2017年11月28日 公開

【座談会】幼稚園選びはいつから?決め手は?ママたちの幼稚園事情

子どもにとってベストな幼稚園って? 毎日通わせるならどんな点を重視するべき? 面接では何を聞かれるの? 幼稚園ママと、幼稚園プレママに集まっていただき、事前に準備したことや幼稚園選びの決め手などを語っていただきました。

座談会メンバーは、幼稚園ママ&幼稚園プレママの4名

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今回集まっていただいた座談会メンバーは4名。すでに子どもを幼稚園に通わせているママ2名と、来年から幼稚園年少に通わせるママ2名です。簡単にお住まいや家族構成などを紹介します。

【Aさん】
都内近郊在住。家族は夫、子ども2人(3歳/幼稚園年少、2歳)。現在は自営で働いている。

【Bさん】
23区内在住。家族は夫、子ども1人(3歳)。子どもは来年から自宅近くの幼稚園に入園。現在は民間の保育施設などを利用しながらほぼフルタイムで仕事をしている。

【Cさん】
23区内在住。家族は夫、子ども2人(11歳、5歳/幼稚園年中)。上の子どもが幼稚園に入ったのを機に、パートタイムで仕事を再開。

【Dさん】
千葉県在住。家族は夫、子ども2人(3歳、5カ月)。現在、上の子どもは認可外保育園に通園中、来年からは幼稚園へ。現在は育休中だが、下の子どもを来年保育園に入れられれば復帰の予定。

幼稚園選びはいつからはじめましたか?

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Aさん:
ちょうど幼稚園入園の前年に引っ越しをしました。引っ越し後すぐに「来年通わす園について考えなくちゃ」と思い、準備をはじめました。見学は保育園も合わせて6園、幼稚園のプレクラスには2つ通わせました。プレがないところは運動会などのイベントに参加して、どんな様子なのか見学しました。

息子は早生まれなので、見学を開始したのは2歳になったばかりの頃。引っ越し直後でまだママ友と呼べる人もいなくて、最初は大変でした。

Bさん:
本格的に情報収集しはじめたのは娘が2歳の秋
です。願書の受け付けや面接本番から逆算すると、ちょうど1年前ということになります。もともと夫とは、「幼稚園に通わせるならここがいいね」という目星は付けていたのですが、それ以外にもママ友からの情報だったり、自分で調べたりして、10園の候補を見つけて、そこから3園に絞り、見学に行きました。たまたまかもしれませんが、私が選んだ園はどこもプレ幼稚園はなかったですね。

見学をした上で、願書をもらって面接まで受けたのは2園です。その後、無事第一志望からつい先日合格の通知がもらえて、いま本当にほっとしています。

Cさん:
上の子は2歳児クラスまでの保育園に通っていて、2歳になった頃から、次はどうしようかな、ということで近隣の幼稚園や保育園を探しはじめました。保育園に通っていたのでプレなどには通わせず、バザーや運動会に親子で参加したり、説明会に行ったりしました。

Dさん:
ちょうど今年の春に今の場所に引っ越してきて、情報収集だけはすぐにはじめました。実は6月に出産をしたので、その前後はほとんど動けず……不安はありましたが仕方ないですよね。実際に見学などに行けたのは9月ごろからです。園庭開放の日に息子を連れて遊びに行ったり、説明会に参加したり、4園は見学しました。

実は、明日、第一志望の園の面接なんです! そこは、一般枠に限りがあったのですが、応募者が多い場合は抽選になるようなのです。でも、今年は大丈夫だったようで、抽選なく面接してもらえるのでよかったです。

準備も早ければ早いほどいいのか、というとそうでもないかもしれません。私のように妊娠出産で準備できないということもあると思いますし。逆に時間が限られていたおかげで、無駄に悩むことなく行きたい園を効率よく選ぶことができたかもしれません。

第一志望を選ぶ際に重視した点は?

