2018年11月13日 公開

サンドイッチの具・人気ベスト5「子どもがもりもり食べるレシピ」

手づかみで食べられて、栄養もしっかり摂れるサンドイッチは離乳食・幼児食としても便利です。子どもから人気が高いサンドイッチの具には、どのようなものがあるのでしょうか。子どもが喜ぶサンドイッチの具ベスト5と簡単レシピ、食欲アップのコツのご紹介です。

手づかみで食べられて、栄養もしっかり摂れるサンドイッチは離乳食・幼児食としても便利です。子どもから人気が高いサンドイッチの具には、どのようなものがあるのでしょうか。子どもが喜ぶサンドイッチの具ベスト5と簡単レシピ、食欲アップのコツのご紹介です。

サンドイッチに適した「食べやすい」パンとは?

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3歳児の平均最大口径(口を思いっきり空けた大きさ)は約3.9cm。ボリュームのある分厚いサンドイッチは、幼児には不向きです。また咀嚼・嚥下能力も未発達なので、固いパンもおすすめできません。

柔かい生地のサンドイッチ用パン・8or10枚切りの食パンの耳を落としたもの・小さめのロールパンなどが良いでしょう。子どもが手で持って簡単にかじりつける大きさと、厚みのサンドイッチを作ることで食欲もアップするはずです。

1.ハムチーズサンド

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ハムチーズサンドは定番中の定番ですね。ハムの塩気とクリーミーなチーズのコク、シンプルで飽きの来ない最強の組み合わせです。ハムとチーズだけを挟んだものでも、たんぱく質・カルシウム・炭水化物の主要栄養素が一気にとれます。

ハムチーズサンドの良いところは、いろいろな野菜と組み合わせられるところ。レタス・トマト・キュウリ・アボカド・千切りキャベツ・ソテー人参などを加えることで、おいしさも栄養価もグンとアップします。

人参嫌いな子におすすめ!ハムチーズサンド

【材料 2個分】
・サンドイッチ用パン 2枚
・ハム 1枚
・チーズ 1枚
・レタス 1枚
・人参 1/5本
・バター適量
・マヨネーズ 適量
・サラダ油 少々
・酢 少々
・塩 少々
・砂糖 少々

【作り方】
1.パンは軽くトーストすると、香ばしくなっておすすめです。
2.人参を千切りにして耐熱容器入れ、電子レンジ600wで30秒加熱します。
3.レタスを千切りにして、2の人参と合わせましょう。サラダ油・塩・酢・砂糖を少々加えてよく和えます。
4.パンにバター・マヨネーズを塗ったら、ハム・チーズ・3のレタス&人参をはさみます。
5.2等分または4等分に切り分けたら完成です。

2.たまごサンド

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ふわふわのパンと優しい味のたまごペーストの組み合わせは、いつ食べてもホッとできる味です。

マヨネーズ多め、コショウをしっかり効かせる、玉ねぎを入れる、ピクルスを入れるなど、味付け・アレンジの幅が広いたまごサンド。家庭によって個性がはっきり表れるサンドイッチの具でもあります。お子さまの好みに合わせてあげてくださいね。

甘さが嬉しい「玉ねぎ入り」たまごサンド

【材料 2個分】
・サンドイッチ用パン 2枚
・たまご 1個
・玉ねぎ 1/4個
・バター 適量
・マヨネーズ 適量
・塩 少々
・こしょう 少々

【作り方】
1.たまごは8~10分程度茹で、固茹でたまごにして殻をむいておきます。
2.玉ねぎをみじん切りにして耐熱容器入れてラップをかけ、電子レンジ600wで1分間加熱しましょう。
3.茹でたまごをフォークで細かくつぶします。
4.つぶした茹でたまごに2の玉ねぎを加え、マヨネーズで和えてください。
5.塩・コショウ少々で味を調えると、玉ねぎの甘さが引き立ちます。
※マヨネーズの塩気が強い場合はコショウのみ、あるいは何も加えなくても構いません。

6.パンにバターを塗り、5のたまごペーストをはさみます。
7.2等分または4等分に切り分けたら完成です。

3.フルーツサンド

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色とりどりのフルーツ、ふわふわの甘いクリーム。パン生地がスポンジケーキに思えてしまうようなフルーツサンドは、おやつとしても大人気。見た目も可愛らしく、まるでスイーツのようなサンドイッチです。

カフェ風カラフルフルーツサンド

【材料8個分】
・サンドイッチ用パン 8枚
・キウイ、いちご、オレンジ、パイナップル、黄桃、バナナなどお好みのフルーツ適量
・生クリーム 200ml
・砂糖 20g

※生クリーム・フルーツはしっかり冷蔵庫で冷やしておきましょう。特に生クリームはキンキンに冷やしておくことで泡立てが早くなります。

【作り方】
1.フルーツをカットします。このとき、あまり小さくカットしてしまうと水分が出て、見栄えもよくありません。2cm以下にならないようにカットするのがおすすめです。
2.キッチンペーパーを敷いたバットに並べ、余分な水分を取ります。
3.生クリームは砂糖を加え、ツノが立つくらいまでしっかり泡立てましょう。

