2017年10月06日 公開

赤ちゃんが突然大泣きしだすときの原因と対処法とは?

予測できない外出先での子どもの大泣き。対処法が見つからず、どうやっても泣き止まないとパパママも泣きたくなりますよね。大泣きした子どもの気分を変え、機嫌を直す対処法があればおでかけをもっと楽しめるはず。外出先ですぐに使える簡単泣き止ませ方法のご紹介です。

予測できない外出先での子どもの大泣き。対処法が見つからず、どうやっても泣き止まないとパパママも泣きたくなりますよね。大泣きした子どもの気分を変え、機嫌を直す対処法があればおでかけをもっと楽しめるはず。外出先ですぐに使える簡単泣き止ませ方法のご紹介です。

赤ちゃんの大泣きの特徴とは

赤ちゃん 泣いています 子 · Pixabayの無料写真 (114681)

突然赤ちゃんが大泣きをすると、「赤ちゃんにどこか痛みがあるのでは?」「病院を受診したほうが良い?」と心配になる方も多いものです。しかし、突然の大泣きは決して珍しいことではありません。赤ちゃんはまだ言葉をうまく話せないため、コミュニケーション手段のひとつとして、不快な感情やおっぱいが飲みたいなどの気持ちを伝えようと大泣きすることがあります。

また日中に受けた刺激によって、夜泣きしてしまうこともしばしばあるはず。お母さんがミルクを飲ませたり、おむつを替えたりとひと通りのお世話をすることで、泣き方が落ち着くかもしれません。発熱や嘔吐などの特別変わった症状が出ていなければ、受診しなくても大丈夫というケースが大半です。

しかし、なかには少し心配な泣き方をすることもあるため注意。赤ちゃんの泣き方は成長に従って変化しますが、泣き声がいつもより弱々しい場合や、反対に泣き叫ぶような声を出すなど、急に苦しそうな様子を見せたときには病気の可能性もあります。

赤ちゃんに多い病気が「腸重積」です。5~20分間隔で、周期的に泣くのが特徴。おなかを苦しそうにしている、顔が青白いなどの異常がみられる場合は、至急小児科や医療機関を受診しましょう。

赤ちゃんが大泣きする主な原因

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leungchopan/shutterstock.com
0~2歳の乳幼児は泣くことで自分の感情を表現し、周りに伝えようとします。赤ちゃんが泣く理由の多くは、以下のような「不快感」を感じたとき。外出先で大泣きしてしまっても、慌てずに原因を探しましょう。

オムツが汚れている

オムツが濡れている不快感やかぶれによる痒みを訴えて泣きます。オムツがきつい、ずれている場合もあるので確認してみてください。

お腹が空いている

月齢の低い赤ちゃんが一度に飲む母乳、ミルクの量は少なめ。授乳間隔が空いていなくても空腹になることもあります。飲みたがっているようなら与えてあげて構いません。1歳以降の子どもなら少量のおやつを食べさせるのも一案です。

空腹を感じると血糖値が下がり、イライラしてしまうのは子どもも同じ。イライラを大泣きすることで発散しています。

体調が悪い

子どもがぐずって大泣きする理由として発熱、喉痛、腹痛などの体調不良があげられます。特に2歳以下の子どもだと、病状を言葉で伝えるのは難しく泣いて親に訴えます。突然大泣きをし始めたら、体温を確かめてみましょう。だるさからくる不機嫌かもしれません。

「暑過ぎる、寒過ぎる」室温が適温ではない

生まれてから生後8カ月頃までは、体温調節機能が未熟です。周囲の温度に合わせて体温を一定に保てるのは2歳頃からと言われています。大人にとってちょうど良い気温でも、子どもにとっては「暑過ぎる、寒過ぎる」室温である場合も少なくありません。

2歳くらいまでは様子を見ながらこまめに着脱をさせて、体温調節をサポートしてあげましょう。

歯が生えようとしている

生後6カ月頃になると、歯が生えようとしていることが気持ち悪くて泣くという「歯ぐずり」を起こす赤ちゃんもいます。周りの物事へ意識が分散している昼間よりも、周囲の刺激や音が少なくなった夜中に起こすケースが大半です。歯固めやおしゃぶりを与えることで落ち着くこともあるので、取り入れてみてはいかがでしょうか?

