2018年3月29日 公開

兄弟喧嘩が起きたときに親に必要な対応とは?仲裁時の注意点

毎日のように繰り返される兄弟喧嘩に、疲れてしまっているパパママも多いのではないでしょうか。兄弟喧嘩に親はどのように対処すれば良いのでしょう?兄弟喧嘩の持つ意味や、親の対応・仲裁の方法について一緒に考えてみましょう。

兄弟喧嘩は悪いこと?

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毎日大きな声を出し合ったり、ものを取り合ったりと繰り返される兄弟喧嘩。仲裁にも体力が必要です。同じような理由で毎日繰り広げられるバトルに「いい加減にして」とイライラすることや、「よくも飽きずに毎日喧嘩できるな」と妙に感心してしまうことも。

喧嘩は大人から見れば単純なバトルのように感じられますが、子どもにとっては、コミュニケーション手段のひとつです。自分の気持ちを伝えるほか、相手の意見を聞くことなどを、喧嘩をすることを通じて身につけていきます。自分や他人の強みや弱みに気が付き、自分と相手との違いを知って対処法を学ぶことで、社会性が育まれるでしょう。

兄弟喧嘩をすることは、ごく自然な行為です。子どもたちで解決法を見つけられるようになることが学びにつながります。ある程度の時間は見守り、大人が必要以上に干渉をしないようにしましょう。

しかし、暴力の放置や、ケガをしそうな状態でも見ているだけ、となると問題です。ケガの危険性がある場合はすぐに大人が仲裁に入り、喧嘩をストップさせましょう。

兄弟喧嘩によくある原因

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大人にとってはくだらないと思える原因でも、子どもにとっては一大事です。兄弟喧嘩では、そうした大人にはあまり理解できない内容が原因で喧嘩に発展してしまうケースもよくあります。

・相手のおもちゃや本を勝手に使った
・お兄ちゃんだから(またはお姉ちゃんだから)という理由でお菓子を多く取った
・貸したものを返してくれない
・ソファで座る場所の取り合い

などがよくある喧嘩の原因の具体例です。遊びの延長で喧嘩が勃発することもしばしば。大人であれば、ほんの少し相手に譲る心や許す心で対処すれば、揉め事にならないようなことばかりです。

子どもの場合は、気持ちを伝え理解する能力や、譲る・許すというような気持ちをコントロールする能力が未熟。がまんできずに主張を押し付け合い、喧嘩に発展してしまうのです。

兄弟喧嘩に親はどう対処する?

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兄弟喧嘩が勃発したときはどうするべきなのか、状況に応じた対処の仕方を親も学ぶことが大切です。

基本的に、ある程度の時間は親が口出しをせずに行方を見守ります。子ども同士で対処できなくなった場合は、親が仲裁に入ると良いでしょう。

喧嘩の原因を探る

兄弟喧嘩の対処法の基本は、喧嘩の原因を探ること。どちらが悪いということを追求するのではなく、「なぜ喧嘩になったのか」を親も子どもも知ることがポイントです。

喧嘩の様子を見ていてもその原因がつかめない場合は、子どもを別々に呼んで、原因を聞いてみましょう。二人同時に呼んで聞くと再び喧嘩が勃発する可能性が高いため、落ち着いて話ができるよう分けて話を聞きます。

子どもは感情がヒートアップしていると、喧嘩の原因を忘れてしまっていることもあります。落ち着いて喧嘩の原因を聞くことは、子どもの感情の高ぶりを鎮めることにもつながります。

仲直りの仲裁をする

子どもは感情がヒートアップしてしまうと、自分が悪いと思っていても素直に謝れなくなることがよくあります。仲直りのきっかけを作ってあげることも親の役目のうちのひとつです。

子どもの話を聞いて、どういう気持ちだったかを確認し、子どもがうまく言葉で説明できない場合には親が代弁してあげることも必要です。お互いが自分の非を認められるように導いてあげましょう。

ルールを決める

人として大切なことについて「お姉ちゃんだから良い」「弟だからダメ」という年齢による差はありません。それをきちんと伝えた上で、喧嘩のときのルール作りをしていきましょう。

たとえば、
・ものを投げたり、たたいたりしない
・相手をたたく・蹴る・引っ張る・首を絞めるなどの暴力行為をしない
・ゲームの取り合いなどで喧嘩になった場合は、二人ともゲームを1週間禁止
など、その家庭で起こりがちな内容を踏まえた「我が家ルール」を完成させましょう。

子どもと一緒に考えることで、守ろうという意識も強くなります。

兄弟喧嘩を仲裁するときにしてはいけないこと

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兄弟喧嘩の上手な仲裁は、育児の中でも難しいものです。仲裁するときにしてはいけないことをチェックして、育児の参考にしてみてください。

上の子どもを頭ごなしに叱る

「年上の子どもは年齢が自分よりも小さい相手に寛容であるべき」という大人の理想を押し付けすぎてはいけません。

上の子どもが怒っていることにも理由があるはずです。頭ごなしに「お兄ちゃんなんだから我慢しなさい」などと言っては、子どもは愛情の与えられ方が不平等だと感じるようになってしまいます。

長男・次男、長女・次女の差をつけずに接することが大切です。

激しい口調で子どもを責める

激しい口調や言葉で子どもを責めていたのでは、親も一緒に喧嘩しているのと一緒です。子どもが感情的になっているときだからこそ、大人が冷静に対処する必要があります。

また、大人が激しい口調で子どもを責めると、子どもは委縮してしまい本当のことが言えなくなる可能性も。

喧嘩の仲裁は難しく、大人もイライラしてしまいがちですが、深呼吸して気持ちをコントロールすることを見せてあげるのも子どもにとって良い勉強になります。

子どもの言い分を聞かずに怒る 

喧嘩にはお互いに言い分があるものです。大人から見て、どちらかが悪いとジャッジできるようなことでも、両方の意見にきちんと耳を傾けることが大切です。

子どもの言い分をしっかり聞いてあげるだけでも、子どものイライラした気持ちが治まり、素直に謝れるようになることがあります。

謝罪を強要する

喧嘩をしたらとにかく謝らせようとしてしまいがちですが、「自分自身が本当に悪かったのか?」と疑問を持ったまま謝ってもあまり意味がありません。

謝ることに意味があるのではなく、反省した気持ちを伝えることが大切。強制的に謝らせたのではそこに子どもの心はこもっていないと言えるでしょう。

子どもがきちんと反省し、本人が謝罪したいと思えるようであれば、「○○ちゃんに謝る?」と促してあげます。

兄弟喧嘩には冷静な対応を

育児には親として乗り越える課題のような難しい問題がいくつもありますが、兄弟喧嘩への対応もそのひとつ。

毎日の喧嘩の様子を見ていると、親のほうが疲れてしまいます。兄弟喧嘩は子どもが社会性を学ぶチャンスなので、親は一歩引いた冷静な気持ちで対処できるように努めましょう。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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コバヤシ トモコ コバヤシ トモコ  奈良県出身/フリーライター/週末釣り部/海と釣りが好き/ 優しいダンナ君と優しい中学生の双子男子のステップファミリー