4.パンに生クリームを塗り、フルーツをバランスよく並べます。
5.4にフルーツが隠れるくらいまで生クリームをのせてください。
6.上からパンを重ねてはさんだら、上から手で軽く押さえて安定させます。
7.ラップでくるみ冷蔵庫で2~3時間冷やしましょう。
8.2等分または4等分に切り分けます。カットするときは温めたナイフを使い、優しく前後にスライドさせると綺麗な断面になりますよ。

4.カツサンド

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濃厚な味とボリューム感、サクサクジューシーなカツサンドは子どもから大人まで大人気です。ソースの染みたパンが肉の旨みを引き立てる「ガッツリ系ごちそうサンド」。千切りキャベツ・さらし玉ねぎをはさんでもおいしいですね。

衣づけにひと工夫!時短で楽々カツサンド

【材料8個分】
・サンドイッチ用パン 8枚
・豚ヒレ肉 8枚(カツ用にカットしたもの)
・キャベツ 2枚
・たまご 1個
・薄力粉 70g
・水 80cc
・パン粉
・中濃ソース 適量
・マヨネーズ 適量
・塩 少々
・コショウ 少々

【作り方】
1.ヒレ肉をめん棒などで叩いて薄くします。
2.ヒレ肉に塩コショウを少々ふって下味をつけましょう。
3.たまご・薄力粉・水をよく混ぜて衣を作ります。
4.3にヒレ肉をくぐらせてからパン粉をつけてください。
5.180度の油で3,4分揚げて、しっかり油を切っておきます。

6.油を切るあいだに、キャベツを千切りにしましょう。
7.カツに中濃ソースを適量かけます。
8.パンにマヨネーズを塗りキャベツをのせ、その上にカツを。
9.パンを重ねてはさんだら、手で押さえてなじませます。
10.2等分または4等分に切り分けて完成です。

5.ツナマヨサンド

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おにぎりの具としても人気のツナマヨ。魚特有の臭みを抑え、旨みを引き出したツナ缶は魚嫌いなお子さまにもおすすめです。ツナ缶の油切りをしっかりすることで、さっぱりとした口当たりの良いツナペーストに仕上がります。

ちょっぴり和風テイストなツナサンド

【材料8個分】
・サンドイッチ用パン 8枚
・ツナ缶 1缶
・玉ねぎ 1/4個
・めんつゆ 小さじ1/2
・マヨネーズ 適量
・塩 少々
・コショウ 少々
・バター 適量

【作り方】
1.ツナ缶の油をしっかり切ります。切ったあと、さらにキッチンペーパーを敷いた容器に入れておくのも一案です。
2.玉ねぎをみじん切りにして、電子レンジ600Wで1分間加熱します。
3.ツナ・玉ねぎ・めんつゆ・マヨネーズを和えて、塩コショウで味を調えましょう。
4.パンにバターを塗りツナペーストをはさみます。
5.パンを重ねてはさんだら、手で押さえてなじませてください。
6.2等分または4等分に切り分けます。

サンドイッチをうまく切るコツ

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・作ったあとになじませてから切る
作ってすぐに切ってしまうとパンと具がはがれやすく、断面も汚くなってしまいます。上から手で押さえてパンと具をフィットさせたら、ラップできっちり包みましょう。そのまま15分程度おくと、パンと具がなじみ切りやすくなります。

・よく切れる刃物で優しくスライドさせて切る
できればパン切りナイフがベター。どの刃物を使うにせよ、よく切れるものを使います。

サンドイッチを切る際は、刃物をゆっくり前後にスライドさせましょう。上から押さえつけるようにしてしまうと、うまく切れません。なおサランラップに包んだままカットするのもおすすめ。刃先がぶれずきれいにカットできます。

子どもが食べやすくする方法

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・小さめにカットしてピックを刺す
サンドイッチ用のパンであれば、1/4~1/6程度の大きさに切り分けてピックを刺すと食べやすくなります。カラフルな可愛いピックを刺すことで子どもの食欲もアップしそうです。

・ロールサンド、オープンサンドにしてみる
くるくると巻いて小さめに切ったロールサンドは見た目も可愛く、つまみやすいので離乳食にもぴったりです。

パンを重ねず具が見えるオープンサンドは、パンの形を工夫すると子どものテンションもあがります。星・ハート型などのクッキー型でパンを型抜きして、具をのせるだけでOK。子どもと一緒に作っても楽しいでしょう。

サンドイッチは親子クッキングにも最適

塗る、のせる、混ぜる、重ねる……。サンドイッチを作る作業工程は、幼児にもできるものが多いです。火や刃物を使わない作業でも「料理をしている感」が味わえるので、2歳半くらいの子から一緒に作ることも可能です。

「調理の前には必ず手を洗う」「調理器具・食材・調味料にはそれぞれ名前がある」「料理が食卓にのぼるまでには手間がかかっている」など、サンドイッチ作りを体験することで、子どもはいろいろな知識を得られます。食材・調理についての興味も深まることでしょう。

安全・手軽に作れるサンドイッチは、親子クッキングデビューや食育の一環としてもおすすめです。

\ 手軽な親子のふれあい時間を提案中 /

この記事のライター

AOTANAOAO
AOTANAOAO

2015年よりライターと鞄・アパレル雑貨メーカーのWEBモデルの仕事をしています。Chiik!!では幼稚園入試、英語学童、インターナショナルスクール、親子で作れる知育玩具などの記事を執筆。 教育・健康・レジャー・ファッションなど、「日常生活がより豊かに楽しく送れる」ような情報記事を書いております。