「どこか楽しいところに連れて行って!」と子どもからお願いされるたびに、お出かけ先をどうしようか悩んでしまいませんか?
テーマパークで過ごす休日ももちろん楽しいですが、お出かけ先を決めるのに季節や天候、それに費用も気になりますよね。
そこでおすすめしたいのが工場見学!コロナ禍では見学が制限される工場もありましたが、ようやくほぼ通常通りに見学や体験ができるようになってきました。
子どもだけでなく親も一緒に楽しめる関西エリアのおすすめの工場見学を5か所お伝えします!
子どもと関東エリアで学べる・食べる・遊べる工場見学をご紹介!
工場見学のメリット
工場見学に出かけるメリットはいくつかありますが、「どうやって作られてるのだろう?」と知的好奇心を掻き立てられるのが、一番大きなメリットです。
普段何気なく目にしている製品が開発された背景や、企業の熱い思いなどを知ることができるので、さらに興味が高まることもあるでしょう。
筆者も子連れでいくつか行ったことがありますが、どの企業も「どの世代にも知ってもらいたい!」という思いから、子どもにも分かりやすい説明や展示があったり、手作り体験ができたりと親子で楽しめる見学施設が多いです。
さらに嬉しいことに、費用がお手頃もしくは無料なんです!しかも試食や試飲ができたり、お土産がもらえたりとお得感抜群。
家族でテーマパークやレジャー施設に出かけると、どうしても費用がかさみがちですが、お財布にやさしいお出かけスポットとしても工場見学はおすすめです。室内での見学なので、天候や季節も関係なくお出かけを楽しめるのも嬉しいポイントです。
工場見学の注意点
親子で楽しめる工場見学ですが、事前予約が必要なケースも。工場によっては、人気がありすぎてなかなか予約が取りにくいところもあるので、必ず事前に公式HP等をチェックしてから出かけましょう。
また、体験内容によっては年齢制限がある場合もあるので、事前に確認しておくと安心です。
関西エリアにある親子で見学や体験を楽しめる工場
早速、関西エリア内のおすすめの見学先を5か所紹介します。どこも日本を代表する有名な企業なので、大人も子どもも「製品を知ってる!食べたことある!」という声が聞こえてきそうなところを集めました。
キリンビール神戸
ご存知「一番搾り」を手掛けるビールメーカー。ビールづくりの歴史や企業努力を知ることができます。
ビールが日本に伝わったといわれる、高度経済成長期を垣間見ることができるVTRの視聴から始まり、一番搾りに使われているホップの香りを確かめたり、アルコールを含む前のものを試飲したりと、ビールのおいしさの秘密を楽しく学ぶことができます。お父さんやお母さんがおいしくビールを楽しむ理由も分かるかもしれませんね。
工場稼働日であれば、実際にビールが作られている製造ラインを見学することもできます。(休業日は映像にて視聴可能)
見学の後には、ドライバー以外の大人はできたてのビールの試飲のお楽しみの時間も!子ども用のソフトドリンクとお菓子の用意もあるので、家族みんなで楽しめますよ。
神戸工場の他にも、北海道、仙台、取手、横浜、名古屋、滋賀、岡山、福岡の各地の工場でも見学が可能なので、お近くにお住まいの方はぜひチェックしてみてください。
施設名 | キリンビール神戸工場 |
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住所 | 兵庫県神戸市帰宅赤松台2-1-1 |
アクセス | 神戸電鉄またはJR三田駅、神戸電鉄フラワータウン駅から無料送迎バスあり |
営業時間 | 9:00~16:30 |
休業日 | 月曜日(祝日の場合は営業、次の平日が休館)、設備点検日、年末年始 |
入館料 | 大人500円、小人無料 |
公式HP | https://www.kirin.co.jp/experience/factory/kobe/ |
カップヌードルミュージアム大阪池田
世界初のインスタントラーメンであるチキンラーメンを生み出し、後にカップヌードルを発明した日清食品創業者の安藤百福氏の発明記念館。
日本で生まれたインスタントラーメンは、今や、全世界で1年間に約1,000億食も食べられている世界食にまで成長しました。その開発の背景や、安藤氏のただならぬ情熱と努力、日清食品の歴史を知ることができます。
オリジナルのカップヌードルが作れる「マイカップヌードル」は、当日受付で気軽に体験可能。年齢制限もなく幼児でも楽しめるので、記念に世界で一つだけのカップヌードルを作ってみてはいかがでしょうか。
2階のチキンラーメンファクトリーでは、小麦粉をこねる行程からチキンラーメンの手作り体験が楽しめます。(未就学児は体験不可)
入場およびマイカップヌードル体験の予約は不要ですが、チキンラーメンファクトリーの体験には、公式HPから事前予約が必要です。
施設名 | カップヌードルミュージアム大阪池田 |
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住所 | 大阪府池田市万寿美町8-25 |
アクセス | 阪急宝塚線 池田駅より徒歩5分 |
営業時間 | 9:30~16:30( 入館は15:30まで) |
休業日 | 火曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始 |
入場料 | 無料※マイカップヌードルファクトリー1食500円、チキンラーメンファクトリー小学生600円、中学生以上1000円の体験料は別途必要 |
公式HP | https://www.cupnoodles-museum.jp/ja/osaka_ikeda/ |
ミスドミュージアム
今でこそ様々なドーナツショップがありますが、老舗といえばやっぱりミスタードーナツ!
