2017年02月07日 公開
親子で一緒に声を出して読みたい!繰り返す言葉が楽しい絵本4選
いつもは大人が読んで聞かせる絵本も、親子で一緒に声を出して読めるところがあると、また違った楽しみ方ができます。簡単なフレーズが繰り返し出てきて、小さなお子さまでも参加できる絵本を集めました。ストーリーの展開もわかりやすく、ほんわかするものばかりです。
いつもは大人が読んで聞かせる絵本も、親子で一緒に声を出して読めるところがあると、また違った楽しみ方ができます。簡単なフレーズが繰り返し出てきて、小さなお子さまでも参加できる絵本を集めました。ストーリーの展開もわかりやすく、ほんわかするものばかりです。
繰り返しの言葉が出てくる絵本のよさとは?
簡単で耳に残るフレーズが繰り返して何度も出てくる絵本は、子どもにとって親しみやすく、お気に入りの1冊になるのではないかと思います。
まだ文字が読めなくても、タイミングをあわせて一緒に声を出せば、お子さまが主体的に読書を楽しめるだけでなく、日常生活や遊びの表現を豊かにしてくれる教材にもなります。
言葉が出てくるようになった頃から楽しめる、おすすめの4冊をご紹介します。
「いないいないばあ」
タイトル:いないいないばあ
著者:松谷みよこ(文)、瀬川 康男(絵)
出版社:童心社
はじめての絵本としても人気の『いないいないばあ』。「いないいないばあ~」というフレーズがいろいろな動物で展開されていきます。お子さまがこの言葉をまねして、「ばあ~」や「ないないばあ~」と絵本に合わせて声を出したり、どこかに隠れたり手を使って「いないいないばあ」をやりはじめたという方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
「がたん ごとん がたん ごとん」
タイトル:がたん ごとん がたん ごとん
著者:安西 水丸
出版社:福音館書店
このお話は、最後のシーン以外「がたん ごとん」と「のせてくださーい」というたった2つの言葉で構成されています。1度読んだら内容もフレーズもぱっと頭に入ってしまうほどのシンプルさなので、お子さまと一緒に読みはじめるのにおすすめの1冊です。最初は「せーの」で「がたん ごとん」と一緒に読んでみてください。だんだん慣れてきたら親子で「がたん ごとん」と「のせてくださーい」を分担してみるのも面白いですよ。掛け合いがとても心地よく、お子さまも達成感を感じやすいと思います。日々の電車遊びにも応用できそうですね。
「おおきなかぶ」
タイトル:おおきなかぶ
著者:A.トルストイ(文)、佐藤 忠良(絵)、内田 莉莎子(翻訳)
出版社:福音館書店
「うんとこしょ、どっこいしょ」でおなじみのロシア民話『おおきなかぶ』。おじいさんが家族の助けを借りながら、とっても大きく育ったかぶを引っこ抜くというストーリーです。おばあさん、まご、どうぶつたち……と増えていく様子がとてもわかりやすくほほえましいお話ですよね。
ぜひ、「うんとこしょ、どっこいしょ」の部分をお子さまと一緒に声に出して読んでみてください。日常生活でも何かを引っ張るとき、重いものを持つときなど、自然と使うようになるかもしれません。また、タオルやぬいぐるみなどを使って、絵本の内容をごっこ遊びにするのもおすすめです。
「もりのおふろ」
タイトル:もりのおふろ
著者:西村 敏雄
出版社:福音館書店
最後にご紹介するのは「ごしごし しゅっしゅ」というフレーズが繰り返し出てくる『もりのおふろ』です。森にある大きなお風呂に、いろいろな動物が順番にやってきます。そのたびにみんなで背中を洗いながら言うのが、「ごしごし しゅっしゅ」というかけ声。
実際にお風呂で、このかけ声を使ってみるとリズムがあって面白いですし、ご自宅にある箱や入れ物をお風呂に見立てて、人形やぬいぐるみを集めて物語を再現しても楽しめるでしょう。
最初にキーフレーズを練習してから読み始めるのがコツ!
はじめての絵本の場合は、繰り返し出てくる言葉をあらかじめ練習をしておくとスムーズです。「せーの」と合図したら一緒に言ってね、と事前に伝えると、我が家の子どもたちも張り切って参加してくれます。心地よいフレーズを、ぜひお子さまと一緒に楽しんでみてくださいね。