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Aさん:
一番の決め手は、息子の扱いが最も上手だな、と感じたことです。たとえば、ただ、こっちに来て、というのではなく、マットを敷いてから子どもたちに集まるよう声掛けするなど、些細なことかもしれませんが、何かに取り組むときに子どもに興味を持ってもらえる工夫をちゃんとしているなと思いました。楽しいから夢中になれる、それが発達に繋がる、という方針にも共感できました。

実は他にも良さそうな園はあったのですが、先生や園長先生と自分の考え方が合わないなと感じたりもして。先生との相性も幼稚園選びのひとつの基準になりましたね。

Bさん:
自宅から歩いて通える距離にあるか、地域に密着しているか、という点をまず考えました。現在は片道30分の距離の民間やNPO法人の一時保育を利用していますが、遠距離は送迎が辛いこと、また友人ができても生活園が違うという反省もあります。小学校も近所を希望しているので、近くの園に通って親子で地域の繋がりを作っておくことは重要だと思ったからです。改築していない古い園も多い地域なので、施設の耐震性や災害時の対策なども安心できるかどうかは、しっかりチェックしましたね。

また、娘が幼稚園に入ってからも働き続けるつもりだったので、ママの出番の多さ、預かり保育の内容も重視しました。

Cさん:
いくつか見学に行った中で、息子が一番気に入ったところを選びました。モンテッソーリ園なども見学に行き、親としては行かせたい気持ちもあったのですが……やっぱり子どもが「ここがいい」と自分の意見を出してくれたので、それを尊重することに。結果としてはすごくよかったと思っています!

今は、下の子が同じ幼稚園に通っています。上の子の時に不満がなかったわけではないのですが、園のことをよくわかっているという安心感があり、ママ友も多かったし、お兄ちゃんが弟も同じところに通ってほしいと希望していて(笑)、そのまま特に他を見ることなく下の子も入園させました。親の出番は少なく、別料金がかかりますが夕方17時までは預かってくれるので、仕事も少しずつですが再開することができて、とても助かっています。

Dさん:
幼稚園、保育園、こども園といろいろ悩んだのですが……まず保育園は、通える範囲の園は人気が高いところばかりで入園が難しいのではと思い選択肢から外しました。小さい下の子を抱えながら上の子に習い事もさせたいと考えたら、そうしたカリキュラムが充実している幼稚園がいいなとも思いましたし。そんな中で、自園給食で、バスが家の前まで来てくれて、制服のない幼稚園があり、それらが決め手となりました。制服がないという点は、わが家は転勤族なので、かなり高いポイントになりました。園バスもアンパンマンのバスなので、息子は今から楽しみにしています(笑)。

気になる願書や面接、どうだった?

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Aさん:
息子の幼稚園では、願書に書くのは当たり障りのないことだったので……正直、あまり覚えてません(笑)。志望理由なども書く欄はなかったはずです。

面接は、息子には名前や好きなことを聞いていました。親には、息子の性格や自宅での様子を質問していましたね。面接は土曜日だったので夫婦で行きました。そこまで堅苦しい格好ではなく、夫はジャケットスタイル、私も普通のセットアップで。

Bさん:
願書には「なぜこの幼稚園を選んだか」「園に求めること」なども書かなければいけませんでした。全て手書きしなければいけなかったので、予めPCで文章を整えてから清書して。

面接日は平日だったので、私と娘の2人で参加しましたが、夫婦で来ている家族が7~8割いて驚きました。みなさん、いわゆるお受験スタイルでしたよ。私自身も、いろいろ迷ったのですが、紺色のセットアップや靴、バッグなど一式揃えました。かなり出費しましたが……入園後の3年間、いろんな行事で使えることも考慮したら、1セットはあった方がいいのかなと思ったので。

