お日さまがぽかぽか暖かくなってきた季節。お散歩に繰り出せば、冬にはお目にかかれなかった草花がいっぱいです。春にちなんだ歌を歌って歩けば、春の景色がより一層楽しくなりますよ。今回は春の童謡を5つご紹介します。
春の童謡①春が来た
童謡 春が来た – YouTube
童謡・唱歌 春が来た ( 歌、 安藤八重子さん、他 ) 親から子へと受け継がれてきた、日本のお国の良い童謡を、 今の子供達が歌い継いで守ってくれることを願っております。
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言わずと知れた日本の童謡です。春が来たね、と話しながら歌いだせば、春の気持ちの良い空気の中、歩く道がさらにキラキラしたものに感じられるでしょう。春が来て、花が咲いて、鳥が鳴くという単純な歌詞ですが、春が来たら花を愛でて、鳥の鳴き声を観賞するという楽しみ方を教えてくれます。
春の童謡②春の小川
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◆K16. 4月春の小川(童謡・唱歌) – YouTube
リニューアル歌詞付き再UP
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春の小川周りの景色を朗らかに歌った童謡です。川辺やあぜ道を歩きながら歌うと雰囲気が出て気分が盛り上がるでしょう。歌詞にあるすみれやレンゲ、エビなどを探して回るのも一興です。また、この歌の歌詞は1942年と1947年の2回変更がされています。3つの歌詞を並べ比べてみると、子どもが昔の言葉に興味を示すきっかけになるかもしれませんね。
春の童謡③滝廉太郎の花
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【滝廉太郎】 花 – YouTube
春のうららの 隅田川 のぼりくだりの 船人が 櫂(かひ)のしづくも 花と散る ながめを何に たとふべき 見ずやあけぼの 露浴びて われにもの言ふ 桜木を 見ずや夕ぐれ 手をのべて われさしまねく 青柳(あおやぎ)を 錦おりなす 長堤(ちょうてい)に くるればのぼる おぼろ月 げに一刻も 千金の ながめを何に たとふべき
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ちょっと難しい旋律の歌を歌いたくなったら花がおすすめ。花に加えて、荒城の月や箱根八里などで有名な滝廉太郎の作曲した歌です。当時、質のいい日本の音楽がなかったので日本の音楽の発展のためにと作ったものと言われています。同様にありがちな単調な旋律ではなく、ところどころ変調が行われているので、これは歌えるかな、と子どもとどちらが上手に歌えるか競ってみるのも楽しいですよ。
春の童謡④ちょうちょう
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【♪うた】ちょうちょ – Choucho|♬ちょうちょ ちょうちょ なのはに とまれ♫【日本の童謡・唱歌 / Japanese Children's Song】
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ちょうちょうは、ドイツの古い童謡で欧米諸国に伝わってから日本に輸入されました。今の歌詞は、日本に入ってきた時、独自に付けられたもので、もともとは別れと成長の物語だったと言われています。蝶の羽化する季節の春にはぴったりですね。蝶をはじめ虫好きの子どもも多いと思います。一緒に蝶を探しながら歌って、暖かくなった春を楽しむのもいいですね。
そんなちょうちょうなどの童謡が26曲載っていて、楽譜がついている絵本があります。グランまま社から出版されている「うたえほん」です。ピアノがあるご家庭は、弾きながら子どもと歌うのも楽しいですよ。
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春の童謡⑤さくらさくら
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さくらさくら(童謡)【歌詞】Japanese song "Sakura Sakura"
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ゆっくりとしたテンポで落ち着いた雰囲気の「さくらさくら」。この歌はよくお箏で弾かれているのを耳にしますが、元はお箏の練習用に作られたものでした。桜の木の下でこの歌を歌えば、風に舞う桜の花びらと相まって、情緒的な情景をさらに美しく魅せてくれるでしょう。ぜひ、桜の下でお子さまと一緒に歌ってみてください。
桜といえばやはり春に咲く印象が強いですが、桜の木は1年通じてどのようになるのでしょう?そして、桜の花はなぜあんなにも美しいのか……そんな疑問に答えてくれる絵本がさくら(かがくのとも絵本)です。桜の咲く前に、一度読んでから咲き誇った桜を見に行くのもいいでしょう。
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登場する草花を探すのも楽しい
学校やイベントなとでよく聞く曲を中心に選曲してみました。長い間歌い継がれる曲は、メロディーや歌詞も美しく、何度聞いても飽きないですよね。散歩の途中、桜やすみれ、ちょうちょうなどを探していつもと違う道を歩いてみるのも楽しいですよ。