2019年07月13日 公開

簡単!小麦粉粘土の作り方:子どもと一緒に手作りしよう

安心安全の小麦粉粘土を子どもと一緒に手作りすれば、作る過程から楽しめます。粘土遊びはしたいけど、子どもが口に入れてしまいそうで心配!という方に特にオススメです。おうちにある食品で簡単に作れる、小麦粉粘土の作り方をご紹介します。

安心安全の小麦粉粘土を子どもと一緒に手作りすれば、作る過程から楽しめます。粘土遊びはしたいけど、子どもが口に入れてしまいそうで心配!という方に特にオススメです。おうちにある食品で簡単に作れる、小麦粉粘土の作り方をご紹介します。

安全、安心な小麦粉粘土

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Dmitry Lityagin / Shutterstock.com
手先を使って触覚を刺激しながら自由に造形できる粘土遊びは、お子さまの知育にぴったり。でも、なんでも口に入れる小さいうちは、なかなか遊びにくいですよね。そんなときにおすすめなのが、食品を使って作る小麦粉粘土です。
子ども用の粘土には、例えば油粘土のように、独特の臭いがするものがありますよね。小麦粉の場合、香りがその他の粘土と違い、粘土特有の匂いや臭みが少ないです。

お家にストックしていることも多い小麦粉を使った粘土は、シンプルな材料で作られているので赤ちゃんが口に入れて舐めてしまっても大丈夫。誤飲さえ気をつければ、何でも口に入れたがる時期の1歳ぐらいから遊ばせることができますよ。

小麦粉粘土の作り方

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材料・用意するもの

小麦粉粘土は小麦粉と水のみでも作ることができますが、今回はより保存性が高い、塩とサラダ油を加えたレシピをご紹介します。塩が防腐剤代わりになり、サラダ油を入れることによって乾燥を防ぎ、より長く保存することができるようになります。お子さまが小麦アレルギーの場合は、小麦粉の代わりに米粉・上新粉を代用させることも可能です。

【材料】
小麦粉 200g
油 大さじ1
塩 大さじ1
水 120〜140g(120〜140ml)

【道具】

ボウル

【作り方】
①小麦粉に塩を入れて混ぜます。

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②1に少量の水を加えて混ぜます。耳たぶぐらいのやわらかさになるまで繰り返しましょう。一度に全量の水を入れるのではなく、少しずつ混ぜながら加えていくのがコツです。
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③サラダ油を入れ、粘土の硬さになるまでコネコネ混ぜれば完成。粉っぽい場合はお水を加え、水分が多すぎる場合は小麦粉を足して、適宜調整してください。
※分量はあくまで目安です。小麦粉の種類や湿度等によって、必要な水の量が変わる可能性があるので適量に調整して下さい。
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色の付け方

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小麦粉粘土は色を付けて楽しむこともできます。いくつかの方法があるのでご紹介します。

絵の具

完成した小麦粉粘土に指で凹みを作り、絵の具を入れて再度混ぜ合わせれば色付きの粘土になります。水彩絵具で色を付ける場合は、絵の具の水分を考慮し、粘土を作るときにお水を若干少なめにして固めに作りましょう。絵の具を足していくうちに水分が多くなりすぎてしまった場合も、小麦粉を足して調整すれば大丈夫です。

ただし、絵の具で色を付ける場合には、お子さまが口に入れないよう気をつけてあげてくださいね。

食用色素、食紅

絵の具の代わりに、食用色素を使用して色付けすることもできます。食用なら、小さい子どもが間違って口にいれてしまっても安心ですね。また、カレー粉、粉末緑茶、インスタントコーヒーなどを使うことも可能です。意外と発色がよく、香りも楽しめるため、子どもの嗅覚の発育にもつながりますよ。

絵の具でも食用色素でも、しっかりとむらなく色付けするには、素材によりけりですが結構量が必要な可能性もあります。こねながら様子を見て、何度か色を足すようにしましょう。

