2023年05月30日 公開

画用紙と両面テープで!絵が変わる「 しましまカード工作」

主な材料は画用紙と両面テープだけ!動かすと絵が変化するおもしろいペーパークラフトをつくってみませんか?知育おもちゃとして利用したり、絵と文字が入れ替わるメッセージカードとして使うこともできますよ。手順も材料もとってもシンプル!ぜひお子さまと一緒にトライしてみてください。

 

中の紙を出し入れして動かすと、絵が変わるカード型のペーパークラフトを作ってみませんか?

一度黒い枠を作ってしまえば、中の絵を入れ替えて、いろいろな絵柄を楽しむことができます。今回はアイスキャンディーの絵が変化する例で作ってみました。

絵柄を工夫すれば、季節や行事をテーマにした工作として利用したり、メッセージカードとしても使えますよ。

紙を出し入れすると絵が変わる!

今回はお子さまの手でも持ちやすいように、全体がA5サイズに収まる作りです。黒い枠から飛び出した部分の紙を指でつまんで、枠一つ分だけ上下に出し入れすると、2種類の絵がパッと入れ替わるように見える、面白い工作です。

縦向き・横向きのどちらでも作って遊べますが、今回は縦向きで作ってみます。

中に書くイラストは「場面A→場面B」のように、2つの場面が関連するものがわかりやすいかもしれません。たとえば「バースデーケーキの絵で、ローソクの火がついたものと消えたあと」「花のつぼみと花が咲いた後」のようなイメージです。2枚絵を描くのが難しければ、「1枚目に誕生日ケーキの絵&2枚目に誕生日おめでとうのメッセージ」などでも良いでしょう。

2つの絵に繋がりや関係性があるもののアイデアを、お子さまと一緒にリストアップしてから作り始めると脳育にもなります。

それでは、材料と作り方の手順をご紹介しますね。

絵が変化するしましまカードの材料

材料

・A4サイズの黒い画用紙
・A4サイズの白い画用紙
・両面テープ
・カッター
・定規
・鉛筆やペン
・色塗り用のペンや色鉛筆など

黒い外枠の作りかた

A4サイズの黒い画用紙を半分に切ります。(A5サイズ2枚になります)

横向きに置いたら、上、左、下の外側から各1.4㎝のところに枠線をひきます。

次に、左の枠線のラインから右へ順に1.4㎝幅の縦線を13本ひきます。

線が引けたら、黒枠→空白と交互になるよう、下の写真のように7か所切り抜きます。

 

上、左、下の枠部分に、両面テープを貼ります。
(注意:右端の枠線には、両面テープを貼らないでください。ここから紙を出し入れします。)

両面テープの保護をはがし、一番最初の手順で半分に切っておいた、残りの黒い画用紙(A5サイズになっている)を裏面に貼ります。

これで、黒い外枠ができました!
(使いまわせるので、丈夫な画用紙で作ると長く遊びやすいです。)

中に入れる画用紙を用意

続いて、中に入れる画用紙(絵を描く部分に使う紙)を用意します。
まず、A4サイズを半分に切ってください。


A4サイズのままだと大きすぎて枠に入らないので、上下それぞれ1.4㎝のところに線をひき、その線に沿って端を切り離します。

その紙を黒枠の中にセットします。両面テープで貼っていない方から少しずつ中にいれます。

もし紙がなかなか入らない場合は、気持ち程度両端を切って、すこし幅を短くすると出し入れしやすくなります。(小さくしすぎると、紙を動かすときにぐらぐらして使いにくくなるので、切りすぎないように注意してください!)

2つの場面の絵を描こう

今回はアイスキャンディー(英語でIce lolly)をかじる前とかじった後という2場面で下書きしました。

絵を描くときの注意点として、黒いバーで隠れている部分までイラストの線や色が入っていかない&にじまないように気をつけて描くということが大切です。黒いバーの下まで絵がはみ出てしまうと、紙をスライドさせて絵を入れ替えたときに、もう1つの絵のラインや色が見えてしまい、見せたい絵柄が見にくくなってしまうからです。

あくまで、白い紙の見えている部分にだけ下書き&着色をするように、この部分だけは慎重に作業します。

色を塗ったり、メッセージを書く

今回は2場面ともに絵を描きました。同じアイスキャンディーというコンセプトなので、アイスキャンディーの大きさが2枚とも同じになるようにし、色の順番も合わせています。

このように、2つの絵の関連性を考えながらデザインすることで、工作を作りながら、アート感覚とできあがりを予測するスキルを伸ばすことができます。

黒い枠の色に負けないよう、薄い色よりも鮮やかな色の方が、できあがったあと見やすい工作になりますよ。

関連する2つの場面の絵が思いつかないときは、1枚目には絵を、2枚目には(枠線を利用して)メッセージを書くという方法でも作りやすいかもしれませんね。紙を上下させるたびに絵とメッセージが入れ替わるので、ユニークなカードで喜ばれること間違いなしです。

【完成】2枚の絵を入れ替えてみよう!

カードに着色&メッセージなどを書いたら、できあがりです。

白い画用紙の『上から飛び出している部分』をつまんで、上下に出し入れしてみましょう。
黒い枠線から絵がはみ出さないように、1.4㎝程度で上下に動かします。

絵を描いた中の画用紙を入れ替えれば、いろいろな絵柄で遊ぶことができます。親子やきょうだいで、それぞれの作品を作って、発表会をするのも楽しそうですね!

動画で動きを確認してみよう

 

動きや変化がある工作は、子どもウケが良いので、室内遊びやお友達へのプレゼントにもおすすめです。材料は画用紙と両面テープだけという気軽さも嬉しいですね!

今回の工作の動きを動画で確認できます。ぜひ作って遊んでみてくださいね☆

 

 

 

 

\ 手軽な親子のふれあい時間を提案中 /

この記事のライター

いしこがわ理恵
いしこがわ理恵

在英12年目ハンドメイド好きの2児の母。武蔵野美術大学卒業。現在は教育に携わる仕事の他に、日本にルーツのある子どもたちを対象とした日本語子ども会活動・児童文庫活動も行っています。興味の範囲が幅広いので、常にいろいろな方向にアンテナをはりつつ情報収集が日課です。ハッピー子育てに役立つ情報をみなさまにお届けできれば嬉しいです。Instagram @rie.ishikogawa