2017年12月12日 公開

「理科的」常識問題の対策は!?「『お受験』はじめました!」vol.9

小学校受験に塾に通わず挑んで合格した保育園児とワーキングマザーのママミーヤが、「お受験」に挑戦するまでに考えたことや実践したことを振り返ります!vol.9では小学校受験における『理科的常識の学習方法』についてご紹介します。

「理科的」常識とは?

Vol.8では季節の常識問題の勉強方法についてご紹介しました。

花だけではなく葉や種までの知識や、季節のイベントの知識も必要な小学校受験。ママミーヤは情けないことに初見で全然できない問題も多数あるくらいでかなりショックを受けたのですが、常識問題の中ではこの「季節」を超える難問があります。それが今回ご紹介する「理科的」常識と呼ばれる領域です。

理科的常識というのは「季節」も含まれる広い領域で、自然領域に関する常識が問われます。さまざまな知識をペーパー(ドリル)や本で学ぶだけではなく実際に見ていないとわからないものも多いのです。

生活の中で身につく「常識」

野菜・果物の断面図

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大人からすれば「野菜・果物の断面図」は常識問題として簡単なのですが、お料理をしているところを見ていない娘のミヤピーにとって、はじめての断面図問題は「?」の連続だったようです。

そこで、プリントを何度もやるよりも一緒にお料理を作ってみるといいかと思い、「野菜のおなかを見てみよう~♪」とミヤピーと誘って、料理をしながらお勉強しました!この方法なら、子どもも楽しみながら覚えられます。

ワーキングマザーの家庭だと時短クッキングも当たり前ですよね。作り置き惣菜を活用している人もママミーヤの周りではいっぱいいました。そうすると、毎日子どもと一緒に食事を作るのは難しいですが、時間があるときや週末に、季節の食材を取り入れて、「野菜のおなかチェック!」をしてみてはどうでしょうか。

浮くもの沈むもの

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水の中に浮くものと沈むものを問う問題があります。

野菜で浮くもの・沈むものを尋ねられ、全問正解できなかったママミーヤ……。塾では水槽を用意して浮くものと沈むものを一つ一つ実験して見るそうなのですが、自宅ではなかなかそこまで用意することはできません。

そこで、ミヤピーが模試の解説で教えてもらってきたポイントがとてもわかりやすかったのでご紹介します。

「土の中にできるものは沈む。土の上にできるものは浮く」

野菜がどうやって収穫されるかを知る必要がありますが、とてもわかりやすいです!ただし、玉ねぎだけは例外で、土の下にできますが、浮きます。

その他、金属系は沈む、アルミは浮く、などポイントを少しずつ教えていくといいと思います。自宅でやったプリントの絵を切り取って、ミヤピーと一緒に貼り付けてオリジナルのポスターを作りましたよ。

鏡映像

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鏡に見た姿がどのように見えているかを考える問題です。

鏡の中は逆の世界になるので、幼児にとっては混乱してしまう問題なのですが、実際に鏡を見ながらいろいろなポーズを取ってみたりするとわかりやすいです。

あと、「ハンコ」も同じ仕組みなので一緒に押しながら楽しむのもいいかもしれません!

外で身につく「常識」

風向き・風の強さ

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風が吹いているときの様子がどうなっているかを推測する問題です。

公園では子どもは走り回ってばかりでついつい慌ただしくしてしまいますが、ちょっと足を止めて風向きとその強さで周りのものがどのように動くかを子どもと観察しながら話すなんていうのもいいですね。

影の向きと長さ

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太陽の位置が指定されていて、物や人の影がどうなっているかを推測する問題です。風向きと同じく、外にいるときに影の向きや大きさにも注目してみるといろいろな発見があります。

ミヤピーは背が小さいので、夕方に影を見ると脚長になる自分の影にうっとりしていました(笑)。逆に、大きな木でもお昼の影はすごく短いことに驚いてもいました。

外遊びを通して、太陽の高さや方向によって影の向きや長さが変わることを実感できるといいですね。

生き物の親子調べ

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ひよこの親はニワトリ、オタマジャクシの親はカエルといったように、親子関係を結びつける問題です。

