2018年12月17日 公開

ささみを離乳食に活用!時期別のおすすめメニューと調理のコツ

離乳食中期(モグモグ期)になると、赤ちゃんが食べられるようになる「ささみ」。淡白な味でどんな料理にも合わせやすいけれど、「パサパサ感」に困っているパパママも多いのではないでしょうか。ささみを調理するコツや、時期別のおすすめメニューをご紹介します。

栄養たっぷり!はじめてのお肉が「ささみ」なのはなぜ?

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赤ちゃんがはじめて食べるお肉がささみなのは、低脂肪でやわらかく、消化吸収が良いから。栄養価が高く、胃腸への負担も少ないので、お肉デビューにピッタリの食材なのです。

ささみの栄養価

ささみは、鶏肉のなかでも最も高タンパクなのに低脂肪な部位。ビタミンも豊富なので(ビタミンAやB群など)栄養たっぷり!骨や肉を作るためにタンパク源は必要ですから、毎日の食事に上手に取り入れたいですね。

ささみが食べられるようになるタイミング、量の目安

鶏のささみが食べられるようになるのは、離乳食中期(7カ月~8カ月)から。離乳食初期はNGです。タンパク質は、赤ちゃんにとって消化の負担が大きい食材なので、豆腐や白身魚などでタンパク質に慣れた後に食べはじめましょう。

モグモグ期に食べるときは、熱湯で茹でてからなめらかにすりつぶし、とろみをつけます。アレルギーや消化不良を起こしていないかを確認するため、最初の1回分は、少量の小さじ1からスタートするようにしてくださいね。

慣れてきたら、加熱したささみを細かく刻む→ほぐすというように、赤ちゃんの食べられるサイズに合わせて、大きさを変えていきましょう。

ささみの「パサパサ感」をなくす調理のコツ

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赤ちゃんの口は繊細で、「食感」の違いにとっても敏感です。だから、ささみがパサパサしていると、すぐに食べなくなってしまうことがあります。筆者も、ささみが上手に調理できずに、何度もこどもに「ぶーーーっ」と吹き出されてしまった経験があります。

ささみをしっとりおいしく仕上げるには、いくつかのコツがあります。今日からスグにできる簡単なコツを5つご紹介します。

【1】加熱しすぎはNG!予熱を活用して

熱湯でしっかり茹でようと思うと、ささみはパサついてしまいます。基本は、片栗粉をまぶして「蒸し茹で」にするのがポイント。次の手順で調理してみてください。

1: ささみの筋を取ったら、片栗粉を薄くまぶす
2: 50mlくらいの水(ささみがかぶるくらいの量)を入れて火にかけて沸騰させる
3: ささみを入れ、沸騰したら蓋をして火を止め、そのまま最低10分放置する
4: ささみを取り出し、月齢に合わせた大きさにほぐしたり、すりつぶす

片栗粉をまぶすことで、水分の蒸発を防いでしっとり仕上げることができ、調理に使うときのとろみ付けにもなります。

【2】電子レンジ+片栗粉でしっとり

ささみの加熱は、電子レンジを使うのもおすすめ。

1: ささみの筋を取り、そぎ切りにする
2: 片栗粉を薄くまぶして耐熱容器に入れ、水少々を加える(ささみ1本につき大さじ1くらい)
3: ラップをかけて1分ほど加熱

そぎ切りにすると繊維が断たれるので、フォークなどで簡単にほぐすことができます。

【3】水煮缶を使うと便利!

ささみの下準備が大変…というときには、ささみの水煮缶を使うのもおすすめです。しっとりと、やわらかくほぐしてあるので、赤ちゃんも気に入ってくれるはずです。商品は食塩無添加のものを選びましょう。

【4】冷凍してすりおろすと、簡単にほぐせる

手軽にささみをそぼろ状にするために、生のままラップでくるんで冷凍するという方法もあります。解凍せず凍ったそのままの状態で、おろし金ですりおろすことで簡単に細かくなります。それを茶こしなどに入れて茹でると、あっという間にそぼろのできあがり。あんかけにしたり、汁物の具にも使いやすいです。

