2019年01月27日 公開

「ランドセルの絵本」で小学校への不安をワクワクに!おすすめ絵本5選

これから小学校入学を控えているお子さまは、期待と不安が入り乱れた複雑な気持ちになっているはずです。そこで今回は、小学校生活に欠かせない「ランドセル」が登場する絵本をご紹介。どれも学校に対する不安な気持ちを和らげて、楽しみにさせてくれる温かいお話です。

これから小学校入学を控えているお子さまは、期待と不安が入り乱れた複雑な気持ちになっているはずです。そこで今回は、小学校生活に欠かせない「ランドセル」が登場する絵本をご紹介。どれも学校に対する不安な気持ちを和らげて、楽しみにさせてくれる温かいお話です。

小学校の楽しさを伝えてくれる絵本

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タイトル:とのさま1ねんせい
著者  :長野ヒデ子・本田カヨ子(作・絵)
出版社 :あすなろ書房

主人公のとのさまは、「とのさまなのに1ねんせい」というシュールな設定。それだけでも思わず笑みがこぼれ、絵本の世界に引き込まれてしまうでしょう。しかもこのとのさま、遊ぶのが大好きで勉強は大嫌い。家来がいくら勉強をすすめても、遊びに夢中で知らんぷりです。うちの子どもに似ているかも、と感じたパパママもいるかもしれません。

ある日家来が、とのさまに「1ねんせいになる準備をしてください」とお願いします。すると、とのさまはその場から逃げ出してしまいました。家来たちは、1ねんせいになったらできる楽しいことをたくさん伝え、おびき寄せようとしますが、とのさまは戻ってきません。

そこで家来たちは、とのさまのためランドセルを作ることに。とのさまは無事1ねんせいになることができるのでしょうか?

1年生になるのはみんな不安なもの。お子さまはきっと、とのさまと自分を重ね合わせて共感できるでしょう。また家来たちが小学校の良さをとのさまに伝える場面では、お子さまも「小学校って楽しそう」と感じてくれるかも。小学校に行くことが、だんだんと楽しみになりそうです。

ランドセルにワクワクしているお子さまに【女の子編】

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タイトル:みてよ ぴかぴかランドセル
著者  :あまんきみこ(文)、西巻茅子(絵)
出版社 :福音館書店

入学に向けてランドセルを購入し、ワクワク心を躍らせているお子さまも多いでしょう。この絵本の主人公かこちゃんも、そんな子どもの1人です。ランドセルを背負った姿を誰かに見せたくなったかこちゃんは、野原に出かけて行きました。そこで出会ったきつね、うさぎ、ねずみに「ランドセルを背負わせて欲しい」とお願いされます。

しかし、ねずみにかこちゃんのランドセルは大きすぎて、背負うことができません。ねずみは悲しくて、大きな声で泣き出してしまいました。そこにねずみのお母さんがやってきて……。

ランドセルを買ってもらったお子さまに、ぜひこの絵本を読んであげてください。かこちゃんや動物たちの気持ちがわかり、いつも以上に絵本の世界に没頭できるでしょう。また1年生になることを不安に感じているお子さまも、ウキウキするかこちゃんや動物たちの様子を見て、不安が和らぐかもしれません。

ランドセルにワクワクしているお子さまに【男の子編】

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タイトル:ランドセルがやってきた
著者  :中川ひろたか(文)、村上康成(絵)
出版社 :徳間書店

次にご紹介する絵本は、ランドセルにワクワクしている男の子が主人公です。その名も「うみひこ」くん。うみひこくんのもとに、おじいちゃんから大きなプレゼントが届きました。開けてみると、そこにはぴかぴかの青いランドセルが!

大喜びのうみひこくんは、さっそくランドセルにいろいろなものをつめて外に出かけます。行く先々で「かっこいいね」と声をかけてもらい、うみひこくんはご満悦です。しかし何かを忘れていたことに気がつき、あわてておうちに帰ります。うみひこくんは、おじいちゃんにお礼の電話をかけに帰ったのでした。

小学校入学が近づいてくると、子どもはなんとなく大人へと一歩近づいた気分になります。『ランドセルがやってきた』は、ランドセルにワクワクする気持ちと同時に、小学校入学を控え成長する子どもの姿が描かれた絵本。特におじいちゃんにお礼の電話をかける場面は、うみひこくんの成長を感じさせます。

お子さまの成長を願い、読んであげてみてください。小学校に入学する自覚が芽生えそうです。

絵本を好きになるきっかけに

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タイトル:かぶとむしランドセル
著者  :ふくべあきひろ(作)、おおのこうへい(絵)
出版社 :PHP研究所

おじいちゃんから贈られたランドセルがなんとカブトムシ!そんなナンセンスな設定に、夢中になってしまう一冊です。主人公のみっちゃんのランドセルはカブトムシ。そのせいでみっちゃんの周りでは、さまざまな騒動が巻き起こります。がまんできなくなったみっちゃんは、とうとうカブトムシランドセルを裏山に捨ててしまうのですが……。

とにかくみっちゃんの周りで起こる騒動がおかしくて、思わず笑いたくでしょう。虫が好きなお子さまは、「こんなランドセルが欲しいな」とうらやましくなってしまうかも。絵本にあまり興味のないお子さまでも、きっと最後まで楽しめるでしょう。絵本が好きになるキッカケにもなるはずです。

小学1年生の1日をリアルに描いた作品

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タイトル:いちねんせいのいちにち
著者  :おか しゅうぞう(作)ふじた ひおこ(絵)
出版社 :佼成出版社

それまで幼稚園・保育園に通っていたお子さまも、小学校の生活は未知だらけ。想像のつかない世界へ飛び込むことは、大人でも勇気が必要でしょう。お子さまに「小学校はどんなところで、どんなことをするのか」を伝えて安心させてあげたいとき、この絵本がぴったりです。

主人公しゅんちゃんは、小学校1年生。ピカピカのランドセルを背負って、今日も元気に登校します。授業を受けて、給食当番をこなし、下校の前には遊ぶ約束を。リアルな小学1年生の1日が、柔らかなタッチで描かれています。

休み時間に友だちとお手洗いに行く様子まで描写され、小学校の具体的なイメージがつかめるはずです。しゅんちゃんの楽しそうな姿に、学校生活への不安も拭われるでしょう。

絵本で入学へのモチベーションアップを

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小学校に入学すると、幼稚園の頃とは生活が大きく変わります。そのため不安に感じるお子さまは多いもの。絵本を読んで小学校生活のイメージを膨らませ、小学校生活への期待感を持つことで、その不安も解消されるかもしれません。

今回ご紹介した絵本は、ワクワクするものや楽しいお話ばかりです。繰り返し読むうちに、きっと小学校生活が待ち遠しくなりますよ。

 

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この記事のライター