日本で大阪だけにしかないミスドミュージアムは、1970年に創業した同社の歴史や、おいしさの秘密を楽しく知ることができる体験型施設。1号店の箕面ショップをはじめ、これまでに開店した全2000店舗以上のパネルは圧巻の迫力です。
手作り体験ができるミスドキッチンは、生地のばしの行程からオリジナルのドーナツが作れるとあって大人気なんです。(公式HPからの完全予約制、未就学児は体験不可)
ドーナツボールトッピングは、予約なしの当日受付でもオリジナルドーナツが作れます。自分好みのトッピングでオリジナルドーナツが作れますよ。こちらは、未就学児でも体験可能です。
2階にはお掃除館もあり、楽しくゲームをしながらお掃除の大切さや歴史が学べます。
施設名 | ミスドミュージアム |
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住所 | 大阪府吹田市茅野町5-32 |
アクセス | 大阪メトロ御堂筋線または北大阪急行 江坂駅より徒歩10分 |
営業時間 | 10:00~16:00 |
休業日 | 月曜日(祝日の場合は翌日)年末年始 |
入場料 | 無料 ※ミスドキッチン1人600円、ドーナツボールトッピング200円の体験料は別途必要 |
公式HP | http://www.duskin-museum.jp/misudo_museum/ |
グリコピア神戸
1922年の創業から、日本を代表とするお菓子メーカーとして愛されている江崎グリコ。
ポッキー、プリッツ、ビスコなど、同社を代表するお菓子を一度は食べたことがある人が多いのではないでしょうか。
また、大阪道頓堀の巨大看板「グリコサイン」は、今も昔もまるで大阪のシンボル的な存在であり、大阪を代表する企業の1つです。
そんな江崎グリコの工場見学用の施設「グリコピア神戸」が、2018年の開館30周年を機に大幅リニューアルを迎えました。
グリコピア神戸では、ポッキーやプリッツの製造工程の見学や、デジタルスクリーンでのオリジナルのお菓子づくり(実際には食べられません)ができるほか、手づくりビスコ体験が楽しめます。手づくりビスコ体験の推奨年齢は小学生以上で、3歳未満は入室ができないのでご注意ください。
手づくりビスコ体験は神戸限定ですが、手づくりアイス体験ができるグリコピア千葉や、デコポッキー体験ができるグリコピアイースト(埼玉)も要チェックです!
※いずれの施設も見学には予約が必要です。
施設名 | グリコピア神戸 |
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住所 | 兵庫県神戸市西区高塚台7丁目1番 |
アクセス | 神戸市営地下鉄 西新中央駅よりバス高塚台1丁目下車徒歩1分 |
営業時間 | 9:30~16:30 |
休業日 | 金曜日(不定期的に開館している場合あり)年末年始、お盆、メンテナンス日 |
入場料 | 無料 ※手づくりビスコ体験は、2名1組1セット1,500円が別途必要 |
公式HP | https://www.glico.com/jp/enjoy/experience/glicopia/kobe/ |
キューピーマヨネーズ
マヨネーズやドレッシングの国内トップのシェアを誇るキューピーマヨネーズ。「工場は家庭の台所の延長」の考えから、工場見学は1961年から続いており「オープンキッチン」の名称で親しまれています。
マヨネーズやドレッシングの作り方や野菜についての動画視聴の後は、マヨネーズかドレッシングの生産ラインの見学ができます。
見学の後は、数種類のマヨネーズやドレッシングの試食タイムも!楽しく学んだ後なら、苦手な野菜もおいしく食べられるかもしれませんね。
神戸工場の他にも、茨城五霞工場、佐賀県鳥栖工場でもオープンキッチンを実施しており、東京にはオープンキッチン専用の「マヨテラス」があります。 見学は小学生以上を対象としているため、未就学児は保護者の同伴が必要です。また、いずれの施設も完全予約制のため、事前予約が必要です。
施設名 | キューピーマヨネーズ神戸工場 |
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住所 | 兵庫県神戸市東灘区深江浜町27-1 |
アクセス | JR甲南山手駅または阪神深江駅からバス深江浜西 |
営業時間 | 10:00~11:30、13:30~15:00 |
休業日 | 土日祝等 |
入場料 | 無料 |
公式HP | https://www.kewpie.co.jp/entertainment/openkitchen/kobe/ |
工場見学には意外な楽しみ方も!
今回ご紹介したのは、関西の一部ですが、全国には多くの見学や体験ができる施設があります。
製品への理解を深められることはもちろんですが、一つの製品が世に出るまでには、技術力はもちろん、たゆまぬ研究への努力が必要不可欠だということを垣間見ることができます。
普段何気なく目にしている製品に、そういった隠れたドラマがあるのを知れることが工場見学の大きな魅力です。
また、興味関心が広がることで、子どもの学習への姿勢や将来の仕事選びにも影響があるかもしれません。
お近くに見学ができる工場がない場合は、オンライン見学ができる企業もあるので、お気に入りの製品をつくる企業のホームページをチェックしてみるのもおすすめです。
工場限定の商品を購入できたり、お土産の配布がある工場もあるので、きっと親子ともにお出かけが楽しめるはずですよ。
※記事内でご紹介した情報は、2023年7月時点の内容です。