ママのダイエットにも◎抱っこスクワット

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Fascinadora/shutterstock.com
お腹にいたときと同じ「ママの心音」が聞こえる抱っこ。子どもを泣き止ませる力は最も強いのではないでしょうか。このとき抱っこをしながら、ゆっくりスクワットをしてみてくだささい。大泣きしていた赤ちゃんも、暴れている小さい子もすぐに落ち着くはずです。

多くの哺乳類は「体が動かされているときはじっとして安全を確保する」、輸送反応という性質を持ちます。スクワットで輸送反応を起こさせ、抱っこで情緒を安定させるダブルの作戦。イヤイヤ期の暴れをともなう大泣きにも効果的です。

小さな動きのスクワットでも十分効果があるので、外出先でも人目を気にせず行えます。子どもの体重がちょうど良い負荷になって、産後のダイエットにもぴったりです。

お気に入りのおもちゃでテンションアップ!

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機嫌が悪いときでも見せれば笑顔になれる、とっておきのお気に入りのおもちゃ。子どもの心を落ち着かせて、興味を引くおもちゃがいくつかあれば子連れ外出も気軽にできます。

視力が発達途中である乳幼児の心をひきつけるには、以下の要素を満たしたおもちゃを選びましょう。

・丸っこく、動きのあるもの
・色が派手、原色のもの

この2つの条件なら手作りもできそうですね。小さなペットボトルにカラフルなビーズ(大きめ)を入れたガラガラ、原色カラーの折り紙で作った紙風船などでも、子どもは関心を持ちます。

泣き止ませ動画を利用しよう

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2p2play/shutterstock.com
スマートフォンやタブレットで観られる「泣き止ませ動画」は、場所を問わない手軽な対処法です。数時間その場から離れられない、スペースが狭いときに子どもの閉塞感・退屈を紛らわすのにも最適。

原色やパステルカラーのキャラクターのコミカルな動き、丸いボールがランダムに動く様子などは、子どもの興味を一瞬でひきつけます。公共施設や乗り物内など、大泣きされては困るシーンの救世主です。

ただし動画に頼りすぎて、子どもとのコミュニケーションが減ってしまっては本末転倒。手軽で泣き止ませ効果も高いのは確かですが、「見せっぱなし」にならないように注意しましょう。

鏡やサングラスなど物を使って気を引いてみよう

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身近なもので赤ちゃんの気持ちを紛らわせてあげる方法もあります。たとえば「鏡」は、赤ちゃんの興味を引きやすいアイテムのひとつです。赤ちゃんは自分と同年代の子どもに興味を引きやすく、鏡に映った子ども(自分)の姿が気になり、泣くのを忘れてしまうことがあります。

1~2歳頃になると、鏡に映っているのは自分であると認識できるように。赤ちゃんは人のお顔を見るのが大好きなので、鏡も立派なおもちゃに変身します。外出先での大泣きに困ったときや、夜間のぐずりに困ったときなど、静かに遊んでくれるためおすすめです。

「サングラス」も同様に、有効な大泣き対処法。できれば乳幼児用のサングラスがズレにくく、落とすこともありません。かけるだけで突然世界ががらっと変わるので、泣くことを忘れてしまいます。

最近では、紫外線対策機能のついた乳幼児用サングラスも多く販売されているため、サイズの合う商品がきっと見つかるはず。泣き止ませ効果と日焼け防止が同時にできる、うれしいアイテムです。

やっぱり1番は親のぬくもり

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子どもが一番リラックスできるのはおんぶ、抱っこなど「親のぬくもり」を感じるスキンシップです。大泣きした赤ちゃん、大声をあげて暴れる幼児も、パパママが肌に触れて抱きしめるだけで落ち着きます。

外出先で泣かれると、親も慌ててしまいイライラしがち。しかし、親の不安や怒りは子どもにすぐに伝わります。まずは心を落ち着けて、子どもを優しく抱っこしましょう。スキンシップすることで親の心も安定します。

\ 手軽な親子のふれあい時間を提案中 /

この記事のライター

AOTANAOAO
AOTANAOAO

2015年よりライターと鞄・アパレル雑貨メーカーのWEBモデルの仕事をしています。Chiik!!では幼稚園入試、英語学童、インターナショナルスクール、親子で作れる知育玩具などの記事を執筆。 教育・健康・レジャー・ファッションなど、「日常生活がより豊かに楽しく送れる」ような情報記事を書いております。