秋の風物詩といえばいろいろありますが、園や学校行事で子どもたちが楽しみにしているのがやっぱり「芋掘り」ですよね!芋掘りを描いた素敵な絵本もたくさんあり、どれも甲乙つけがたいところ。特にオススメしたい芋掘りの絵本5冊をご紹介します!
ぬくもりある水彩画が魅力の『いもほり』
タイトル:いもほり
著者 :はまの ゆか(作)
出版社 :ほるぷ出版
『いもほり』というシンプルなタイトルに、水彩画の透明感あふれるタッチが魅力的な絵本です。
おじいちゃんの畑に芋掘りにやってきたあきちゃんと従兄弟のはるくん。二人ははじめて見るさつまいも畑におおはしゃぎ!二人で力を合わせながら一生懸命芋を掘ります。
おじいちゃんがたきぎに火を起こし焼き芋をつくってくれる様子も、洗った芋を水に濡らし、新聞紙を巻き、アルミホイルでつつむ、芋は火に直接かけるのでなく灰をかぶせて余熱で焼く……というように、焼き芋の正しい手順を説明してくれるのも特徴です。
絵本を読み終えたら、この手順を参考に親子で焼き芋に挑戦してみるのもいいですね!
三匹のぶたの兄弟がカワイイ『いもいも ほりほり』
タイトル:いもいも ほりほり
著者 :西村敏雄(作)
出版社 :講談社
主人公は3匹のぶたの兄弟。作画がいわゆる「へたうま」な感じで、とてもユーモラスでかわいいのが魅力的!
畑へ芋掘りに来た3匹でしたが、掘っても掘っても見つかるのはダンゴムシやヘビやもぐらばかり……。やぎじいさんの畑に芋があることを知った3匹は、仲良しのねずみと一緒にやぎじいさんの畑で念願の芋掘り!
形のきれいな芋ばかりじゃなく、でべそいも、おしりいも、ひょうたんいもなど、いろいろな形の芋があることもしっかり表現されているのがリアルです。焼き芋をたらふく食べたぶたさんたちのお尻からは「ぶう〜」とオナラが……これもリアル、ですよね!
有名なあのキャラが大活躍!『ねずみの いもほり』
タイトル:ねずみの いもほり
著者 :山下明生(作)/いわむらかずお(絵)
出版社 :ひさかたチャイルド
誰もが知っている絵本の大ベストセラー「14ひきシリーズ」で知られるいわむらかずおさんが描く芋掘りの世界。1ページから「いわむらワールド」が全開です!シンプルな芋掘りのストーリーのなかに、あの愛らしいねずみ一家の姿が遊び心いっぱいに描かれています。
掘り起こした芋が大きすぎて運べない……困ったねずみ一家は、さて、どんな知恵を絞ったのでしょうか!? 正解は、実際にこの本を手にとってチェックしてくださいね! あまりの可愛さに思わず笑顔になること間違いなしです!
力を合わせて芋掘りだ!『いもほりバス』
タイトル:いもほりバス
著者 :藤本ともひこ(作)
出版社 :すずき出版
小さなねずみたちが「いもほりバス」に乗って楽しい芋掘りへ!はじめのうちは小さい芋ばかりでがっかりしていたねずみたち。でもついに大物を発見!……が、あまりにも大きすぎるので自力では掘れません。そこでバスが大変身!でっかいドリルで地面を掘り進み……。
この本のラストにはお楽しみが!無事に掘り起こした大きな芋、はたしてどうやって「焼き芋」になったのでしょうか?奇想天外な発想に、きっと子どもも大笑いしちゃいますよ!
コロッケの絵がおいしそう!『いもほりコロッケ』
タイトル:いもほりコロッケ
著者 :おだ しんいちろう(文)/こば ようこ(絵)
出版社 :講談社
最後にご紹介するのは、さつまいもではなく「じゃがいも」の芋掘りのお話です。子どもたちが畑にせっせとじゃがいも掘り。
たくさんの戦利品=じゃがいもは、お家でママに調理してもらいましょう!メニューは……もちろんコロッケ!芋を洗ったら、皮のままゆでて、みじん切りにしてつぶしたら、炒めた玉ねぎとひき肉を混ぜてコロッケの形に!
ママと子どもが一緒に料理する様子が描かれているので、この絵本を読みながら我が子と一緒にトライしてみましょう。既製のお惣菜もいいですが、たまには自家製コロッケづくりで家族だんらんというのもいいですよ!