2018年2月22日 公開

【留守番と防犯対策】小1になる前に教えておきたいこと

小学生になると、子どもが1人で留守番をしなければならない場面が増えてきます。子どもが安全に過ごすためには、どのようなことに気をつければ良いのでしょうか。小学1年生の長女がいる筆者が、実体験を交えながら解説します。

小学生は留守番の機会が増える

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保育園では、各自の事情に応じて保育時間を調整してもらえましたが、小学校に入るとそうはいきません。小学校の一般的な開門時間は午前8時前後、公立の学童保育は午後6時までのところが多く、インフルエンザなどで突然学級閉鎖になることもあります。

特に共働きの場合には、やむを得ず、子どもだけで留守番をさせなければならない時間帯ができてしまうことが多いのです。

そのため、小学校生活がはじまるまでに「子どもが留守番中に安全に過ごせる体制」を整えておくことが大切です。

留守番のルールを作る

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Rob Hyrons / Shutterstock.com
子どもの安全を確保するために、留守番のときのルールをあらかじめ決めておきましょう。必要に応じて見返せるよう、ルールは子どもと話し合いをしながら書き出し、子どもの目の見えるところに貼っておくのがおすすめです。

留守番ルールの例として、次のようなものが挙げられます。

インターホンや電話が鳴ったときの対応

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plantic / Shutterstock.com
宅配などでインターホンが鳴ったり、家の電話が鳴ったりしたときにどうするのか、あらかじめ子どもに対応方法を伝えておきます。

子どもの安全を考えると、インターホンや電話には原則対応しない、もしくは家族以外は出ない、と決めておくのが良いと思います。

筆者は、長女に初めて留守番をお願いしたとき、インターホンの対処法を教えるのをうっかり忘れていました。インターホンが鳴ったとき、長女は焦ってマンションの各部屋に備わっている「非常」ボタンを押してしまい、筆者は管理会社に平謝りする事態に陥りました。

1人で心細いときに突然音が鳴るのは怖いものです。子どもがパニックにならないよう、ルールを明確に決めておくことをおすすめします。

危ない場所やものから遠ざける

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BERMIX STUDIO / Shutterstock.com
家の中には、危険な場所が数多くあります。入って欲しくない場所や触ってはいけないものがある場合は、留守番の前に子どもに伝えておき、できるだけ子どもが近寄れないようにしましょう。

筆者は長女に留守番を頼むとき、窓が開かないように追加錠をつけ、キッチンの入り口につけているゲートを閉めて外出します。

小学生であっても、窓から転落したり、不在時に火事を起こしたりという事故が多数起きています。「もう小学生だから大丈夫」と思い込まず、危険のあるものはできるだけ遠ざけておくと安心です。

友だちを勝手に呼ばない

放課後に1人で留守番をさせる場合は、親のいない間にお友だちを家に勝手に呼ばないよう、言い聞かせておく必要があります。

何か事故が起きてしまったとき、大人のいない室内では対応が遅れる可能性があります。また、盛り上がって騒いでしまったとき、子どもだけでは制止したりコントロールしたりするのは難しいからです。

同様の理由で、筆者は親が不在のお友だちの家にも上がってはいけないと教えています。お友だちに誘われたときは、近所の児童館へ一緒に行くようにすすめています。

帰宅時・外出時に注意

子どもが1人で誰もいない家に帰ってきたときが、犯罪者にとっては一番のチャンスです。

家に帰ってきたときは、周りを確認して、自分を見ている人がいないか確認してから、家の鍵を出すように教えておきましょう。

家に誰もいなくても、「ただいま」と大きな声を出して入るというのも防犯対策になります。扉を閉めたら、靴をぬいだり荷物を置いたりするよりも先に鍵をかける、ということも大切です。

また、子どもが最後に家を出る場合は、戸締りの手順について教えておく必要があります。

外出時には玄関の鍵をかけ、必ず扉が本当にロックされているかチェックする、ということはもちろんですが、消灯の確認やカーテンを閉めるといった細かい手順も忘れずに伝えておきましょう。

家族への連絡手段を用意しておく

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家の中で何かがあったときに、子どもが家族へ連絡できる手段を用意しておくと安心です。

自宅の固定電話があれば、使い方を教えておきましょう。子ども用の携帯電話を連絡手段として使う場合は、充電ができているか外出前に必ず確認してあげてください。

筆者は充電が切れていることに気づかず外出してしまい、家に戻ったら連絡を取ろうとした長女が涙目になっていたことがあります。

留守番ルールを書いた紙に、両親や祖父母など主要な連絡先一覧を書いておくのもおすすめです。

災害が起きたときのために

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地震などの大規模災害は、予測し得ないものです。偶然子どもが1人で留守番をしていて、親が離れた場所にいるときに、大地震が起きて家に帰れなくなるかもしれません。

万が一のときのために、子どもと災害が起きたときのシミュレーションをしておきましょう。家からの避難経路や、火事や地震が起きたときはエレベーターは使わないことなども、事前に教えておく必要があります。

暗い時間帯に災害が起きたときのため、懐中電灯のありかと使い方は最低限教えておきましょう。

また、「困ったことや不安なことがあったら頼る場所」も共有しておく必要があります。近所の仲良しのお友だちの家や、マンションであれば管理人室などでも良いですね。

筆者の友人の体験談ですが、子どもが留守番をしているときに家のブレーカーが落ちてしまい、帰ってきたら子どもが真っ暗な寒い部屋で毛布にくるまり泣いていたことがあったそうです。

何らかの事情で、電話で連絡が取れなくなってしまったときにも、子どもが自分の安全を守れるよう、できる限りの対策を講じておきたいところです。

留守番も練習が必要!

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留守番のときの注意点についてお話してきましたが、もちろん最初から全てのルールを守れる子どもは少数派です。また親も子も、実際に留守番をやってみないと、問題点や不安点が具体的に見えてこないものです。

そのため、小学校に上がったときに留守番をしなければいけないことがわかっているなら、入学前の時期に近所に短時間出かけるなどして、留守番の練習をはじめておくことをおすすめします。

筆者の長女も、はじめての留守番は年長児のときでした。明るい時間帯に15分程度留守番をお願いしたのですが、やはり最初は緊張していたようで、ずっとリビングのソファから動かなかったそうです。

何度か留守番の練習を繰り返すうちに、課題も見えてきます。大人も子どもも不安にならずに済むよう、小学校入学前に、ご家庭の留守番ルールを固められると良いですね。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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WRITER

青海 光 青海 光  都内在住、二児の母。大学卒業後、子育てをしながらIT企業でフ ルタイム勤務をしていましたが、夫の海外赴任に伴い退職。カオスなインドで3年ほど暮らしました。帰国後はライターとして 、育児やライフスタイルに関する記事を中心に執筆しています。楽しく・読みやすく・有益な情報をお届けします!