5月初旬に見ごろを迎える代表的な花に、藤の花があります。美しく幻想的な藤の花を見に家族で出かけてみませんか。今回は関西でおすすめの藤の名所をご紹介します。名所ごとに藤の花の特徴も異なりますので、行きやすい場所や好みの藤を選んで出かけてみてください。
500mの藤棚が圧巻!「白井大町藤公園」
藤の花が開花する5月になると、紫、白、ピンクなど多くの品種を見ることができます。藤の木はボランティアの方が接ぎ木して大切に育てたもので、最長1m45cmのものもあり大変立派です。藤棚の総延長は500m、棚の幅は4mと山陰随一の規模を誇ります。
公園内には、地区民で作った直径5mの水車と水車小屋があり、あたたかい田舎の風景を楽しむことができます。
5月にはこいのぼりも飾られ、風にそよぐ藤の花とこいのぼりが泳ぐ姿、山の緑がマッチした雄大な風景を見ることができますよ。
4月下旬~5月中旬
【営業時間】
午前9:00~午後6:00
【入場料】
中学生以上500円 小学生以下無料
【所在地】
白井大町藤公園
兵庫県朝来市和田山町白井1008
【アクセス】
・JR山陰本線・JR播但線 和田山駅からタクシー
・駐車場 無料
樹齢2000年!自生の藤が見事「才ノ神の藤公園」
5月上旬には「才ノ神の藤まつり」が開催され、子どもも楽しめる子供奉納相撲や和太鼓演奏、地物の特産品が買えるバザーなどもあります。才ノ神は旅の安全を守る道祖神で、安産の神様としても親しまれています。
5月上旬~5月中旬
【入場料】
無料
【所在地】
才ノ神の藤公園
京都府福知山市大江町南有路
【アクセス】
・京都丹後鉄道宮福線大江駅から市バス 南有路 約15分
・駐車場 無料
20種200本の藤を楽しめる「春日大社 萬葉植物園」
園内の随所に生えている藤の木は古くから自生していたもので、藤原氏ゆかりの藤ともいわれています。なかでも「砂ずりの藤」は名木として知られています。早咲きから遅咲きの品種まであるため、4月下旬から5月上旬まで楽しめます。ゴールデンウィーク中に見ごろを迎えることから、多くの方が観光に訪れています。
4月下旬~5月上旬
【営業時間】
3月~11月 午前9:00~午後5:00(入園は午後4:30まで)
12月~2月 午前9:00~午後4:30(入園は午後4:00まで)
【入場料】
大人500円 子ども250円
【所在地】
春日大社 萬葉植物園
奈良県奈良市春日野町160
【アクセス】
・JR大和路線・近鉄奈良線奈良駅からバス 春日大社本殿 徒歩すぐ
・近鉄奈良線奈良駅から徒歩25分
・駐車場 1,000円
5色にライトアップする藤の花が絶景「白毫寺」
毎年5月には、白毫寺九尺藤まつりが開催され、写真コンテストも開かれています。イベント中の夜間ライトアップも見どころのひとつで、LEDライトにより5色に彩られます。ライトアップの時間は午後6時30~午後9時までで、午後7時以降に見るのがおすすめです。
境内には孔雀もいます。毒蛇を食べることから仏教の守護神ともいわれており、参拝者を迎えてくれます。まつり期間中には地元のグルメも登場します。藤の花を見ながらのお弁当は格別でしょう。
5月初旬~5月中旬
【営業時間】
午前8:00~午後5:00 (ライトアップ期間は 21:00まで)
【入場料】
拝観料 300円
【所在地】
白毫寺
兵庫県丹波市市島町白毫寺709
【アクセス】
・JR福知山線市島駅からタクシーで10分
・舞鶴自動車道春日I・Cから車で10分
・駐車場 無料