面接は母子分離でした。娘は絵を描いたり、簡単な工作をしたりしたようです。花の名前を聞かれるとか、平均台やでんぐり返しをさせるという噂もある園でしたが、幼い子どもの報告だと、本当かどうかはわからないですよね(笑)。私に対しては、地域の友達がいるか、トイレトレーニングの状況などについて質問がありました。

Cさん:
わが家も面接は母子分離でした。子ども同士を集めて、その時の様子を先生たちが観察している感じでした。その間、親には園の説明をするという感じで、あまり面接っぽくはありませんでした。

Dさん:
うちは、まさに明日が面接なので、どんなことを聞かれるのか今からドキドキなのですが、事前に先生に聞いたところ、おもちゃで遊んでいる様子を見させていただきます、と言われました。

服装は、「本当に平服でいいので、スーツとか着てこなくていいですから、合否に関係ないですから」とすごく強調されました(笑)。なので、普段着でいくつもりです。下の子も抱っこしたまま。

面接対策は何かしましたか?

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Aさん:
面接前には、自分やパパママの名前をはっきり言えるように練習はしました。リハーサルという軽い感じでしたが。でも本番では言えなかったんですよ(笑)。ただ、うちの場合はプレにも通っていたのでまず落とされる心配はないと聞いていましたし、実際大丈夫でした。

Cさん:
うちも自分の名前と簡単な挨拶の練習を家で少しやったくらいですね。

Bさん:
娘はとにかく初対面だと緊張する子で、仲良しの子や親戚でも最初はダメ。今までも私以外の誰に名前を聞かれても答えられたことがなく、そこがものすごく心配でした……。幼児教室に通わせて面接の練習をさせた方がいいかと真剣に検討したほど。結局、家では、お風呂の中でリラックスさせた状態で受け答えの練習をしたりはしました。あとは、10月中に一時保育をいろいろと利用して、そこで先生に名前を聞いてもらえるようお願いしたりもしましたね。

第一志望の面接後、「私、お名前言えたの」と言っていて、それが幼稚園に合格したことよりも嬉しかったですね!  その日を境に、挨拶が本当に上手になったと感じます。少しお姉さんになった気が。

Dさん:
息子は早生まれなので、おしゃべりも最近ようやくできるようになった状態。特に、名前が少し長いので未だにちゃんと言えず。マイクを向けるとハキハキしゃべるので、そうやって遊びながら練習はしましたね。

いわゆるお受験園ではない場合、合否を左右するのはどんな点?

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Aさん:
園によっていろいろだと思います。私が見学した園の中には、プレクラスに通っていないと入園できません、とはっきりいうところもありました。

Bさん:
プレに通っているか、面接での様子かは本当に園によってさまざまかもしれませんね。あとは、願書の先着だったりするところもあります。願書をもらうために徹夜して並ばなくちゃいけなかったり……。

Dさん:
願書受け付けの時にも並ばなくちゃいけないところありますよね。友達の話ですが、願書を出しに行ったら、すでに募集枠以上の人が並んでいて、途中辞退もあるかもしれないと思って一瞬迷ったそうですが、無謀なかけをするのはやめようと思い直して、その園は諦めた、と言っていました。

Bさん:
説明会や見学、運動会などに行っているかどうかは重視されているようでした。面談時の服装については、明言していませんでしたが、あまりカジュアル過ぎると点数に響くのかな、というのは説明会の話でなんとなく感じましたね。

Cさん:
でもやっぱり、ママなら紺色セットアップが無難なんでしょうね。事前の説明会などで、ママたちがどんな格好しているかはやっぱりチェックしましたね。先生にも確認したり。私も入園式や卒園式などにも使えるしということで一着用意しました。

幼稚園ママでも働くとしたらどういう点を重視する?

