子どもが夜泣きをする理由には、”生活環境”が関係している!?今回は、イギリス発の育児法「ジーナ式」による快眠育児の成功率を上げるために大切な「環境づくりの方法」と「準備品」についてまとめています。ぜひ参考にしてみてください!
ジーナ式の夜泣き対策は眠りやすい環境づくりが”鍵”
しかし、さらにジーナ式の成功率を上げるためには「眠りやすい環境づくり」が必要不可欠だといえるでしょう。
ちなみに、赤ちゃんの眠りやすい環境とは、いつも同じ状態で安心して入眠できる環境のことです。
赤ちゃん自身に家の中で「寝る部屋」と「寝ない部屋」を区別してもらえるようになれば、寝室に連れて行くだけで「そろそろ眠る時間なのか……」とわかってもらえるようになります。
親が工夫をして眠りやすい環境づくりをすれば、ジーナ式による夜泣き対策をよりスムーズに進められるはずですよ!
「早く寝て!」夜泣き対策に悩むママを救うジーナ式とは? – Chiik! – 3分で読める知育マガジン –
ジーナ式の環境づくりは産前から!その理由とは?
理由は大きくわけて、2つあります。
1.ジーナ式は産後すぐに取り入れた方が効果が高いため
なぜなら、産まれたときから1人寝をする環境が当たり前の状態であれば、ママやパパの添い寝や抱っこがなくても、寂しさを感じずに自分で眠る力がつくからです。
逆に、ある程度成長するまでジーナ式とは違う環境で赤ちゃんを寝かせ続けてしまうと、赤ちゃんの中で「安心して眠れる環境=誰かになにかしてもらっている状態」と定義付けられてしまいます。
誰かが側にいて寝ることが常識になっていた子に、後から1人で眠るための環境を整えても、なかなか馴染んではくれません。
産後すぐにジーナ式がはじめられるように、産前から1人寝できる生活環境を整えておきましょう。
●添い寝
●添い乳
●寝るまでずっと抱っこ
●車やベビーカーに乗せる
●抱っこ紐に入れて寝かせる など
これらは子どもを早く寝かせるためには有効な技ですが、そういった寝かせ方・環境が習慣になってしまうと、子どもが成長しても寝かしつけや夜泣きの度に同じ条件を揃えないと入眠がうまくいかない確率が高まります。
2.産後は忙しくて環境づくりどころではないから
産後のせっかくの休息時間まで動くことにならないように、産前から子どもを迎え入れる準備は進めておいたほうが良いでしょう。
次に、ジーナ式の環境づくりに必要な準備品について、詳しくご紹介していきます。
ジーナ式の夜泣き対策に必要な準備品5選
他にも必要な準備品はありますが、母乳orミルクで育てるかなど、ママやお家の状況によって個人差があります。この記事で紹介している商品は一例です。ジーナさんの書籍「カリスマ・ナニーが教える赤ちゃんとおかあさんの快眠講座」を参考にしながら、自分の家に合ったものを選んでください。
1.遮光カーテン
特に赤ちゃんは大きくなってくると、わずかな朝日にも反応して明け方に起きてしまいます。
できるだけ真っ暗な部屋で寝かせられるように、寝室の遮光性は高めておきましょう。
ちなみに、すでにつけてあるカーテンの遮光性を高めたい場合には、後付けできる遮光ライナーを使うのもオススメです。
販売元:Deconovo
販売元:フォーラル(Forall)
2.ベビーモニター
赤ちゃんの状態をしっかり把握できるので、寝室まで様子を見に行かなくても大丈夫ですし、離れた部屋でも安心して赤ちゃんを見守れます。
販売元:トリビュート
3.おくるみ
生後1カ月~2カ月のうちは、寝るときに赤ちゃんをおくるみで包んであげると、ママのお腹と似た環境をつくれるのでよく寝てくれます。
また、モロー反射(赤ちゃんが外的刺激に反応して手足をビクつかせる原始的動き)の影響で、寝ている途中で起きてしまうのも防げるのでオススメです。
1枚の布を使って自分で巻くタイプや最初から簡単に巻けるつくりになっているタイプまで、さまざまな種類があります。基本的には使いやすく通気性の良い商品を選ぶと良いでしょう。
筆者は、寝かせる度に巻き直すのが面倒で、巻くのが簡単になっているタイプのおくるみを使用していました。
販売元:aden + anais (エイデンアンドアネイ)
販売元:Miracle Blanket(ミラクルブランケット)
4.スリーパー
そうなるとおくるみを巻いても自分の力で剥いでしまう場合があるため、スリーパーに移行した方が良いでしょう。
引き続き、赤ちゃんに「なにかに包まれた状態=ネンネの時間」だと肌で感じてもらえます。
ちなみにジーナ式で推奨されているスリーパーは、足が袋状になっている「スリーピングバッグ」と呼ばれるものです。
こちらもやはり、通気性と使い勝手の良さを重視して選ぶと良いでしょう。
販売元:aden + anais (エイデンアンドアネイ)
5.ベビーベッド
また、寝返りができるようになっても柵があるので、1人寝させていてもどこかに転がっていってしまう心配がありません。
さらに、伝い歩きができるようになってからでも、1人で寝かせている間にいつの間にか起きて勝手に動き回ってしまう心配がないので、ジーナ式には必需品だといえるでしょう。
2歳頃まで使える大きさで、高さが2~3段階ぐらいまで変えられるベビーベッドがオススメです。
販売元:サワベビー
ジーナ式の夜泣き対策は同じ部屋で寝たらダメなの?
しかし、日本の住宅は海外に比べて狭く、子ども部屋を別で用意できない場合もあるでしょう。
実際に筆者も、社宅住まいのため部屋数が足りず、同じ部屋で寝ながらジーナ式を取り入れています。ただし、その際に注意しなくてはならないポイントが2つあります。
1つ目は、「同室」でも「ベッド」は同じものを使わないこと。なぜなら、同じベッドで寝てしまうとお互いに睡眠を妨げたり、寝ているうちに添い寝してしまう可能性があるからです。
2つ目は、赤ちゃんが入眠する際は親は部屋に居ないようにすること。1人寝の習慣をつけるためにも、赤ちゃんが入眠する19時頃は別部屋で待機するようにしましょう。
環境を整えてジーナ式による夜泣き対策をスムーズに!
さらに、毎日決まった時間・状況で眠れるようにすれば、抱っこや添い寝がなくても赤ちゃんはスムーズに入眠できるようになるでしょう。
親も子も不安や寂しさを抱えたままでは、気持ちよく眠ることができません。
ジーナ式はイギリス発の育児法なので、日本の住宅事情に少しそぐわない部分もありますが、アレンジしながらうまく取り入れてみてくださいね。
次回は、ジーナ式を進める上でのコツについてお伝えしていきます!