ママミーヤは生き物についての知識が薄く、あまり回答できなかったのですが(汗)、ミヤピーは案外知っていました。外に出ると意外といろいろな生き物に出会うことができるようで、保育園のお散歩で見たものが多いようでした。

でも単に「見ただけ」のものも多いので、一緒に図鑑を見ながら確認したり、プリントに出てきたイラストを切り取ってカードを作り「親子合わせゲーム」をしたりしました。

この親子カードもポスターにしましたよ。ポスター作りは親子で楽しみながらお勉強するのにぴったりで、ポスターを壁に貼っていつでも復習できるのがいいところ。なので、ママミーヤ家ではいろんなテーマで取り組みました!

難問……水の量と濃度

小学校の理科の問題のようですが、なんと小学校受験の問題で出ます。

例えば、ビー玉と水の入ったコップの中からビー玉を取ったときに一番水が多いのはどのコップか?という「量」を問う問題や、それぞれ量が違う水が入った複数のコップの中にスプーン1杯の砂糖を入れるとどのコップが一番濃くなるか?という「濃度」を問う問題があります。

実際に試すのもいいのですが、準備は大変ですし、濃度の違う砂糖水を用意してもその違いを味覚で感じ取るのはかなり難しいです。そこで、ママミーヤが教えた中でミヤピーに理解させるときにやりやすかった方法をお知らせしたいと思います!

水の量の問題

体積の大きなものを入れると水位が上がることは、お風呂の時間を使えばわかりやすいです。子どもが一人で入ったときと、親がその後で一緒に入ったときで水位が上がることは実感していると思うので、ビー玉が多く入ったほうが水位が上がることは理解できると思います。
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また、ビー玉を取ったときに残った水の量を推測する問題では、ペーパー(ドリル)のイラストの水の部分を塗りつぶしてみて、残った面積を比べたほうがわかりやすいようでした

濃度の問題

砂糖水の濃度を問う問題が出ます。

水の量と、入れる砂糖の量を見て濃度を判定するのですが、これもペーパーに書かれている水の量を面積で考えてみるとわかりやすいです。
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同じ水の量の場合は砂糖の量で濃度が変わっているのは当然ですが、コップの中の水の量と砂糖の量がそれぞれ異なっている場合は少し難しくなります。そこで、ペーパー上で砂糖の数だけ水を分割して、その大きさを比べてみると解答しやすくなります。

それにしても未就学児なのにこんなに難しい問題も出るのですね。教える方も大変です!

教材は身の回りにいっぱい!

これらの常識問題は、塾で学ぶのもいいですが、家族で一緒に楽しみながらお勉強できる領域でもあります。

ママミーヤはこの「理科的」常識領域は超苦手問題ばかり……というか、はっきりいって知らない(忘れた?)ことばかり!なので、自分自身も楽しもうと思って子どもと一緒にいろいろな事をやってみました。毎日いろいろな場面を写真に撮っていたのですが、振り返るとこうした学びの時間はとても思い出に残るものとなっています。

小学校に入学した後も、授業の中で外に出ていろいろなものを観察する機会も多くあるようです。受験のためでもありますが、未就学児のうちから観察して学ぶということに慣れておくことは、小学校やその後の学校生活、人生でも必ず役立ちます。また、探究心を養う良いきっかけにもなると思いますよ!
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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ママミーヤ ママミーヤ  フルタイムではたらくママ(時に数日にわたる徹夜あり)。 会社員から脱却し、フリーランスになるが前より忙しくなる誤算に悩む。 0歳から保育園に通う娘が一人。昨年、塾なしで小学校受験に挑戦して無事に入学。 0歳からの幼児教育・お受験の勉強を自宅で行うためのコツ・時間のやりくりなどをお伝えします!