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Aさん:
今息子が通っている園では、働いているママは多いです。ただ、パートだったり私のように自営だったりで正社員の方はほとんどいませんね。延長保育は申請すれば100%受け入れてくれるか、長期休み期間中の預かり保育はあるのかどうかはしっかり確認しました。園によっては夏休みは受け入れてくれても春休みは受け入れがなかったりするので、注意が必要だと思います。

Dさん:
週に1回は午前保育のみ、というところもありますものね。私も延長できるかどうかや、夏休みなどの対応はどうかは確認しました。

Cさん:
うちの幼稚園は本当にワーキングママが多くて、工作展の見学も3日間設定されていて好きなときに行ってよかったりと融通が利くのが嬉しいです。

Bさん:
私は、幼稚園自体の延長保育も調べましたが、いざというときに頼れる近隣施設があるかも調べましたよ。夫婦ともに実家が遠いので、両親を頼ることはどうしても難しいので。実は、近くに幼稚園児も受け入れてくれる学童があったんです。行きたい園に延長保育がないからといって候補から外すのではなく、他の施設で足りないことをカバーできることもあるので、いろいろ調べてみるといいかもしれません。シッターや一時保育なども登録しておくと安心ですよ。

これから幼稚園選びをはじめるパパママに

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Bさん:
近所のママたちが開催する幼稚園選びの座談会にも出て先輩の意見を伺いましたが、私が一番心に刺さったのは、「どんなところでも意外と子どもはなじむもの。だから親がこの園や先生とうまくやっていけるかどうか、という視点も大切」という声。幼稚園の送迎の雰囲気なども見てみると良いと思います。どの園もいいところ悪いところそれぞれで、パーフェクトなところはないから、だったら、自分が居心地いいかどうかっていうのは、確かにもっと重視してみてもいいのかなと思いました。また、方針が合わない園に通わせてもその後が辛いだけ。”落ちた”園は縁がないだけで、そういう園は通えたとしてもその後が辛いという声も聞いて納得しました。

Cさん:
もし働きたいなら、保育園がいいのでは。でも、おばあちゃんとかに手伝ってもらえそうなら幼稚園も視野に入れて、おばあちゃんも一緒に見学にきてもらうといいと思います。

Bさん:
実際、祖父母の方と見学に来ている方がいましたね。入園後は、送迎などもおじいちゃんおばあちゃんにもサポートしてもらうんだろうなと思いました。

Aさん:
毎日通うところなので、行きやすいかどうかはすごく大切です。うちは、普段の送り迎えは自分でしていますが、プレの時は週に1回だったので駐車場の場所などあまり気にしていなかったのですが、ふと、これが毎日となるとここは入りにくいからストレスになるかも、と途中から気になりだして。園バスがあるなら、バス停はどこにあるかとか、など重要だと思います。

Dさん:
実際に行ってみて、とにかく園の先生にいろんなお話を聞いてみるのが一番ですよね。園の先生との相性はほんとに重要だと思いますし、それこそ話してみないとわからないので。

まとめ

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みなさん、幼稚園選びは面接の1年ほど前から、遅くても入園前年度スタートあたりから意識しはじめていたようですね。幼稚園主催のイベントや説明会に参加して、園の様子、先生の様子をちゃんと確認することも大切。複数の候補園がある場合は、ホームページなどをこまめにチェックして、園のスケジュールを事前に把握して、効率よく見学をしたいものです。

また、もし気になる園でプレクラスを実施しているなら、通わせてみるのも手のようです。プレクラスを実施している場合、入園審査の際に優先されることも多いようですし、何より、子どもも保護者も園に事前に通うことで、入園後もスムーズに園生活を送れるはずです。

そして、積極的にその園の先生に聞いてみるというのが、悩みの解決には一番の近道かもしれません。周りの情報や噂に振り回されず、ぜひ自分の目と耳で確かめてみてください。親子ともに楽しい幼稚園ライフを過ごせるところが見つけられるといいですね。

この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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Akari Itoi Akari Itoi  フリーのエディター、ライター、イベント/セミナー運営のディレクターとして活動中。夫と娘2人、東京在住。石川県出身。得意な分野は食・子育て・ママライフ・学び。 調理師/パンコーディネーター取得。