台湾の産後ケア入院施設は、ホテル並みに快適な設備とサービスで知られています。後編では、中華圏独特の産後ルールがあることから至れり尽くせりのサービスに対する費用、その他の産後サービスについてまでレポートします。
台湾の産婦がしてはいけないこと
施設によっては本当に許可が出るまで洗髪禁止なところや、施設のスパでしか洗髪してはいけないところ、施設はOKでもお姑さんが厳しいという家庭もあります。冬はともかく、夏に洗髪禁止は辛いものがありますね。
身内にも厳しい面会ルール
見舞い客についても小さい子連れは禁止な施設、ママにはロビーで会えるけど赤ちゃんには会えないという施設もあります。赤ちゃんの祖父母ですら、ガラス越しにしか会えない施設が多いのですから、かなり厳しく管理されているという印象です。
中には、新生児室にあるwebカメラの映像を個室で両親が見たり、日本の家族がパソコンで見たりできるようなサービスを用意している施設もあります。
台湾の給与水準に対して高価な産後ケア入院
しかし、台湾の最低賃金は月収で21,000NTD≒73,500円程度であることを考えると、台湾人にとってはこの価格はかなり高額です。10日間~1カ月ほど入院するとなると、共働きが一般的とはいえ、若い夫婦には結構負担が大きいです。
もともと親が産褥期間のお世話をするという考え方があるため、入院費用を親が援助する場合も多いですし、日本より経済格差が大きいので、富裕層が積極的に利用するという面もあります。
産後ケア入院以外の産後サービス
筆者は台湾の義母から「もし台湾で出産するなら、産後ケア入院か産婆を手配する」と言ってもらっています。ありがたいことですね。
産後ケアが日本でも普及しますように
何もかもお任せでママは楽チン!台湾の産後ケア入院事情<前編> – Chiik! – 3分で読める知育マガジン –
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