2019年4月9日 公開

セブ島に1カ月親子留学!3歳でサマーキャンプに参加【体験談】

子どもにもっと広い世界を見せたい、英語力を身につける機会を得たい、などの理由で短期留学を考える方は多いのではないでしょうか?フィリピン・セブ島へ2年連続、息子さんが1カ月短期留学をした藤田恭子さんからお聞きした話を元に、セブ島親子留学の魅力をご紹介します。

親子留学のきっかけ

藤田恭子さんと息子のL君。
via photo by Kyoko Fujita

藤田恭子さんは台湾在住で、日台ハーフの5歳の息子さん・L君がいます。

親子留学を考えたきっかけは、ご主人とその友人とのヨーロッパ旅行。もともとは一緒に行く予定でしたが、旅行メンバーが藤田さんと特に親しい人たちではなかったことで、その間L君(当時3歳)を連れて全く違う国に行こうと思い立ったそうです。

留学前の親子の英語力は?

セブ島の派手なジプニー。
via photo by Kyoko Fujita

藤田さんは、以前オーストラリアの旅行会社に勤務していたことがあり英語が堪能なので、エージェントを通さずに学校や住まいを全て自分で調べて手配したそうです。そのため安価に留学を実現しています。

L君は、台湾ではインターナショナル幼稚園に通っています。幼稚園での生活は100%英語でも大丈夫な状態でした。また、家庭では日中英のトリリンガルです。

3歳で幼児教室のサマーキャンプへ参加

参加した幼児教室の様子。
via photo by Kyoko Fujita

「はじめての親子留学は2017年春、Lが3歳(幼稚園・年少)の時です。この時に選んだのはセブ島で開催されていた幼児教室のサマーキャンプで、1カ月間通いました」と藤田さん。

幼児教室なので、お絵かき、ダンスや歌など、遊びながら学べる内容。時間割は、午前3コマが必須のサマーキャンププログラムで、午後2コマは週1~5日までを自由に選択できたそうです。

1カ月の学費はサマーキャンプ代25,500円、オプションの午後クラス(月~金)27,500円や諸費用で合計55,000円程度。

L君はとても社交的な性格で、すぐに馴染んで特に嫌がることなく通ったそうです。

4歳で現地の幼稚園へ1カ月入園

現地幼稚園の様子。
via photo by Kyoko Fujita

「2度目の親子留学は2018年秋、Lが4歳・年中さんの時です。この時は現地の幼稚園に1カ月入園しました。シンガポール系の幼稚園です。入園前に英語テストがありましたが、もちろんテストのない幼稚園もあるんですよ。また、午前中だけの幼稚園が多いのですが、私たちが選んだ幼稚園は15時まででした」。

1カ月の学費は、30,000円+入園費、制服代、テキスト代などで、合計60,000円程度。

フィリピン人の月収からするとL君が通った幼稚園や幼児教室の学費はかなり高いので、通っているのは裕福な家庭や外国人駐在家庭の子どもが主だったそうです。

親子留学先に語学学校を選ばなかった理由

セブ島の様子。
via photo by Kyoko Fujita

親子留学先として語学学校を選ばなかったのは……

・幼児は静かに授業を受けるのが難しい。→楽しみながら英語を学べる環境の方が良い。
・語学学校の多くが寮生活なので、食事が子どもに合うか心配。→自炊できる環境の方が良い。
・幼児が通える語学学校は母親も学校に通わねばならない。→必要がなかった。
・母親が語学学校に通う間、子どもを託児所などに預けるプランも。子どもの学びの方を重視したかった。
・語学学校より現地の教育機関の方が安価だった。

結局、藤田さんご自身が英語を学ぶ必要が無かったことと、幼稚園児に適した受け入れ態勢を持つ語学学校が少なかったことが主な理由だとか。よって、子どもがより楽しく通える場所として、英語で行われている幼児教室や幼稚園を探したそうです。

親子留学で語学学校に通うなら

親子留学で親も語学学校に通うなら、どういう点を重視するといいのでしょう。藤田さんにお聞きしてみました。

「目的と期間によっても変わりますが、親が受講中に子どもを預けられるサービスが受けられるところ、空いた時間に親子で過ごせるようなキッズルームがあるところがいいと思います。敷地内に子どもが遊んだり走ったりできるような広いスペースがあるところ、プールが完備されているような施設もあるので、チェックしてみてください」と藤田さん。

寮に入るなら、日本人の口に合う食事を提供しているかどうかも事前に調べた方がいいとのこと。「特に子どもは食べ慣れていない味や料理が続くと食事が進まなくなってしまうかもしれませんね」とアドバイスをいただきました。

滞在はAirbnbを利用してお得に

滞在したコンドミニアムの外観。
via photo by Kyoko Fujita

藤田さんはセブ島滞在時は、2度ともAirbnb(エアビーアンドビー)を利用して、セブシティにコンドミニアムを借りたそうです。Airbnbは世界最大手の民泊仲介ウェブサイトのこと。

こちらで見つけたのは、24時間警備付きマンションで月額8万円!

外に出ると道は未舗装だったりいろんな動物がいたりとフィリピンらしさが溢れた環境ながら、コンドミニアムの敷地内はかなりきれいに整備されていて安心できたそうです。

「コンドミニアムは家具家電付きでキッチンがあるので、現地で暮らすように滞在できるのも利点でした。特に小さい子どもと一緒の場合は、自炊と洗濯が自由にできるのが助かります」。

コンドミニアムの室内。
via photo by Kyoko Fujita

南国ならでは!学校外のアクティビティも豊富

参加したシュノーケリングツアー。
via photo by Kyoko Fujita

留学中、放課後や週末はどのように過ごすのでしょうか?

