2018年04月14日 公開

てるてる坊主の作り方は?必要な材料や正しい吊るし方を解説

遠足や運動会など、外での行事が増える季節には、親子でてるてる坊主を作る機会が多くなります。しかし意外と正しい作り方やその後の処分の仕方など、正確な知識を持っている方は少ないかもしれません。そこでてるてる坊主にまつわる疑問や正しい作り方などを紹介します。

遠足や運動会など、外での行事が増える季節には、親子でてるてる坊主を作る機会が多くなります。しかし意外と正しい作り方やその後の処分の仕方など、正確な知識を持っている方は少ないかもしれません。そこでてるてる坊主にまつわる疑問や正しい作り方などを紹介します。

てるてる坊主の正しい作り方は?

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てるてる坊主の作り方はシンプルで簡単。そのためわざわざ作り方を調べてから作るという方は少ないのではないでしょうか。でも見よう見まねで作ると、てるてる坊主がさかさまになってしまうことも。てるてる坊主は「さかさまにつるすと雨が降る」と言われており、これでは逆効果。

でも、ちょっとしたコツを覚えておくだけで、てるてる坊主がさかさまになることを防ぐことができます。

用意するもの

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・ティッシュペーパーや布など
てるてる坊主の胴体になります。

・綿、ラップ、丸めたティッシュなど
頭の部分に詰めます。できるだけ軽いものがおすすめです。

・油性マジック
顔を描きます。一説には、てるてる坊主の顔はのっぺらぼうが良いとされていますが、お子さまのお好みで選択してください。

・針と糸
つるすひもをつけるのに使います。

・輪ゴム
首の部分を縛ります。

作り方

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1.頭の部分になる綿やティッシュを丸め、セロハンテープでとめます。とめた部分に針で糸を通しておきましょう。糸のおしりは玉止めしておくことをお忘れなく。また、糸は2重にします(つるすための輪になるように)。

2.ティッシュなどの真ん中に頭となる綿を置き、ティッシュの真ん中に先ほどの針を刺して糸を通します。

3.首の部分に輪ゴムを巻きましょう。首の部分にリボンなどを巻くとさらにかわいくなります。

4.顔を描きたい方は顔を描きます。

てるてる坊主がさかさになる原因は、重心が頭の部分にあるため。でも頭のてっぺんから糸を出すことで、重心を気にせず作ってもさかさまになることを防ぐことができます。

頭のてっぺんから糸を出すことが難しいという場合は、頭を小さく、胴体を大きめに作るよう心がけましょう。

さかさまになってしまったときは?

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頭から糸を出す作り方で作った場合、さかさまになることはありません。ただし首にひもをつけるタイプだと、気をつけて作ってもさかさまになってしまうことも。特にお子さま一人で作った場合、さかさまになってしまうことはよくあります。

この場合は、2重に糸を通した針を首の部分から入れて頭のてっぺんから出し、つるす部分を頭のてっぺんに作り直してみてください。

つるす場所はどこがおすすめ?

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てるてる坊主は、つるす方角やつるす日にちにも決まりがあることをご存知でしょうか?これを守るとさらに効果がアップするかもしれません。

・前日につるす
「てるてるぼうずてるぼうず、あしたてんきにしておくれ」と、てるてる坊主の歌の歌詞にあります。この歌詞からもわかるように、てるてる坊主は晴れて欲しい日の前日につるすのがよしとされているようです。

・太陽がよく見える南側が吉
てるてる坊主は、太陽がよく見える南側の窓際や軒先につるすと効果があるといいます。

てるてる坊主の処分の仕方は?

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てるてる坊主の処分の仕方を気にしたことがあるという方は、少ないかもしれません。実はこれもしっかりと決められています。

・願いがかなったときは
1.顔を描いていないてるてる坊主を作った場合は、顔を描く
2.頭からお酒をかけて処分するか、燃やす

「ありがとうございました」という気持ちを込めて処分するようにしましょう。

・雨が降ってしまったときは
顔を描かずに燃やすor小箱などに入れて処分

このとき、「次は晴れますように」と思いを込めて処分します。

正しい作り方で、効果をアップ

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「今まで何となくてるてる坊主を作っていた」という方は多いかもしれません。実はてるてる坊主は、平安時代に中国から伝わったものだと言われていて、歴史も長いです。

昔ながらの風習には必ず意味があり、やり方も定められていることがほとんど。てるてる坊主を作るときには、お子さまと正しい知識を確認し、思いを込めて作ってみてはいかがでしょうか。大切な行事やお出かけ当日、きっと晴れてくれるはずです。

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この記事のライター