【5】おかゆやあんかけで食べやすい工夫

ささみを料理するときには、単体で食べさせるだけでなく、「おかゆ」や「あんかけ」の具にすると、とろみのおかげで赤ちゃんも食べやすくなります。

ささみのペーストを食べてくれないな…と悩んでいるのであれば、だし汁で伸ばしてとろみを付けるだけでも、食べてくれるようになるかもしれませんよ。

時期別ささみのおすすめメニュー

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aijiro / Shutterstock.com
ささみを使ったお手軽離乳食メニューをご紹介します。ささみの大きさや組み合わせる野菜を変えれば、幼児食までアレンジ可能です。

【中期】ささみと野菜の煮込みうどん

【材料】
・ささみ 10g
・茹でうどん 40g
・野菜 合計20g(小松菜、キャベツ、にんじん、玉ねぎ、白菜、ほうれん草 など)
・だし汁 100ml
・片栗粉 少々


【作り方】
1: ささみを加熱し、すりつぶすか、みじん切りにする
2: 茹でうどん、野菜をみじん切りにする
3: だし汁を弱火にかけ、茹でうどんと野菜を入れ、5~6分煮る(茹でうどんに表示されている茹で時間より、プラス4~5分)
4: 器に盛り、ささみをトッピングする

季節の野菜を取り入れてアレンジすると、同じメニューでも飽きずに食べることができます。月齢が低く、食べにくそうな場合は、水溶き片栗粉を入れて加熱し、とろみを付けてあげましょう。

他にも中期は、ささみのお粥や、大根を使った煮物などもおすすめです。

【後期】ブロッコリーのささみあんかけ

【材料】
・ささみ 15g
・ブロッコリー 30g
・だし汁 50ml
・片栗粉 少し

【作り方】
1: ささみを加熱し、細かくほぐすか、刻む
2: ブロッコリーをゆで、1cmくらいの大きさに刻む
3: だし汁を加熱し、ささみを入れる
4: 水溶き片栗粉でとろみを付ける
5: 器に持ったブロッコリーに、ささみあんをかける

ブロッコリーの穂先にあんが絡むので、しっとり食べやすい1品。ささみあんは万能なので、もちろん他の野菜にアレンジしてもおいしいです。

【完了期】しっとりゆで鶏

【材料】
・ささみ 20g
・片栗粉 少し

【作り方】
1: ささみは5mmくらいのそぎ切りにし、片栗粉をまぶす
2: ささみを加熱する(熱湯で加熱する場合は、20秒ほど)
電子レンジの場合は、水を少しかけて30秒加熱。様子を見て10秒ずつ加熱を追加
3: 粗熱がとれたら、食べやすい大きさに切る

片栗粉パワーでしっとり!お肉の塊で、ごちそう感も味わえます。サイズによっては、後期から食べられるので、手づかみ食べの1品にするのもおすすめですよ。

完了期になると、ささみとトマトのチーズ焼きなども簡単にできるので、ぜひお試しください。

ささみと一緒にとりたい食品は?

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279photo Studio / Shutterstock.com
ささみの「パサパサ感」が苦手な赤ちゃんも多いので、じゃがいも、さつまいも、カボチャなどをマッシュしたものと和えると食べやすくなります。ささみに含まれていないビタミン類を一緒に取り入れるためにも、野菜と一緒に調理するのがおすすめです。

赤ちゃんと一緒にささみをおいしく食べよう

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TierneyMJ / Shutterstock.com
消化の負担が少なく、栄養豊富なささみは、赤ちゃんに好きになって欲しい食材のひとつ。赤ちゃんによって好みもあるので、様子を見ながら、少しずつレパートリーを増やしていきましょう。今回お伝えしたコツも取り入れながら、ささみの調理を工夫してみてください。
校閲:管理栄養士、離乳食アドバイザー:八木沢秀美
※Instagramもやっておりますので、よろしければご覧ください
https://www.instagram.com/yagisawa_hidemi
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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WRITER

海野りんご 海野りんご  宮崎県在住の新米ママです。関西の国立大学卒業後、大阪で就職。結婚を機に宮崎に戻り、フリーライターとして活動。2017年5月に出産し、育児に試行錯誤中!同じ悩み・疑問を抱えるママたちの役に立つような記事が書けるよう、日々アンテナを張っています!