「フィリピンはとにかく暑いので、日中、炎天下で公園で遊ぶということがあまりありません。コンドミニアム内のプール、一般のプール、ショッピングモールの遊び場を利用しました。また、ちょっと足を伸ばして、シュノーケリングのツアーに申し込めば、幼稚園児でもたくさんの魚に触れることができます。少し遠いですが、サファリパークもあります」とのこと。

藤田さん親子も、マリンスポーツなどのアクティビティを楽しんだそうです。セブ島留学の醍醐味でもありますね。

ママの休息にも理想的!

セブ島のショッピングモール。
via photo by Kyoko Fujita

藤田さん自身は前述の通り特に語学学校に通うことはせず、セブ島での1カ月はご自身の休息に当てたそうです。

フィリピンはマッサージやネイルがとても安いので、普段自分を後回しにしてしまいがちなママには、自身を労わるいい機会ですね。

ネット環境が充分なので、子どもが学校に行っている間でパソコンで仕事をする方もいるようです。

医療や治安はどうなの?

通学路の様子。
via photo by Kyoko Fujita

L君は4歳の留学時に急な発熱で救急病院に行ったことがあるそうですが、英語ができれば一般の病院でも対応に全く問題はなかったとか。

日本語で対応してくれるジャパニーズヘルプデスクもあるので、安心です。

セブ島、特にセブシティは、治安も東南アジアの中では良いほうだといわれています。ただし、一般的に海外旅行で注意すべき事、たとえば貴重品は持ち歩かない、夜や寂れた場所は出歩かない、なれなれしく話しかけてくる現地の方は相手にしない、などは守りましょう。

気になる留学費用の総額は?

現地で水遊びを楽しんだ一般の有料プール。
via photo by Kyoko Fujita

藤田さんの場合は、2018年の幼稚園留学はコンドミニアム8万円、学費6万円、食費、アクティビティなどで1カ月20万円くらい(フライト代除く)だったそうです。

一般的にフィリピンで親子留学をする場合、語学学校フルタイム、寮生活3食付きで1カ月45万円(フライト代除く)はかかります。藤田さん自身が語学学校に通っていない分を差し引いても、自分で学校と住まいを手配した場合はやはり安くなるようです。

ちなみに、英語圏への親子留学は、オーストラリアやニュージーランドで1カ月70万円程度、ハワイだと100万円程度かかるので、近さとコスパの良さという観点からフィリピンはとてもオススメといえそうです。

留学で得たもの

闘鶏用のニワトリが放し飼いに!
via photo by Kyoko Fujita

先生方の英語はローカルの訛りがないとは言えないものの、とても流暢だそうです。

L君の場合はもともと英語が話せていたので、英語力の進歩は目に見えにくいのですが、違う世界を見られたという点で得たものが大きかったようです。

「たとえば、Lが入ったクラスにはフィリピン人はもちろん、その他のアジア諸国や欧米出身の子どもがいました。みんなの共通語は英語。英語を使ってあらゆる国の友達と交流を持てたことは留学しなければできなかった経験ですね」と藤田さん。

文化や宗教、習慣が違う友達が集まり、そんな中で一緒に遊び学ぶことは「みんな違う、でもそれで良い!」というグローバルな感覚を自然と身につけるのにぴったりな環境だった、と振り返ります。

また、幼児教室や幼稚園で過ごす以外の時間も、藤田さん親子にとってたくさんの刺激があったそう。現地の自然や動物、また違う文化に触れ、笑顔でフレンドリーな現地の人々と接することで、L君の視野が広がり、「幸せとは何か」という価値観に影響を与えたのでは、と藤田さんはおっしゃっていました。

アクティビティにも積極的に参加した藤田さん親子。L君は水が苦手で、浮き輪やヘルパーを付けて重装備でプールに入っていたそうですが、現地の子ども達が何も付けずにプールに飛び込んでいるのを見て、1日で何も付けずに水に入れるようになったそうです。

幼少期の留学体験は宝物

その後、藤田さんは自身が調べた時に幼児と行ける留学情報が少なかったことから、「セブ島親子留学のすばらしさをもっと広めたい、親子共に楽しめる良い情報を提供して助けになりたい」と、留学エージェントを立ち上げたそうです。

「親子留学は、子どもの環境適応力を最大限に発揮できるすばらしい体験です。幼少期にさまざまな体験・経験を重ねることは、きっとその後の人生にも大きく影響を及ぼすことでしょう」と藤田さん。

「1カ月ではなく、1週間、2週間の滞在でもいいですし、1日に子どもが通う幼稚園や幼児教室の時間をもっと短くすることも可能だと思います。親子で通いやすい、学びやすいスタイルを見つけて、ぜひセブ島親子留学を多くの方に体験してほしいですね」。

今回の藤田さんの体験談が、親子留学を考えるきっかけになると嬉しいです。

今回お話を伺った藤田恭子さんは、親子留学アドバイザー、児童英語講師、親勉インストラクターの資格も取得し、2019年に親子留学エージェント「グローバルマミー」を設立。海外生活10年(アメリカ、オーストラリア、台湾)で、現在は台湾人の夫と5歳息子(中日英トリリンガル)さんとともに台湾で生活しています。
via photo by Kyoko Fujita
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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えとうみほ えとうみほ  国際結婚で台湾在住、3歳と1歳の男の子2人の母。マザーズコーチングスクール認定ティーチャー、トラストコーチングスクール(TCS)認定コーチとして活動中。 緩いナチュラルライフを送っています。