2018年01月20日 公開

お家でできる赤ちゃんの安全対策 ヒヤリハットを防ぐアイデア集

赤ちゃんが自分で動けるようになると、パパママはお部屋の安全対策が忙しくなりますよね。行動範囲も興味も広がり、気がつくと「危ない!」と叫んでいることも少なくないはず。今回は、筆者の経験も交えながら、お家でできる安全対策をご紹介します。

赤ちゃんが自分で動けるようになると、パパママはお部屋の安全対策が忙しくなりますよね。行動範囲も興味も広がり、気がつくと「危ない!」と叫んでいることも少なくないはず。今回は、筆者の経験も交えながら、お家でできる安全対策をご紹介します。

まずは基本!安全対策グッズで赤ちゃんを守る

 (79392)

VPales / Shutterstock.com
「安全対策」と聞いて、最初に思い浮かぶのが「ベビーガード」や「コーナーガード」などの安全対策グッズを使うことではないでしょうか。

まずは、安全対策の基本として取り入れたい市販の対策グッズを紹介します。

1:コンセントキャップ

コンセントの穴は、赤ちゃんがついつい指を入れたくなる場所。コンセントの穴を塞いで、赤ちゃんを感電から守りましょう。また、コードが気になって引っ張るので、プラグが抜けるのも危険!コンセント全体を覆うカバーも販売されているので、組み合わせるとより安心です。

2:コーナーガード

家具の角や縁に取り付け、ぶつかったときの衝撃を和らげるアイテム。わが家では、赤ちゃんを守れるだけでなく、大人が足をぶつけたときの痛みも軽くなったと好評でした。

3:ドアストッパー・ドアロック

指先が器用になると、引き出しやドアは赤ちゃんの格好の遊び場。指を挟んだり、中の物を触ったりするのを防ぐため、ドアにロックを掛けて開かないようにするグッズです。地震対策にもなるので、上手に取り入れたいです。

4:ベビーサークル・ベビーゲート

ハイハイやつかまり立ちができるようになると、赤ちゃんは家中を探検!台所で料理中の足元に来てケガをしたり、階段から落ちたりしないように、危険な場所の周りに取り付けたいアイテムです。

安全対策はいつから?

安全対策グッズは、ハイハイやつかまり立ちができる前の段階で、先回りして準備しておくと、心に余裕が生まれるのではと思います。

ただ、安全対策グッズを取り入れたからといって、完全に危険が防げるわけではありません。「ええ、そんなことする!?」とパパママも予想外の動きをするのは、赤ちゃんの得意技です。赤ちゃんの目線でおうちの中を見渡して、安全に遊べる環境を整えてあげましょう。

添い寝でヒヤッ!改めて考えた寝室の安全対策

 (79398)

BaLL LunLa / Shutterstock.com
わが家では、最初ベビーベッドで寝ていた赤ちゃんですが、月齢が上がるにつれて大人のベッドで添い寝をするようになりました。先に寝かせた後、様子を見に行くと……ベッドの端っこに動いている赤ちゃん!熟睡しているからと気を抜いていましたが、もし落ちてしまったら…と考えると冷や汗モノでした。

同じ体験をしたママ友も少なくなく、
・ベビーベッドで寝かせるようにした
・ベッドは使わず、床に布団を敷いて寝ている
・ベッドの周りに、使わない布団などを敷き詰めた
などの対策を教えてもらいました。

夫と話し合った結果、わが家は「ベッドを手放し、マットレスで床に寝る」ことを選択。毎日の布団の上げ下ろしやカビが不安ではありましたが、軽くて折りたたみできるマットレスにしたので、ストレスはゼロ!安心して眠れるようになりました。

ベッドガードは1歳6カ月から

 (79405)

Natalia Deriabina / Shutterstock.com
「ベッドガードをつければ大丈夫では?」と思われる方もいるかもしれません。しかし、まだ自分で上手に動けない、低月齢の赤ちゃんには向いていないグッズです。ベッドガードとマットレスに挟まれて、赤ちゃんが亡くなる事故も発生しています。

消費者庁も、「できるだけベビーベッドに寝かせ、ベッドガードの使用は生後18カ月以降に」と呼びかけているので、注意してくださいね。

散らかったローテーブルの生んだ悲劇

 (79406)

mama88 / Shutterstock.com
わが家で、ねんねの時期に起きたヒヤリ体験。寝返りもつかまり立ちもまだまだだから……とローテーブルの上に、無造作に雑誌やリモコンを置いておいたところ、ちょっとはみ出た角が気になったのか、腕を伸ばして引っ張り落としてしまったのです!

雑貨は子どもの顔面に落下。ケガこそなかったものの、親の不注意で痛い思いをさせてしまいました。

ほんの僅かな出っ張りでも、赤ちゃんには興味の対象。まだねんねの時期だからと油断していたことを反省しました。このことがあってからは、ローテーブルの上は常にまっさらにしています。また、手の届く高さにあるのれんなども、引っ張って落としてしまわないように撤去したり、高さを変えたりしました。

危うく外に!意外と見落としがちな窓際の安全対策

photo by author (79371)

via photo by author
ずりずりと動くようになった赤ちゃんが、いつの間にか窓際にいてビックリ。カーテンの裾やサッシが気になったらしく、しきりに触っていました。窓のサッシはあまり衛生的ではありませんし、指を挟んだりしたら大変です。

ちょうど冬だったこともあって、わが家では冷気を防止する用のパネルを設置しました。サッシからも守れ、家も暖かく、一石二鳥です。

また、洗濯物を取り入れる時に窓を開けたままにしていたら、腕がはみ出ていてヒヤッとしたこともありました。もう少し動けていたら、外に出ていたかも……。もしかすると、親が締め出しに遭う可能性もあります。これ以降、窓を開けたまま家事をしない(洗濯物は室内で干して外に出すだけ、取り込む時は一気に取り込む)ことを習慣づけています。

家具への対策に加え、赤ちゃん自身にクッションを付ける

 (79407)

zhu difeng / Shutterstock.com
家具の角にクッションでガードを付けていても、動き回っては頭をぶつけて泣くこともしばしば。ご機嫌に遊んでいた次の瞬間、自分で手にしたおもちゃを頭に落として泣いていることもありました。

一度は、落とした絵本の角でおでこに傷ができてしまい、大後悔。筆者の子どもは薄毛だったこともあり、ちょっとした衝撃でかすり傷ができてしまうのです。

そこでママ友に教えてもらったのが、「室内で、赤ちゃんに帽子をかぶせておく」という安全対策。多少は衝撃から守ってあげることができます。

また、つかまり立ちを始めた時には、後ろに倒れる衝撃から守るための「クッションリュック」というものも販売されているので、これもぜひ利用したいと考えています。

赤ちゃん目線でおうちを見渡し、安全なスペースを作ろう

 (79391)

beeboys / Shutterstock.com
家の中で安心して思い切り遊べるように、環境を整えてあげるのはパパママの役割ですよね。家の中でしっかり安全対策を行うことで、「危なくないよう、ずっと見ておかなくては!」というパパママの緊張感も和らぐのではないでしょうか。

ただ、どんなにパパママが気を配っても、赤ちゃんは予想外のことをするものです。毎日試行錯誤を繰り返しながら、過ごしやすいスペースを作ってあげてくださいね。

\ 手軽な親子のふれあい時間を提案中 /

この記事のライター