年間行事のなかの一つで毎年の事だからと何気なく行なっている人も、実はあまり何のためか考えたことがなかったり……な七夕ですが、実は子どもの成長を祝う節句の一つ!去年までとは違うお願いを書いてみたり、日本だけじゃない海外の七夕情報も一緒にお教えします!
七夕の歴史
日本の七夕は平安時代に中国から伝わり、布を神様に捧げる「棚機(たなばた)」という日本の風習が合わさりできたといわれています。
一般の人が七夕を楽しむようになったのは江戸時代の頃からで野菜や果物をお供えしてお願いをしていました。
七夕って何をお願いするの?
七夕は子どもの成長を祝う、ひな祭りや子どもの日などと同じで節句の一つになります。
今は欲しいものを書いたりすることもありますが、大きくなったら…など将来の事を書いた方がよさそうですね!
また現代ではさまざまな短冊がありますが、短冊は五色の短冊といわれ青、赤、黄、白、紫の5色を使っていました。
青く生命力が高く、上にまっすぐ伸びるので彦星と織姫に願いを届けてもらえると考え笹の葉に飾るようになりました。
海外の七夕事情は?
日本以外では中国、韓国、ベトナムなどのアジアでお祝いされていることが多いですがギリシャなどのヨーロッパでも日本と違う星伝説があります。
中国の七夕
また、彦星と織姫が会えるように七夕の夜にカササギが羽を合わせて橋を作るという言い伝えがあります。
韓国の七夕
昔は変わらぬ愛を伝えるために恋人同士でイチョウの種を贈りあう習慣があり、現代では恋人や家族でプレゼントを贈る習慣になっています。
日本では雨が降ると彦星と織姫が会えないと言われていますが、韓国では再会できた喜びの涙といわれています。
ギリシャの七夕
その妖精が毒蛇に噛まれて亡くなってしまいました。
青年は生き返させてほしいと大王にお願いに行き、「地上に出るまで後ろを振り向いてはいけない」という条件で生き返らせてあげる約束をしました。
しかし青年は地上の光が見えると、嬉しさのあまり妖精の顔を見ようと後ろを向いてしまいました。
その瞬間、妖精は元の道に吸い込まれ姿が見えなくなってしまったという、悲しいお話が残されています。
日本の有名七夕祭り
旧暦と新暦の差は1か月あります。なので8月7日の七夕は「月遅れ」といわれています。
その名残で有名な仙台七夕祭りは8月7日にお祭りをしています。
仙台七夕祭り
現代行われている七夕祭りの原型は仙台七夕祭りからといわれています。
第一次世界大戦を機に徐々にお祝いはされなくなりましたが、昭和2年に仙台の商人たちが不景気を吹き飛ばすために復活させ、今のような盛大なお祭りになりました。
見どころはなんといっても、たくさんの七夕飾りです。
色とりどりの飾りが飾られていて1度は見に行ってみたいですね♪
七夕の日が晴れますように
家でなかなか笹を飾ることも少なってきましたが、お子さまに七夕の事を教えながら、願いを書いた短冊を笹に飾り楽しんでみて下さい♪