくことを大切にしていきましょう。

離乳食後期のおすすめレシピ

最後に、簡単にできる離乳食後期のおすすめレシピを紹介します。

根菜のだし煮

おだしで煮ただけのお野菜も、形に一工夫するだけで手づかみ食べのメニューに変身します!
via photo by author
【材料】
・だし ※
・だいこん 10g
・にんじん 10g

※合わせだしでも、昆布だしでも、かつおだしでもお好みでどうぞ。昆布だしはお水に昆布を入れておくと簡単。かつおだしは、かつお節1パック(5g)に1カップの熱湯を注ぎ、5分ほど置いて茶こしでこすと簡単に作れます。

【作り方】
1:だいこん、にんじんを0.5~1cm幅に切り、型抜きをする
2:だしで柔らかくなるまで煮る

ベビーポテトサラダ

栄養豊富だけど、献立に取り入れにくいお魚。じゃがいもと和えることで、食べやすさアップ!大人が食べてもおいしいです。たくさん作って冷凍するのもおすすめ!
via photo by author
【材料】
・じゃがいも 1/4個(30gくらい)
・にんじん 2cm(10gくらい)
・ツナ水煮缶 大さじ1(15gくらい)

【作り方】
1:にんじんとじゃがいもをやわらかく茹でる
  ※茹で汁は、取っておいてください
2:にんじんとじゃがいもをざっと潰す
3:ツナを加えて和え、茹で汁で固さを調整する

レンコン入りつくね

手づかみ食べにピッタリのメニューです。多めに作って冷凍しておくと、忙しい時でも楽ちんです。
via photo by author
【材料】
・レンコン 15g(大さじ1)
・鶏ミンチ(鶏ひき肉) 15g(大さじ1)
・玉ねぎ 5g(小さじ1)
・にんじん 5g(小さじ1)
・砂糖・醤油 各0.5g

【作り方】
1:玉ねぎ・にんじんをみじん切りにする
2:レンコンをすりおろし、鶏ミンチ・野菜と混ぜる
3:一口大に丸める
4:オリーブオイルを引いたフライパンでしっかり焼く
5:調味料を混ぜてフライパンに流し、風味づけをする

玉ねぎ・にんじん以外に、季節のお野菜を混ぜてもおいしいです。

豆腐とひじきの卵とじ

タンパク質たっぷり!鉄分も摂れる栄養豊富なメニューです。多めにできるので、パパママと分けて食べてくださいね。
via photo by author
【材料】
・豆腐 20g
・卵 1/2個
・生ひじき 5g
・にんじん 5g
・ほうれん草 10g
・醤油 0.5g
・ごま油 少し
・だし 30cc程度

【作り方】
1:にんじん・ほうれん草をやわらかく茹でて細切りにする
2:豆腐、ひじき、にんじん、ほうれん草をだしで煮る
3:卵をといて加え、しっかり加熱する
4:醤油・ごま油を垂らして風味づけをする

無理せず、赤ちゃんのペースで離乳食を進めよう

ucchie79 / Shutterstock.com
離乳食後期の一般的な進め方やおすすめレシピを紹介しましたが、子どもの成長は個人差が大きいので、この通りに進むことは少ないかもしれません。無理して食べる量を増やしたり、固さを変えたりするのではなく、赤ちゃんのペースで進めていきましょう。

パパママも、赤ちゃんと一緒に食事の時間を楽しんでくださいね!
校閲:管理栄養士、離乳食アドバイザー:八木沢秀美
※Instagramもやっておりますので、よろしければご覧ください
https://www.instagram.com/yagisawa_hidemi
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

この記事が気に入ったら
「いいね!」しよう

3分でわかる知育マガジン「Chiik!」

RECOMMEND この記事を読んだあなたにオススメ

トマトの簡単な離乳食メニュー!下ごしらえと保存のポイント

トマトの簡単な離乳食メニュー!下ごしらえと保存のポイント

栄養たっぷりなトマトは、パパママが離乳食にぜひ取り入れたい食材ですよね。赤ちゃんにおいしく食べてもらうための簡単なレシピと、筆者が実際に実践している下ごし...
ささみを離乳食に活用!時期別のおすすめメニューと調理のコツ

ささみを離乳食に活用!時期別のおすすめメニューと調理のコツ

離乳食中期(モグモグ期)になると、赤ちゃんが食べられるようになる「ささみ」。淡白な味でどんな料理にも合わせやすいけれど、「パサパサ感」に困っているパパママ...
離乳食の主食にはパンもおすすめ!注意点とおすすめお手軽メニュー

離乳食の主食にはパンもおすすめ!注意点とおすすめお手軽メニュー

離乳食を進める中で、パンはとても便利な食材です。お出かけ先でも食べやすく、メニューのレパートリーも多い強い味方。ただ小麦が使われているので、アレルギーが心...
うどんの離乳食はいつからOK?赤ちゃんにおすすめは生麺タイプ

うどんの離乳食はいつからOK?赤ちゃんにおすすめは生麺タイプ

赤ちゃんが大好きなうどんは、離乳食の強い味方。すぐに準備できるので、パパママにはうれしい食材です。小麦アレルギーや塩分などに気をつければ、離乳食の初期から...
離乳食にヨーグルトはいつから大丈夫?赤ちゃんにおすすめのメニュー

離乳食にヨーグルトはいつから大丈夫?赤ちゃんにおすすめのメニュー

離乳食中期から食べられるヨーグルトは、タンパク質とカルシウムが豊富で、赤ちゃんにはうれしい食材。ですがアレルギーが心配だったり、選び方が分からないというパ...

WRITER

海野りんご 海野りんご  宮崎県在住の新米ママです。関西の国立大学卒業後、大阪で就職。結婚を機に宮崎に戻り、フリーライターとして活動。2017年5月に出産し、育児に試行錯誤中!同じ悩み・疑問を抱えるママたちの役に立つような記事が書けるよう、日々アンテナを張っています!