あえて粘土自体には色を付けず、できあがった作品を180℃に熱したオーブンで10分~15分ほど焼き、絵の具などで色をつけても楽しいですよ。

小麦粉粘土の遊び方

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小麦粉粘土は子どもたちの年齢や成長に応じて、楽しみ方のバリエーションが広がる便利な知育おもちゃ。手先を使って感触を楽しみ触覚を刺激する他にも、色を付けることで視覚を刺激したり、スパイスなどの着色料を使って嗅覚を刺激したり、お子さまの五感をフルに活用しながら遊べます。遊び方の例をいくつかご紹介しましょう。

ごっこ遊び

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小麦粉粘土にピンクや黄色の色を付けて、アイス屋さんごっこはいかがでしょうか。コーンやカップ、トッピングも作ったり、アイスの次はパン屋さんに変えてみたり。女の子ならアクセサリー屋さんなんかもいいですね。子どもの創造力が発揮できる、さまざまな「ごっこ遊び」が楽しめます。

色をわけて楽しむ

小麦粉粘土を色を変えてたくさん作り、それぞれに遊んだり、混ぜてマーブル状にして楽しんだりして、色彩感覚を刺激することもできます。複数の色の粘土を作りたい場合は、小麦粉粘土を作りたい色の数にわけてから、それぞれお好みの色を混ぜて作りましょう。

たとえば、「チョコレート味の茶色のクッキーはどれ?この緑のお菓子はお団子かな、ラムネかな?」というようなコミュニケーションを通して色を覚える遊びや、色によってさまざまな野菜の形を作ってみるなど。色が増えれば、遊び方も無限大に広がりますね。

手作りの小麦粉粘土の保存期間は?

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Shaiith / Shutterstock.com
小麦粉粘土は、作ってから約3〜5日間、保存できます。ただ、使用した際に手の雑菌などがついて、カビが生えてしまうことも。長期保存はあまりせず、なるべく早く使い切ることをおすすめします。

保存方法

小麦粉粘土はなるべく空気に触れさせないよう、ジップロックなどのジップ付きの袋やタッパーに入れたり、ラップをしたりして密閉させ、冷暗所で保存しましょう。また、夏場はカビを防ぐため冷蔵庫で保管したほうがよさそうです。

長持ちさせるには?

塩とサラダ油を入れることによって、保存性がよくなります。より長持ちさせたいときは、季節を問わず冷蔵庫で保管しましょう。

手作りの小麦粉粘土の注意点

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Oksana Kuzmina / Shutterstock.com
お子さまが口に入れて舐めてしまっても大丈夫とはいえ、喉に詰まらせる心配がありますので、お子さまが飲み込んでしまわないよう注意してください。小さい子が使うときは、大人が一緒に遊ぶようにするといいでしょう。また、防腐剤が使用されてない自然素材のため、どうしてもカビなどが発生してしまう可能性があります。カビが生えてしまったときは、すぐ捨てるようにしましょう。

手作りなら、遊ぶ楽しさも倍増!

最近では市販のものも100均などで気軽に手に入れられる小麦粉粘土ですが、親子で粘土ができるまでの工程を楽しみ、達成感を味わうことができるのは手作りならでは。2歳~3歳以上のお子さんなら、「大好きな粘土が自分で作れるなんて!」と喜んでくれるのではないでしょうか。自分が作った愛着のある粘土があれば、粘土遊びがいつも以上に楽しいものになりますね。パパママとしては掃除が大変そうと思うかもしれませんが、小麦粉が散らばってもいいよう、あらかじめ新聞紙をテーブルや床に敷いておくと片付けがラクですよ。

雨の日に、「子どもたちと1日、何して過ごそう」と悩んだときにも最適。ぜひ小麦粉粘土作りにチャレンジして、お子さんと一緒に想像力を膨らませながら楽しい親子時間を過ごしてくださいね。

\ 手軽な親子のふれあい時間を提案中 /

この記事のライター